MI4989_自律兵器群

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目次


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工場で規格化されて生産される兵器だったものが動物へと進化したものが多い。

Type1

Type1はヒトを指すことが多いが実際は中型自律制御型ロボットの総称。
稀にシュヴェシィナがこう呼ばれる。

所謂ρ次元群での「人間」とは生態系の頂点に立つ支配種たる最強の知性に与えられる称号のようなものである。
その一方でそこにおける「ヒト」とは主に知的生命体の総称。
幾度も繰り返される支配種シフトをめぐる戦いが続くρ次元群では「人間」を指す対象がころころ変わるので今の時代における「人間」がどれなのかは分からない。

Type1E

かつてはρ次元群ではなかった、あまり一般的ではない物理法則を基底とする世界に起源を持つ人類種群。その見た目からまとめてトガリミミ族と呼ばれている。
基底物理法則の違いが多い世界から来た人類種によく見られる特徴として元々居た世界では使えた能力を喪失する特徴を持っており、もともとどのような特徴があった人類種なのかは分からなくなっている。トガリミミ族も例外ではない。
共通するのは人間並みに頭が良い事と寿命が無いこと。それと奴隷商売がごく一般的に行われる経済圏で成り立つ文明か人工生殖で人口を調整しなくちゃならなくなった終わりを迎えつつある文明を持っている事。
そして暑い環境を好むというところ。
+ ...
トガリミミ(人類種)
Homo Elves Infernalismurusconditorem
Homo Elves Europaeus
平均身長174~175cm
木の葉のような尖った耳を持つヒト型人類種。
オオトガリミミが創り出した奴隷人類種であるものと自然界で発生したそれという二系統があるがどちらが先なのかは今や分からなくなってしまった。

オオトガリミミが創り出した奴隷人類種としてのトガリミミは学名の「Infernalismurusconditorem:地獄の壁を造る者」というとおり「ρ次元群から鉱物資源を採掘しながら壁を造り続け、荒れ狂う自然現象に耐え抜きつつ、鋼鉄の神々や火の悪魔達と戦い続ける」為の汎用防衛ロボット群……というよりは人造ノラ兵器群として設計されており、オオトガリミミにとって都合の良い家畜であり続ける為のものだった。
現在では「家畜」から「野生動物」へと進化を果たし、トガリミミ族の人工宇宙群の周りに出没するノラ兵器群の一種になった。

自然界で発生したトガリミミは既に絶滅しているとか、現在ではコトガリミミ族やトガリコミミ族と呼ばれてる奴らがそれだとか、ササミミ族に変化したとか、情報が交錯していてよく分からなくなっている。

オオトガリミミ
Homo Elves
平均身長195cm
木の葉のような尖った耳を持つヒト型人類種。オオと付く通りトガリミミよりも大型。
トガリミミ系の中では最悪な性格を持つと言われ、元々居た世界では支配的な人類種だった。その歴史を物語るかのように他のトガリミミ系人類からは蛇蝎のように嫌われ、しばしば排斥されては虐殺(駆除)されている。
トガリミミ系では珍しく寿命が存在しその平均寿命は800年を超え、長くて1200歳という。

元々居た世界では「魔術」に長ける人類種だったがオオトガリミミの間に伝わる「物理の混濁」と呼ばれる破滅的な大災害の後はただの最悪な人類種へと成り下がり、現在では先祖達が死に物狂いで作りまくった人工宇宙群の中でほそぼそと暮らしている。
しかし、ρ次元群の発生の発端となったらしい「物理の混濁」と呼ばれる自然現象は今も残っているどころか激しさを増しているのでその災害から人工宇宙群を保護する為の壁を作る材料を得る為、ρ次元群へ「我が道を行く物質」を採掘しに出向き続けている。

