MI4989・武装

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目次


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亡帝國系兵器群

Bellelophone系兵器群

謎の兵器群

自律兵器群

ρ次元群等における銃砲弾

武器とか装甲とか

概ねカテゴリ別

歩兵用小火器系

ハチュノス戦列銃I型、II型、III型

全長682mm、本体重量8.15kg
使用弾薬 軽粒子ビーム(I型)、重粒子ビーム(II型)、13.5x45mmEML ISH(III型)
装弾数 8000発(I型、II型)、360発(III型)
「戦列銃」という独特なカテゴリとされている大口径短機関銃。同様の見た目でビームガンだったりレールガンだったりする。
通常設定ではトリガーを引いても発砲されず指揮官の火器管制装置に発砲可能という信号を送るだけ。発砲するかどうかは指揮官が決定するという独特な制御機構をしている。銃というよりは遠隔制御できる手持ちセントリーガンのような代物。
ビームガン型であるI型とII型は荷電粒子を使う誘導熱粒子ビーム銃となっており、装弾数が極端に多いという特徴があるが現在では対ノラ兵器群戦闘では威力不足であるとされている。
現行型でありレールガン型であるIII型は誘導弾を撃ち出すレールガンとなっており、大量に撃ち込めばType15Dやシュヴェシィナを撃破することが出来るが現実歪曲作用の影響を受けない故に調達と加工が困難な重金属を銃弾として大量に使うのが問題となっている。
パワードスーツを着込んだ状態で使う事を想定しているのとある程度の自動整備機構を搭載しているからかかなり重い。

ユンピャー・ヤンピャー機関拳銃

全長316mm、本体重量711g
使用弾薬 10x19mmAS EML
装弾数 20/30/50発
自律探知誘導弾なる不思議な有翼銃弾を連射する機関拳銃。名前は最初に存在が確認された時に持っていた二人の人物のそれであり、製品名はアルヴィネ&セタンMP1らしい。
ストックが無い。発射方式はレールガンと同様の電磁投射式だが初速は亜音速(280m/s)。
銃弾自身で目標を見つけてそこに向かうようにプログラムされた極小のコンピュータが内蔵された有翼銃弾をある程度制御する簡易的な火器管制装置が銃に付いており、これによって多数の目標を同時に向かわせる事が出来る。銃弾と火器管制装置には予め敵性動体のデータがプリインストールされているが使用者が特定の人種の場合は使用者の記憶から生成されたデータをインストールする事が出来る。この操作におけるデータ転送時間は極小時間で行われるため、弾倉を入れてから素早く撃っても問題無く機能する。
同じ拳銃弾を使う小型自動拳銃も存在する。

QA Mk357SMG

全長556mm、銃身長203mm、本体重量7.05kg
使用弾薬 9.65x32mmR
装弾数 30/60/120発
.357マグナムを使用する3銃身ガトリング式短機関銃。ガス圧駆動方式のガトリングガンであるため調整が必要だが.38スペシャルや.38ロングコルトなんかも使えるらしい。クアンタン・アーセナル製。
バリスタンが防弾バリスタンを殺す為の短機関銃で一瞬のうちに多量の徹甲弾を叩き込むのがコンセプト。発射レートは最低毎分3000発、最高で毎分20000発前後。
射撃精度は劣悪そのもの。普通の.357マグナム規格の徹甲弾を使ってしっかりと固定して撃っても非常に散らばるため、狙ってバリスタンの男性に当たるのは800m以内。当時のバリスト王国では資源不足に悩まされていたため製造精度を向上させにくい劣化ウラン弾やアダマンチウム弾の使用が常態化しており、その射撃精度は更に悪化して300m前後でも命中させるのが難しかった。その為、量産が始まる頃に着剣ラグか折畳銃剣が設けられるようになっていたり、薬莢の中にETCL装薬と弾頭を3つずつ詰め込んだトリプルバースト弾なんていう変な弾が支給されていた。
欠点として非常に熱が溜まりやすい上に熱が伝わりやすいというのがあり、装薬によってはトリガーを一回引くだけで確実にコックオフを起こし、弾倉をからっぽにするまで暴発し続ける。
しかし、種族として冷却能力に長けるクレリアン系人類が使う事しか想定していなかったのでこの欠点は今も存在し続けている。

