チャンピオンは衰退しました3

920 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/02(水) 22:06:49.78 ID:LuJ0Ixifo

淡「ダメだよテルー、金髪なんてやめた方がいいよ!」

照「どうして?」

淡「決まってるじゃん(テルだけに)! 金髪はバカで不真面目で空気が読めないからだよ!」

京太郎「初対面だから確証はないんだけど、多分それブーメランじゃね?」

照「淡。それ以上京ちゃんを悪く言ったら……」ゴッ

淡「ひっ……い、言ったら?」

照「……」

淡「……」

照「勉強」

淡「あー!」

照「勉強し」

淡「ぎにゃー!」

照「ベキョ」

淡「へうっ」

京太郎「なにこれ」

923 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/02(水) 22:38:25.28 ID:LuJ0Ixifo

照「阻止される前に勉強しろって言うゲーム」

京太郎「楽しいですか?」

照「割と」

淡「ムキー! 私は楽しくない!!」

誠子「まあまあ、落ち着きなって大星」

尭深「お茶でも飲んで……」

淡「ぶ~」ズズー

照「そうだ、チームメイトを紹介するね」

京太郎「あー、お願いします」

照「そっちの二人が誠子と尭深。二年生」

誠子「亦野誠子です。よろしく……宮永先輩の、彼氏さん?」

尭深「渋谷尭深……です。よろしくお願いします……」

京太郎「お先にご紹介に預かりました須賀京太郎です。一年なんで、もっと砕けた感じで構いませんよ」

誠子「一年!? じゃあ宮永先輩とは二つ違いなんだ……」

尭深「ますます意外……」ズズッ

924 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/02(水) 23:39:53.38 ID:LuJ0Ixifo

照「それで、こっちで拗ねてるのが淡。京ちゃんと同い年だよ」

淡「ふんっ! アンタみたいな男にお父さんと呼ばれる筋合いはないんだから!」

京太郎「呼ぶ筋合いもないんだけど」

照「最後に、あっちで固まってるのが菫。私と同じ三年生」

菫「……はっ!?」ビクッ

尭深「あ、復活……」

菫「ひッ、ひろしぇしゅみれだにゃ!///」

誠子「ありえないくらい噛んだ!?」

淡「菫先輩、「にゃ」ってどこから持ってきたの……?」ヒクワー

京太郎「えーと……須賀京太郎です。どうぞよろし――待てよ?」

照「どうしたの京ちゃん?」

京太郎「いや、今の二人の名前になんか聞き覚えが……」

照「淡と菫に?」

京太郎「淡……菫……ええ、間違いなくどこかで………………あっ!」

菫「ん?」

淡「へ?」





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           / イ | l{   { ∨/      '    }   ∧ :   :.   「例(※)のパンツが可愛い方と、セクシーな方の二人ですね!」
          ´  | {|从三三 /   三三三 /  /--、| ∧{      ※...【てるてる日和4】参照
                {从 |     ,            ムイ r 、 }} /} \
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                {               _,ノ
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「「!!?///」」

946 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/03(木) 21:55:19.15 ID:60OrRFwio

誠子「」

尭深「」

照「………………」

京太郎「あれ? 皆さんどうかしました?」

淡「なっ……なな、な、なぁっ///」プルプル

京太郎「な?」

淡「なんで知ってんの!?///」ズイッ

京太郎「うおっ!?」ビクッ

淡「ねえなんでなんでなんで!? もしかして見たの!? いつ!? 似合ってた!?///」

尭深「淡ちゃん落ち着いて……すごいこと訊いてるよ」

菫「ま、まさか透視……!? 彼には私のすべてが見えているとでもいうのか……!///」

誠子「弘世先輩も取り乱しすぎですってば!」

京太郎「……?」パチクリ

照「……京ちゃん」

京太郎「あ、はい?」

照「今日のは菫とお揃い」

京太郎「!?」

菫「!!?」

949 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/03(木) 22:19:26.74 ID:60OrRFwio

照「つまり私が下着を見せれば菫が見せたも同然……」ススス...

菫「や、やめろぉ!!///」ビビクンッ

京太郎「スカートから手を離してください!!」

淡「そうだよテルー! お嫁にいけなくなっちゃうよ!」

照「大丈夫。京ちゃんに貰ってもらうから」

菫「結婚を前提としたお付き合いなのか!?」

照「それに、下着姿なら前に一度見せてるし……」ポッ

淡「あわっ!?」

京太郎「いっ!?」

尭深「あ、今の二人の声を繋げると「あわい」になりますね……」

誠子「いや今そこはどうでもいいから! 宮永先輩、それ本当ですか!?」

照「本当。秋に長野に帰った時に」

京太郎「て、照さん? 人前でそういう話は――」



           -‐──‐-
       . ´          `ヽ、
      /
     /                 ,
   / /   /|    ト、        ′
 ∠._/   / i|    i \      〕
    〔  |/ 八〔\ .'   \   /
.     |∧ :| ┯:┯  V ┯:┯∧ /   j  「京ちゃんの赤ちゃんが欲しくて」
    ' ∧|  乂ノ     乂ノ   ∨、   |
.     /:Ⅴ         ""  ノ   |
    /::::入_           _  < / /| /
  /\ /∧ノ  へ ̄ ̄/  \リイ/ / 〔′
   ̄\\  r‐'   \/  //\ /
     \ヽーヽ └─ー/─'  \
      丶ー|   〉 〈   |  〈
           |  .〈∧/    !__/
           |        | |