ササミミ
Homo Elves japonica
平均身長175cm
笹の葉のような長く尖った耳を持つヒト型人類種。ふざけた再生力を持つのが特徴。燃やされない限りは死なないくらいには再生力が強靭。
もともとはこんな特徴ではなかったのだが、戦争しか残らなくなったρ次元群で生き抜く為に増える時にあっという間に増える為にこんな生物になったらしい。
変身能力が存在するがササミミ達自身も忘れている事が多く、むしろオオトガリミミのほうがよく知っている。
オオトガリミミが言うにササミミは何でだかキノコやカビみたいな増え方というか生え方もするらしく、これを思い出せたササミミは延々と湧き続けてゲリラ戦を展開する事がしばしばあるらしい。

ふざけた再生力を持つからか文化的に命が軽いのが特徴で喧嘩で斬り合い、手足や頭を飛ばす事がよくあると言う。

Type2LittleBoy(チビ)

Type2LBは小型自律制御型ロボットの総称。
小人のようなロボットであるCND-1が代表的だが実際には小型人類種にも割り振られている。
+ 量産型とか
CND-1/Type2LittleBoy
身長38cm、基本重量11kg(鋼鉄製)
価格:
  G型   45Ag or   45,000UC
 M1型  200Ag or   200,000UC
 M2型  600Ag or   600,000UC
 M3型 12.06Au or 12,060,000UC
 M4型  1.6Au or  1,600,000UC
 M6型 12.06Au or 12,060,000UC
設定:
旧名称でCND-1と呼ばれているグループは汎用小型作業ロボの一群。Type2Workerとも呼ばれる。
民生型(G)と軍用型(M)の違いはプリインストールされているAI。構造自体の製造時間は短いがAIの製造時間は軍用型のほうが長くなる傾向にある。

軍用型は兵器の整備や運用を主とする。
軍用型の殆どは歩兵として使えるが軽すぎる重量が持てる武装を制限している。これはかつてのレーザー銃等の無反動武器の使用を前提としている為。
M2型はサイズの小ささ故に移動速度が遅かったM1型を改良する目的で電磁的浮遊装置を各部に取り付けられた型。現在ではM1型に拡張パーツが予め取り付けられている扱い。
M3型は量子通信機とそれを扱える強力な機関を積むことによって単体で量子通信が行える型。これも現在ではM1型に拡張パーツが予め取り付けられている扱い。
M4型は機械的な素材を防弾性能の高い鋼材とすることによってM2型を堅くしたもの。
M6型は可変式対装甲陸戦生体機動兵器波動速射砲を搭載している移動できるセントリーガンのようなもの。現在では廃止されている。

ノラ兵器群としては前線に出る事はほとんどなく、多くは工場や要塞を動かしている。

CND-2Pupant/Type2Pupant
全長(飛行時/着地時)160/60cm前後、全高(飛行時/着地時)35/108cm前後
仕様:
 投光器内蔵35mmεレーザー
 20mm水プラズマランチャー 4基
 超高速ブラシレス電気モーター 2基
設定:
通称プペント。
ヘリコプター型自律ドローンだったらしいがいつの間にか野生化している。というか野生のドローンを勝手に制式なロボとしてるだけかもしれないが。

Type2LB系では最大級のサイズ。
直径30cm前後のメインローターとダクテッドファンが内蔵された尾、レーザー測遠器とライトを内蔵したモノアイに見える複眼カメラアイが特徴的だ。
到底人型には見えないおどろおどろしげな昆虫とも呼べる見かけだが一応二足歩行する。
地面にいる時はメインローターを畳み、空中に居るときは手足を畳む。
細長い手足はクロスボウを腕だけで使いこなせるほどには力がある。

戦闘時には蒸気を噴くほど“体温”が上がる。蒸気から水プラズマ火球を生成して撃ち出してくることも。
赤外線スコープ越しだと物凄く熱そうに映り、実際の姿よりも大きく映る。
妙に戦闘能力が高く、もしかすると戦闘用ドローンなのかもしれない。
何気に肉弾戦を得意としている。性能的には飛行可能でHEATパンチが無いType15M。
見るからに姿形が違うがType2LBがベース。ややこしいのでもっぱら旧名称が使われてる。