ハチュノス射撃管制銃I型、II型、III型

全長908mm、本体重量2.98kg
使用弾薬 軽粒子ビーム(I型)、重粒子ビーム(II型)、13.5x45mmEML ISH(III型)
装弾数 500発(I型、II型)、20発(III型)
「射撃管制銃」という独特なカテゴリとされている大口径自動小銃。誘導弾なので弾と銃とのデータリンクが切れない限りはどの射程においても良好な命中精度を持つ。
特定の人種が使う事を想定した簡易的な火器管制装置が取り付けられており、データリンクした他の銃を制御する機能を持っている。運用のされ方が射撃管制装置のようなそれとなっている。
「戦列銃」に存在した自動整備機構は軽量化のためと使用者が充分な教育を受けた特定の人類種を想定しているため省かれている。
「戦列銃」にも存在する欠点としてI型とII型までは薬室や銃身などの発射機構の命数がおおよそ50万~60万発ほどだったのに対し、レールガン型であるIII型の命数は僅か1600発程度と極端に悪化している。

FeG AR3-457C

全長(ストック展開/格納)758/536mm、総重量2.19kg
使用弾薬 軽粒子焼夷/バリアビーム
装弾数 120発
プラズマカービン。針のような細長いビーム弾を撃ち出す事からニードルカービンとも呼ばれる。スピロアニア型プラズマライフルとしての構造を持っているが本物のスピロアニア型とやや異なる薬室となっており、長大な薬室のみで物理的な銃身は持たないが、射撃時には粒子防壁を構成する粒子が銃身のような粒子防壁を構成してそれが銃身として機能する。
もともとは物理的な銃身があるライフル型が存在したがこの粒子銃身機構が実用化されたのと金属資源を対戦車電磁砲と徹甲弾やスピロアニア型対戦車砲に回したかった戦況だったためカービン型のみになった。
金属使用量を節約するために薬室以外の殆どはプラスチックなどのポリマーで出来ているほか、トガリミミ族やササミミ族などへの攻撃力を確保しつつ軽粒子を飛翔体にしたときの貫通力不足を補う為に針のような形状のビーム弾にするなどそういう工夫と設計思想が多く見られる。

28x150mm機関銃弾

ρ13のγ26大陸にあるクレリア地域では一般的な中口径中速機関砲弾、もしくは機関銃弾。弾頭に対してきついボトルネックがある大柄な薬莢が特徴的。
第八メドイルン帝国時代の古文書でさえも「第三メドイルン帝国時代に誕生した」と記されるほど非常に古い時代からある弾薬規格で弾頭が変わったり、薬莢の材質が変わったりと変化していったが形はそのままで作られ続けている。
ρ次元群の古代遺跡や古代軍艦からも頻繁に出土するため、いろいろな所で使われているが主力としている勢力は稀であり、現代になっても主力としているのはクレリア王国とスフィアンの連合王国の二つしかないとされる。

弾種:
 通常弾系
  GBE Shot Mk.39/IAT(対重シュヴェシィナ焼夷曳光弾、弾頭質量3285g)
  GS PzGr 450(APCR、弾頭質量6625g)
  ME 501B-CP(対クレリアンAP、弾頭質量3301g)
  QA Choq/1-1(対クレリアン平頭AP、弾頭質量4530g)
  QA Choq/1-2(対機甲クレリアンAPC、弾頭質量6523g)
  QA Choq/1-2Cb(対機甲クレリアンAPFSDS、弾芯質量5120g)
  USSV BR-190SP(平頭APBC、弾頭質量6364g)
  USSV BR-190P(APCR、弾頭質量5683g)
  VA 431B/1(対クレリアンAP-I、弾頭質量4233g)
  VA 431B/2(対機甲クレリアンAP-I、弾頭質量6088g)
  VA 460A(APCR、弾頭質量6060g)
 榴弾系
  GBE Shell Mk.16SV(対クレリアン粘着榴弾、弾頭質量)
  GS Sprgr 418(半徹甲榴弾、弾頭質量7211g)
  ME 501B-FI(焼夷炸裂弾、弾頭質量)
  QA Charr Ax/1(対バリスタン榴弾、弾頭質量)
  QA Charr Ax/2(対防弾バリスタン榴弾、弾頭質量)
  USSV O-193K(榴弾)
  VA 391B/E(対バリスタン榴弾)
  VA 418B/E(対防弾バリスタン榴弾)
  VA 399T(対空誘導榴弾)
 榴散弾系
  ME 501B-ASI(対空焼夷榴散弾)
  VA 391BT(両用榴散弾、弾頭質量3480g、三角柱型子弾、子弾頭質量58g、子弾数60)
  VA 418BT(両用榴散弾、弾頭質量4970g、三角柱型子弾、子弾頭質量79g、子弾数60)
 散弾系
  VA 391B/S(対バリスタン散弾)
 その他
  VA Blnck-S(訓練弾、質量可変装置付き)
  VA Blnck-A(空砲)
  ENカートリッジ

