204 名前： ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日：2013/12/18(水) 00:43:07.36 ID:nhE6ELvCo
京太郎「♪君の耳 そっと手を当てるよ 傷つけるノイズ聞か……っと？」ﾋﾟﾀｯ
「うーん……ないなぁ……」ｷｮﾛｷｮﾛ
京太郎「あの子、確か……」
ﾃｸﾃｸ
京太郎「すいませーん」
「へ？ わっ、この前の……」
京太郎「やっぱり。あの時あそこにいた人だよな？」
車井さん「は、はい。私は車井百花です」
京太郎「俺は須賀京太郎。こないだはロクに挨拶も出来なかったから、改めてよろしくな」
車井さん「よろしく須賀くん……でいいのかな？ おっきいけど一年生だよね？」
京太郎「ああ。そっちこそ一年？」
車井さん「うんっ。一年同士よろしくね」ﾆｺｯ
209 名前： ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日：2013/12/18(水) 01:12:25.56 ID:nhE6ELvCo
京太郎「ところで、こんなコンビニの駐車場で何してるんだ？ 何かを探してるように見えたけど」
車井さん「あっ！ そうなの、先輩が落し物して困ってるんだよ」
京太郎「そりゃ大変だな。俺も探すの手伝おうか？」
車井さん「いいの？」
京太郎「もちろん。ここで会ったのも何かの縁だしな」
車井さん「わぁ、ありがとー！」
京太郎「んでその落し物ってのは？」
車井さん「えっとね、黒くて、細くて、グルグルしてて――」
……
…………
………………
車井さん「小走せんぱーい！ ドリル見つかりましたよー！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
小走先輩「本当か！？ でかしたぞ車井！」
車井さん「はい！ 駅の落し物コーナーに届けられてました」
小走先輩「そうだったのか……とにかく、県大会の前に見つかってよかった」ｶﾁｬｶﾁｬ
ｷﾞｭｨｨｨｰｰｰﾝ!!
小走先輩「うむ、やはりドリルがあると王者の貫禄が出るな！」
車井さん「一緒に探してくれた須賀くんに感謝しないといけませんね」
小走先輩「ん？ 須賀くんというのは？」
車井さん「友達です。小走先輩も会ったことありますよ？ ほら、例のジャージの子と一緒にいた金髪の――」
小走先輩「ずるい！！！！！」ｳﾜｰﾝ
車井さん「えぇー！？」
最終更新：2013年12月18日 13:39