似たような性質でクァッドコプター型のCND-2Qが居るが見た目の違い以外は一緒。
非常に多いというかむしろ圧倒的に多く一般的な亜種として非常に昆虫っぽい翼で羽ばたくCND-2Flyというのもいるがやっぱり見た目以外は一緒。

CND-2Bee/Type2Bee
価格:63Agもしくは63,000UC
仕様:
 可変式除虫誘導電子レーザー(頭部内蔵、口径0.1mmから6mmまで)
 除草用プラズマカッター
設定:
汎用小型作業ロボの一つ。蜂型ロボ(?)。
農業用の規格で生体部品を多用しておりかなり生物的な特徴を持つ。見かけは名前通り全長40cmくらいのでっかい蜂っぽいもの。
翅を羽ばたかせて飛行する為に機械というより生物的な印象を受けやすい。徹底してコストダウンする為に重量もType2LB系では最軽量。

耕作から雑草の刈り取りに農薬・肥料の散布に収穫と農業で必要とされる作業の殆どをこなす事をできるが、
記憶容量が誘導レーザー銃の制御に取られてしまっているために貧弱で箱出しでは一つの作物しか栽培出来ない。
一応、果樹園でも使える。
畜産業は家畜たる動物が強過ぎるのでちょっと無理。

CND-2Disk/Type2FlyingDangerousToys
全長21cm
仕様:
 25mmεレーザー
 9mm短機関銃
 プラズマグラディウス 12基
 超高速ブラシレス電気モーター 2基
設定:
通称ダブルフリスビー。
一見すると一輪車のようだが実は横に二つの車輪が並び、その中にほっそい本体が挟まれているという奇妙な構造をしている。
車輪には6基のプラズマブレードが付いており、これが二つで12基付いている。
プラズマブレードは飛ぶ為の発動機としても機能し、空も飛ぶ。出力重量比がかなり高いので空飛ぶすっげぇ円盤となっている。

動きの読めない奇妙な動きを出来るが目を回しているらしくあさっての方向へすっ飛ぶ事がしばしばある。
しかし、時々居る二つの車輪の回転方向を対称にしている個体は殆ど目を回さないので追われたらさっさと弾き飛ばすのが吉。
いったいどういうわけかレーザー火器が弱点な癖に有効なレーザー火器が少ない変な奴。
普段はある程度の群れごとにまとまって地面に埋まっており、シュヴェシィナや動物等の獲物を見つけると集団で襲い掛かる。
相手がαレーザー、βレーザー、δレーザー持ちの動物だと逆に狩られてしまう事も多い。
Type2系の中では比較的手懐けやすい種類。

CND-2Fighter/Type2RayEye
全高(人型形態/航空機形態):45/18cm
本体重量:10kg
仕様:
 11.4mm電子パルスレーザーライフル
 40mm拡散プラズマ砲
設定:
水棲シュヴェシィナ等の西の夏系ベレロフォンが製造してる小型戦闘ロボ。
主に水棲シュヴェシィナが同型やType2LBシリーズを効率的に仕留める為の自律運用可能なオービット兵器のようなもの。
Type2LBシリーズがベースなようだがそれとは似つかぬ外見だ。
可変機構を持っており、チチャーイ人型みたいなのとSFちっくなチチャーイ戦闘機っぽいのに変形可能。
地面に居る時は人型、空中にいるときは航空機型というふうに変形するだけだが。
速力は生身の水棲シュヴェシィナが逃げられない程度であり、それほど速くない。
搭載されているレーザーライフルは一般的な文明にとっては超弩級戦艦の主砲レベルの破壊力を持った超高密度レーザー銃である。

CND-3/Type2Cligun
全長不明、全高30cm前後
設定:
通称クリガン。這う銃とも。多脚ロボ。
3対の脚と弾薬ラックを兼ねた背部コンテナと4つのカメラアイとライトが特徴的。
天井や壁にも張り付けるすごい脚で這い回って待ち伏せする。
基本的に狙撃銃を持たせられる事が多いがロケットランチャーや機関銃も扱える。