VA ACR3-A3

全長218cm、189cm、155.1cm
総重量114.5kg、94.0kg、74.1kg
銃身長178cm、144cm、100cm
(ライフル、カービン、コンパクトカービンの順)
使用弾薬 28x150mm
装弾数 10/20/30発
クレリアン向けに設計された28mm突撃銃でクレリアンライフルとも呼ばれる。作動方式はDI方式(ガス直噴式)でセミ・フルオートを切り替え可能。戦闘が始まったらずっと片手で構えっぱなしとなるクレリアン達が使う事を前提としているためブルパップ式のトリガー配置となっている。
基本モデルであるライフルモデルの射撃精度は7000mでも問題なくクレリアンの首を狙えるほど。外国ではその長射程での精度を活かしてシュヴェシィナを遠距離から撃ち落とす為の対空砲として使われている事が多い。

照準器は零距離射撃時のものと400mから4000mまで狙いが付けられるアイアンサイトしか用意されていない。通常弾(対機甲クレリアン徹甲弾)を使った時の銃口初速が最も銃身が短いコンパクトカービンモデルでも34800m/sになるため、大抵の惑星では殆どまっすぐ飛翔するがそのまま重力を振り切って惑星の外へ出て行ってしまうので零距離射撃時のサイトしか使えない。

クレリアンの銃の使い方は基本的に利き手ではない手で握って戦闘中はずっと構えたままという使い方を前提とするため、重心をグリップ付近に持って行きやすいトリガーより後ろに薬室があるブルパップ方式となっている。
男は左利きが多く、女は右利きが多いという男女で利き手の傾向が反対になっているためボルトハンドルやマガジンキャッチなどは所謂アンビデザインとなっている。

しかしクレリアンが持つ身体能力の一つである「光歪曲能力」を使って視線をリアサイトの前に持って来る事を前提としているためか排莢口は上方となっているのにその排莢口はリアサイトの前という変な配置にされてしまい、オープンサイトを使う事が物理的に不可能なデザインになってしまっている。

他の特徴としてはクレリアンがよく使うやたらと縮むバネ類を多用しているため、装填機構や撃発機構が規模に対して小さめだったり、銃身内にマドリアンルビーが防腐処理として施されているのでENカートリッジを使えばレーザーを撃てること。
ただし、レーザー光線と言ってもマドリアンルビーから発せられるレーザーは通常のレーザー光線と違って収束距離が存在せず、どちらかと言うと「無限大の速度を持った一定の衝撃力を有するエネルギー塊を飛ばしている」といった挙動を示しているので通常のレーザー兵器とは違った運用方法が求められる。

また、クレリアンは装薬や雷管の不具合で撃てなかったときの緊急手段として「電熱化学砲撃ち」と呼ばれる電流を流して強引に発砲するという技を使う事がある為、使われている金属の熱伝導率と電気伝導率は非常に良好なものとなっている。これのせいで質の悪い装薬が使われている弾薬を使うと一気に銃全体が数千度発熱したり、ENカートリッジを使った際には感電する事もしばしばあるため、結構危険な銃でもある。

ビームガン化キット

キットとか言いながら実物はエンチャントする為のエンチャントが施されたハンマー。
エンチャントしたい銃をこれで殴りつけることでエンチャントが完了する。殴りつけるとハンマーは砕け散る。
多分、西の夏系ベレロフォンのテクノロジーで出来てる。
おそらくこの適当さ具合は謎の兵器のページに入れたほうが適当だろう。