京太郎「照さああああああああああんっ!!」

淡「テルーーーーーーーーーーーーーーー!!」

菫「照うううううわあああああああああああああああ!!」

953 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/03(木) 22:52:34.13 ID:60OrRFwio

誠子「あ、赤ちゃん!?」

尭深「種まき……」

照「でもダメだった。お母さんにガセネタ掴まされてた」

淡「え、ガセ?」

菫「どういうことだ照!」

照「エッチな格好で京ちゃんに抱き付けば赤ちゃんが出来るってお母さん言ってたのに、何も起きなかった」

菫「」

尭深「」

誠子「」

淡「」

京太郎「……」

照「……? エッチな格好で京ちゃ」

京太郎「照さん、聞こえなかった訳じゃないと思います」

照「?」テルーン

958 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/03(木) 23:17:46.97 ID:60OrRFwio

淡「テル、ちょっと」

照「なに?」

菫「いいから来い」

尭深「お勉強タイムです……」

誠子「ごめんね彼氏くん、宮永先輩借りるね」

京太郎「へ、あ、はい……はい?」

照「あーれー」ズルズル...

バタン

京太郎「行っちまった……部室に部外者一人って……」

……
…………
………………

京太郎「照さん遅いな……」ソワソワ

ガチャ

京太郎「!」

照「きょ、京ちゃん……///」カァー

京太郎「!?」

965 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/03(木) 23:50:00.47 ID:60OrRFwio

照「うぅ……///」モジモジ

京太郎「て、照さん? 顔赤いですよ、大丈――」スッ

照「だ、だめっ!」パシッ

京太郎「!?」

照「あ……ご、ごめん、なさい……///」

京太郎「い、いえ……」

京太郎「(……どういうことだ……?)」

京太郎「(照さんが、あの照さんが)」

京太郎「(顔を赤らめて俺に触られるのを拒むなんて)」

京太郎「(一体、どういうことなんだ――)」



菫「まさか同い年に性教育をする羽目になるとは……」

誠子「私と尭深なんて年上にですよ……何故か尭深はノリノリでしたけど」

淡「ま、まーあー? 淡ちゃんは高校100年生だし知ってたけどねっ!」

尭深「おしべとめしべの花びら大回転」ボソッ

淡「あわぁっ!?///」ボッ



京太郎「(――こういうことかよ!!)」

971 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/04(金) 00:33:52.40 ID:VKpq6cDpo

照「あの、京ちゃんっ」

京太郎「!」

照「あの……その……」

照「わ、私、えっと……」

照「京ちゃんに、あんなこと……///」プシューッ

京太郎「(やべえ、照さん超かわいい)」

照「ごめんね、そういうつもりじゃなかったんだけど……」プスプス

照「あ、ちが、そういうつもりではあったんだけど……」プスンッ

照「でも、京ちゃんとそういうことをするとかしたいとか、そういう……そう、いう……///」ピーガガガ...

京太郎「……ん!? 照さん煙! 頭から煙出てますよ!?」

照「あぅうぅぅ……///」モクモク

菫「いかん! 亦野、消火器!」

誠子「はい!」

菫「尭深は氷の用意!」

尭深「はい……」

淡「私は!?」

菫「電池をありったけ持ってこい!」

京太郎「なにこのチームワーク!? そして何故電池!?」

973 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/04(金) 01:00:18.75 ID:VKpq6cDpo

……
…………
………………

~宮永家~

照「はっ」パチッ

ムクリ

照「ここは……私の家……?」

照「部室にいたはずなのに……」

照「なのに家……部室じゃない……」

照「……」ピーガー

照「!」ピコーン

照「なんてことだ、ここは地球だったのか」テルーン

京太郎「……いやまあ、地球の上には違いありませんけど」

照「ひやあ」ビクー

京太郎「驚き方ヘタっすね!?」

975 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/04(金) 01:33:15.37 ID:VKpq6cDpo

照「京ちゃん……どうして私の家に」

京太郎「あー、やっぱり覚えてないんすね」

照「?」

京太郎「照さん、部室で倒れたんですよ」

照「あ」

京太郎「それで下着がセクシーな方……弘世さんでしたっけ? あの人に合鍵を借りて家まで運ばせてもらいました」

照「あー」

京太郎「流石に無断で部屋には入れなかったのでリビングのソファですけど……」ペッコリン

照「別によかったのに……でも、ありがとう」ペッコリン

京太郎「いえいえ。じゃあ俺は帰りますね」

照「どこに?」

京太郎「どこって家に……ってここ東京じゃねーか!?」

照「東京だよ」

京太郎「なんてことだ、ここは地球だったのか……」ガクッ

照「地球だよ」

978 名前:某月某日(EX)[saga] 投稿日:2014/04/04(金) 01:49:43.56 ID:VKpq6cDpo

京太郎「自分が誘拐されてたのすっかり忘れてました……」

照「うん。……どうする?」

京太郎「へ? どうするって……」

照「泊まってく?」

京太郎「な゛っ!?」

照「……」ジー

京太郎「と、泊まりって泊まりって泊まりって……泊まりっすか!?」

照「だめ?」

京太郎「流石にマズいかと……ほら、親御さんの許可とか」

照「それなら大丈夫」

京太郎「え、貰ってるんですか?」



照「お母さん、しばらく帰ってこないから」



京太郎「また大丈夫じゃないパターンだああああああああああ!!!」

【TO BE CONTINUED...?】
最終更新:2014年04月04日 21:34