かなり細身な機構で対弾性はほぼ無いが、銃から脚が生えているようなその見かけの通り投影面積がかなり小さいので撃たれる前に見つけるには相当な熟練が要求される。
狙撃銃を握るとしてもスコープを付けないのが普通なため、レンズの反射で見つけるのは無理。
さらには彼らの習性なのか頭部を布で覆う事が多く、潜伏されたらほぼ気合か第六感による逆探で察するしかない。
また、索敵中は止まっているのだが、射撃時には移動しながら撃って来るため撃たれた方向に撃ち返してもそこにはもう居ない事が多い。

S2D1992
平均耐久力が70、身長が20cm前後、超古代文明の遺跡から発見されるビデオゲームに登場するキャラクターと姿がよく似ている知的生命体です。
私達も含めて多くの人はその姿を見たままスフィアン(Spherean:球形人)と呼んでいます。
彼らはこことは極端に異なった物理法則で成り立っている世界の住人である可能性は高いとされています。

それ故に常に極小時間の間でさえ無限大に近い回数の現実改変を行って生存していると言われていましたが
現実に通称「ρ次元群」と呼ばれる魔境以外でCosmicMatter(超時空物質)が存在する宇宙が発見されるようになり、
現在ではそのような古典的な現実改変能力の存在は否定されました。
現在では他の超時空生命体と同じようにCosmicMatterがありふれた物質として存在している世界での住人である可能性が高いとされています。

彼ら自身の文明は充分に驚異的とされる文明であると推測されていますが彼らは自分達の文字や言語を我々が見える所では使用する事がないため文明の詳細は不明です。
幸いにして身振り手振りは我々のそれと良く似通った意味であるらしく、限定的な意思疎通は可能です。

Type4

Type4は現在では不可解な動作機構を持つロボット兵器を指す事が多い。

CND-1697Phlogistan
火の精霊とも呼ばれる対処が困難な攻城兵器。
吸収型防御機構が発明されるまでは非常に猛威を振るっていたと伝わるがどのような兵器なのかはよく分かっていない。
姿形でさえも千差万別で文献によって「強力なレーザー火器で焼き尽くす雲」であったり「燃える火炎と溶岩そのもの」であるとするものもある。
機動力もまちまちで「光速で移動」するものと「超音速で跳ねまわる」もの、そして「非常に鈍重」である。
分かっていることは街を瞬く間に焼き尽くす攻城兵器であることだけ。

CND-4000MeltGiant
平均全高16m、平均重量256t
現在の多くのノラ兵器と同様の性質を持つため祖先とされている超古代兵器かつρ13の住人。
見かけは鋼鉄の巨人といった所だが所謂“コア”が存在しない、まさに全身鋼鉄の巨人。

多くのノラ兵器と同じく、より巨大な実弾兵器による物理的な破壊が彼らを止める唯一の方法かつ倒し方である。
攻撃手段はレールガンと自己鍛造弾そして鋼の巨躯そのものとなっている。

被弾してダメージを受けると被弾箇所の周囲の鋼鉄が爆発を起して超圧力による冷間鍛造によって修復する。
このときに赤熱することと溶けて修復しているように見えることから熔ける巨人と呼ばれる由来である。
時には体表を爆破する事によって弾体を爆砕するというかなり強引な防御手段を取る事でも知られる。
また、Type11系に見られる吸収型防御機構も持っているのでその保有エネルギー量は無限大である。

彼らの身体を構成している鋼鉄は自己鍛造によって非常に密度が高く尚且つ驚異的な構造強度を持つので物理的攻撃に強い。
その上で物理攻撃しか通らないという理不尽さである。こうなるとより優れた実弾兵器を持ち出すのが最も現実的である。
身体を好きな形に変えるという能力もあるため、人型の巨人形態とは限らない。
というより、多くは既存の兵器へと姿形を変えてノラ兵器となっている。