で、出来るものは弾が無い状態で撃っても第六世代圧縮波動銃になるだけの粒子ビームガン。
まともな粒子ビームガンとして使いたい場合は火薬式プラズマ弾を装填しよう。
ちなみに普通の弾薬を装填すると普通の銃として使える。

ササミミ族の9.7mm対戦車銃</b>

 全長165cm(折畳時121cm)、銃身長108cm、重量8.54kg
 銃口初速 49980m/s
 装甲貫通力(対戦車徹甲弾)
  100m 浸炭硬化装甲鋼γ(垂直、EMGシールド有) 22mm
  300m 浸炭硬化装甲鋼γ(垂直、EMGシールド有) 4mm
  100m 浸炭硬化装甲鋼γ(垂直、EMGシールド無) 30mm
  300m 浸炭硬化装甲鋼γ(垂直、EMGシールド無) 24mm
 装甲貫通力(対人徹甲弾IV)
  100m 浸炭硬化装甲鋼γ(垂直、EMGシールド有) 5mm
  100m 装甲車用構造鋼γ(垂直、EMGシールド有) 16mm
  100m 自動車用構造鋼γ(垂直、EMGシールド有) 41mm
π245Aに住まういくらかのササミミ族が槍のように製造している対戦車銃。9.7x101mm EML BDSを使用。
粒子ビーム化サボットと呼ばれる不思議な固形化粒子ビーム材で包んだ徹甲鋼製弾芯と衝撃点火型発電装薬で構成された特殊な弾を使う機械式対戦車レールガン。
対戦車銃としてはとても軽量だが発射反動が大きく、単発式なので発射速度はそれほど速くできないのに、弾が小さいせいで乗員を刺せば止まる有人車両と違って止めるだけでもトランスミッションや砲塔旋回装置をしっかりと破壊する必要のあるノラ戦車やノラ装甲車に対してはかなりの数を撃ち込む必要があるという、ノラ戦車相手にはかなり厳しい代物。人間サイズのクレリアン系人類や同規模のロボット装甲戦力が相手なら充分な威力。
このため操縦席や戦闘室がそのまま空間装甲と化しているノラ戦車相手にはかなりキツイ。

歩兵砲系

無反動砲とかそういうの。マイクロミサイルなんかも。

ANK-84

本体重量18.8kg
使用可能砲弾:
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84mmロケット榴弾
110mmロケット榴弾
110mmロケット対戦車榴弾
152mmロケット対戦車榴弾
127mm対空IRI誘導ミサイル(最大射高8000m、飛翔距離18km)
120mm慣性誘導対戦車運動エネルギーロケット
57mmクルップ式携行無反動砲。なんか、パンツァーファウスト3みたいな見た目をしてる。57mmなのは発射機にあたる砲身の部分で、弾頭はそれ以上に大きい。
しかし、ANK:Anti Needloid Kanoneの通りにType11などのクレリアン系と距離300m前後の接近戦を想定している為か照準器はアイアンサイトという漢仕様。

Type11との接近戦の為に砲弾を撃ち出す装薬がかなり強く、無反動砲と言いながらかなり激しい反動を伴う。
特に運動エネルギーロケット弾は特にそれが著しく、そのロケットモーターに至っては噴射炎が射手を焼き殺す程凄まじい。

高威力な弾頭ほど推進部が大きくなっていき、対空ミサイルにいたっては推進部と弾頭が分離している。
昔は84mmロケット対戦車榴弾があったらしいが現在のクレリアンは対CE防御力が非常に向上しているため現在では生産されていない。