全身が機能のない鋼鉄というのは流石に莫大なエネルギーが要るらしく性能が低い。
そのため、任務と戦場に合わせて自分が知っている兵器の形態へ変える。
なのでちゃんと巨人形態になっているのは案外少なく彼ら自身が忘れている事もある。

ρ13最古の文明である昆虫人の記録にも「熔けている鋼鉄の巨人」という記述があり、
その次の文明群でも「火をもたらす鋼鉄の巨人」とか「熔鋼人」とかと記述されている。
鋼鉄で出来たただひたすらに強大な存在という事以外には何も判明しない謎の存在である。
というより古の兵器との関連性も不明である。
なお、彼らを巨大な実弾兵器無しで楽に倒せるようになって初めてρ次元群内で“最弱の文明”レベルになれるらしい。

CND-4,5,6,7,8,9/FND-40,41,67/Type7BruteForceMan(ゴリ押し野郎)

設定:
総称してレドタルボと呼ばれるグループ。
生物学的にはかつては動物界の下に「機械門」を設けて独自に分類されていた動物達だった。
現在では既存の脊索動物門や脊椎動物亜門に分類された動物とほぼ同一か祖先となっていたことが遺伝子解析によって判明したためそれらに吸収されて再分類が行われた。
例としてかつてはレドタルボと総称された一番よく見かける筋骨隆々な身体にブースターと機械頭という適当デザインを持つ、
FND-1はサル目ヒト科ドウアカミミヅノヒト亜科キコウヒト属プリモマキナと分類された。

かつてはCNDナンバーのものはType2LBを発明した文明の産物であるという説が有力であり、FNDナンバーはどれも来歴が判明していないとされていた。
クレリアン達が適当に作る機械兵器にもCNDが降られていることがある。

+ CNDなんたらとか
CND-4
回転翅亜目ジェットヤンマ科ターボ属チビアカホシトンボ
全長189cm、翼長202cm
仕様:
レドタルボターボジェットI、40mm投光器内蔵εレーザー、
翼部ハードポイント2基、胴体ハードポイント1基
設定:
ミサイルに翼と機関銃が付いたような非常に単純な外観を持つ肉食動物と思われていたが、
最近になってトンボ目の昆虫と近縁種であると判明した回転翅亜目(プロペラトンボ亜目)の肉食昆虫。
全体的なサイズも多くの量産型シュヴェシィナと変わらないという小型ぶりでステルス性も高い。
この時点で多くの量産型シュヴェシィナよりも高速高機動な為、対処も面倒な奴ら。
着陸できるのだがとてもそうとは見えない見た目をしている。

高い機動力を持って獲物を仕留めるために動体視力に優れる複眼を用いているが複眼の常としてその眼が悪く、
自身の最高速力で3秒以内に行ける距離でしか射撃を行わないようだ。
基本的には草食動物や宇宙棲シュヴェシィナを食べている。
天敵は陸棲シュヴェシィナと装甲戦闘車両とまともな航空機。彼・彼女らはこれを獲物にしているようだ。

CND-5
プロペラサル亜目ジェットサル科ターボ属ケツヤキドウナガザル
仕様:
レドタルボターボジェットII、超逆探アンテナ、40mm投光器内蔵εレーザー、
翼部ハードポイント12基、胴体ハードポイント1基
設定:
ミサイルに翼と手足が生えたようなデザインの肉食動物。近年、サル目の霊長類と近縁種であることが判明した。

IndustryGiant3
全高68m、総重量11000t
仕様:
 投光器
 汎用腕
 溶鉱炉
 高炉
 製鉄場
 組み立て工場
 混燃ボイラー6基
 蒸気タービン3基
 スターリング発電機18基
 その他増設対空機関銃やミサイル等
設定:
通称IG3。巨人型工作艦。
ノラ軍艦のお供だったりノラ宇宙要塞線のお供だったりする非常に厄介なノラ重機。
工業の巨人とは伊達ではない。名前はノラ兵器群として出現した際の役割と見た目からそう付けられている。

ずんぐりむっくりな角ばった形状のゴーレム的な見た目に工場のような煙突といったところ。
単一の重機としては最大級。古の兵器としてもかなり古い存在。

内部は簡易的な部品工場や製鉄場にもなっているので製鉄場が無くとも割と手軽に鋼材を供給できる。
困ったことにノラ兵器群として出現すると瞬く間に大工場がそこら中に建設されまくってノラ兵器群の襲撃頻度が激増してしまう。
これに限らず後方支援系のノラ兵器群は最も脅威とされる事が多くこれはその極端な例。

しかし基本的には延々とハイウェイやワープゲートを一隻当たり月間四線のペースで建設しているだけ。
……かと思うと銀河系中の恒星系にダイソン球を建設してたりやってる事が結構適当である。
おまえらのせいでいろいろなところでしっちゃかめっちゃか。
その来歴は一切不明。多分、今日もどこかで建築している。

FND-1/Type7
ドウアカミミヅノヒト亜科キコウヒト属プリモマキナ
全高4.15m
仕様:
 すっげぇ抗弾性を持つ皮膚γ
 何かしらの武器や工具、拳
設定:
筋骨隆々な漢らしい体付きなのに頭は安っぽい機械頭。人型レドタルボ。
説明不要なほど見た目通りなノラ人型重機。実はジェット発動機は標準では付いていない。

珍しく来歴が少し判明しているレドタルボでとにかく「維持費を安く!」っという無茶な要求を通したらこんな奇妙なものが出来たらしい。
なぜこんなものが出てきたのかは全くもって不明だが便利なのでいろんな勢力で使われている。
ρ次元群中にある建造物群の大半は彼らが勝手に建築したもの。
実は侵入を見かけたら真っ先に叩き潰すべき存在だ。
さもなくば意図しないところで宇宙要塞を建造されたりダイソン球構造体を造られてしまう。

来歴が殆どわかっていないがかなり古い時代から居るらしい。
また彼ら独自の文明というのは無いらしくその領域において土着の建築物を可能な限り再現して建築していくだけ。
そのため全ての文明の技術を持っているとも取れそうな振舞いがしばしば感じられるが彼らが言うにはただコピーしているだけらしい。
何故、他文明の産物を飽きもせずに建築し続けているのかは謎に包まれたままだ。

レドタルボと呼ばれるものの性格と知能は人類に準じたものになっているので唯一対話が可能なレドタルボである。
しかし人型と付くだけあってレドタルボ系の中では最強に位置するらしく敵に回すと非常に危険な存在だ。
その戦闘能力は彼らに殴られても耐え抜いて殴り返せるのは戦車と戦車級クレリアンしかいないと言われるほど。

明らかに創られた存在であるのにも拘らず、進化して人類として君臨し、
めでたく(?)ドウアカミミヅノヒト亜科キコウヒト属プリモマキナ(原始機械)と分類された。
遺伝子的にはシュヴェシィナ等の祖先だそうだ。

FND-40
全高7.3m
仕様:
 レドタルボターボジェットIII 4基、超逆探アンテナ、40mm投光器内蔵εレーザー、
 何かしらの武器、拳、鍛造式自己修復機構、吸収型防御機構
 皮下装甲 RHA67/60/51mm
設定:
頭が何かしらの機械頭で筋骨隆々な巨人の背中と腰にジェット発動機が付いてるというなんかへんな機械……なのか?
ジェット発動機だが何故か宇宙に良く居る。
すごく筋肉ムキムキで汗臭そうな見た目してる。
何故かこの種類だけ皮膚下に装甲を持っており、異様に堅牢である。

設定無視というかなり厄介な現実改変能力に類する特殊能力がある。
そのため対応していない防衛機構では侵入を防ぐ事が出来ないし、ガチガチに装甲を固めても彼よりも小さかったら太刀打ち出来ない。
何故か支配地域に出現する。殴り合っても勝てないと解っている脅威の前には現れないという特徴があるので普通の兵力がある勢力が支配している地域には現れない。
見た目がよく似ているFND-1と比べると大柄だが体格の割に純粋な戦闘能力は低く、大抵はFND-1に殴り殺されている。

FND-55 HANPENSAME
全長4m、全幅6m
仕様:
レドタルボレシプロエンジンIV、超逆探アンテナ、大顎、フックショット
7.62mm6銃身ガトリング式機関銃 2基、102mmHEATジャヴェリン 4発
設定:
大きな口を持ったレシプロ全翼戦闘機のような外観が特徴の肉食動物。
お尻にプロペラが付いてる。見かけどおり、目に付いたものに噛み付いてくる。内部にはやはり謎の生物が入っている。

FND-67
全高3.2m 全長6m 最大離陸重量2981kg以上
仕様:
 レドタルボターボジェットII?、超逆探アンテナ、40mm投光器内蔵εレーザー、
 翼部ハードポイント12基、胴体ハードポイント1基、謎のスパイク
設定:
レドタルボというとだいたいこの種類。
ミサイルに鋼の翼とナマモノの手足が生えましたとでも言う様な適当かつキモイデザイン。
何故か格闘戦に長ける。ミサイルに似た胴体の内部には謎の生物が入っており、捕食する際にはハッチを開いてその姿を現す――とは言っても口だけなので顎と言うべきだが。
ナマモノの手足とは繋がっているが、さらに発動機とも繋がっており、概ね古代シュヴェシィナに似た構造を持っているという。
このため、生物を捕食してプラズマジェットに似た発動機に用いる燃料を体内で精製していると考えられている。
その証拠として徹甲焼夷弾を命中させ、適切に信管が発動すれば爆発する性質を持つ。

出現は非常に古いのにも拘らず未だにその生態の多くは不明で増殖を行うのかすら解っていない。
少なくとも増殖するのは確実だがどのような手段で増殖しているのかわかっていないが驚異的な免疫能力と適応能力から有性生殖であることは確実である。
なお、今までに撃墜した残骸から調査結果によるとよく見るあのキモイミサイルみたいなアレの性別はオスとのこと。
メスは未だに確認されていない。
見た目がよく似ているCND-5と比べると異様なまでに戦闘能力が高く、シュヴェシィナの間では手を出してはいけない危険な猛獣として恐れられているようだ。

Type11AFVシリーズ


古の兵器、ノラ兵器

名前通り既存の兵器。そのような姿で勝手に動き回っている存在。
その姿は果てしなく古い時代にあった謎の超古代文明の兵器が殆どという特徴がある。いつから存在していたのか、どこから来たのか、謎に包まれている。

古の兵器とノラ兵器群はただ漠然と動き回る機械に過ぎず、当の本人達も昔のことをあまり知らない。
そのせいでその最初の出現と正体は諸説あり、有力なものは二つある。
一つは古い時代のρ13からあらゆる人類が絶滅したり宇宙や地下や海底に逃げたりして地上から居なくなった後に突然現れたと言う説。
もう一つは亡帝國のうちブルメーテ帝國かメドイルン帝國のどちらかが究極欠陥サイバー兵器群NeIDを駆逐する為に造り上げた究極の自律兵器と言う説。

古の兵器とノラ兵器群の違いはあまりないが「ある程度強くて趣味を嗜む余裕がある」傾向が強いのが古の兵器とされることが多い。
ノラ兵器群は2種類の行動パターンが存在し、
「徒党を組んで何かと文明を狙って破壊しにくる」ノラ兵器群と
「文字通り野生動物としての生活を送る」ノラ兵器群がある。

古の兵器の趣味はかなり多岐にわたっており、一見趣味には見えないものもある。
その最たる例は「虚構の文明と国家を作り、自分自身も虚構に乗る」という趣味が最も解り難い。


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MI4989 武装
最終更新:2019年10月10日 13:13