マイクロハウザー

(60MF)
砲口直径60mm、砲身長1440mm、本体重量9.9kg
使用可能砲弾:
+ 押すと開きます
60MF-HE.rot401(榴弾)
 弾体質量3.64kg、炸薬量1.99kg(Ex-Compound31F)
60MF-HESH(粘着榴弾)
 弾体質量2.60kg、炸薬量2.11kg(Ex-Alloy38F、Ex-Compound38F)
ロケット榴弾
ロケット成形炸薬弾
ロケット多目的榴弾
ロケット粘着榴弾
キャニスター弾
フレシェット弾
焼夷弾
プラズマ焼夷弾
半徹甲波動弾
APFSDS
波動ビームディスペンサー(使用回数20)
粒子ビームディスペンサー(使用回数8)
60mm低圧迫撃砲。1.44mほどの肉薄の砲身を持つ携行迫撃砲。でも見た目と弾道が低圧砲なので低圧砲扱い。迫撃砲なので単発式。でも迫撃砲なので特殊な砲弾(後述の砲装填型ビーム砲やAPFSDS)を使わない限り薬莢の排莢はいらない。
砲身から出ると弾頭は内蔵のロケットモーターで780m/sまで加速するので意外に命中精度が高い。が、その複雑な砲弾を用いるせいで弾薬費は馬鹿にならない。
砲弾そのものがビーム砲となってる特殊な砲弾を使える。底部の雷管を叩くたびに発動し、火砲なのに連続発射可能というもの。しかし、使用回数に達した場合は手でその砲弾を取り出さなければならないので結構不便である。波動砲型は回収し、充電すれば再利用できる。

何時からあるのか全く不明の謎の携行迫撃砲である。本来はストックがあったらしい。

派生型に砲身を66cmに短縮してマズルブレーキを取り付けたたマイクロハウザーCQBと、自動装填化されて8発入り箱形弾倉を用いるオートマイクロハウザーがある。

37mm LGI Mle.62

使用弾薬:LGI 37mmATM、LGI 37mmAAdTM
    (ATMは散弾ミサイル、AAdTMは粘着榴弾ミサイル)
最低射程100m、飛翔距離3220m
自動装填装置付きの37mm後装式迫撃砲。6発入りの箱形弾倉が目に付くが非常に軽量。12発入り箱形弾倉もある。
使用する砲発射ミサイルは内径が37mm以上ならどのような砲でも撃てる優れもの。
但し、ミサイルとしては非常に簡素で誘導方式はIR画像誘導式なので妨害手段が多い。
特に軽プラズマランチャーによる火球ばら撒きに対する対処手段が皆無である。
一応、ロックオンしないでも自律誘導するが予め統一された味方信号をプログラムしないと一番近い目標を追い始める。
味方信号を発信しないと自分にすら追尾し始める困ったちゃん。

かなり初期のマイクロミサイルでMarronIIIの標準武装として3連装にしたものが初めて搭載された。
直線的な軌道だがそれなりに誘導するので機関銃と組み合わせて防空網を形成するのが普通である。

自動小銃の銃口に取り付ける小銃擲弾型のATy37(散弾ミサイル型)とATyAV37(粘着榴弾ミサイル型)がある。
他の小銃擲弾の例にもれず、反動がかなりきついので鋼骨格の人類かシュヴェシィナしか使えない代物となっている。

R-5Mピルム

弾頭直径55mm、全長868mm
最低射程80m、飛翔距離13004m
S-5ロケット弾を運用するロケットランチャーから発射可能な対シュヴェシィナミサイル。
但し、従来のロケットランチャーではロックオンは出来ず、自律誘導しかしないので航空機に搭載する場合は新型のロケットランチャーに装填する。
37mm LGI Mle.62のように砲発射は出来ないものの、航空機用としては良好な使い勝手を持つ。
名前通り手投げでも発射可能なのが特徴。ジャヴェリンやピルムのように何発か携行できる。

全長が1m近くもあり、マイクロミサイルというよりは小型ミサイルとも言うべき規模をもっており比較的高価。
しかし、頑丈な水棲シュヴェシィナや陸棲シュヴェシィナを至近起爆によって一撃で粉砕する威力があるため、
殆どの小柄な量産型シュヴェシィナに取っては手に取って投げ付けるだけでそれら重シュヴェシィナに対抗できるようになれる装備だ。

可変式対装甲陸戦生体機動兵器波動速射砲

設定:
製造時期的には軽プラズマランチャーよりも古い兵器。
非常に古い地層から出土していた波動兵器を解析・再設計し誰でも扱える最強兵器として設計されたもの。
現在ではType11を筆頭にエネルギー吸収型防御機構を備えた兵器が非常に普及した為、もう殆ど使われていない。
転送装置を扱うロボット達の間ではこれを扱える強い機関を選ぶとちょうどいいので出力の基準として使われてるそうだ。
ちなみにこれを5連射くらい出来る高出力機関であれば余裕で転送装置を使えるのだと言う。
だが、その高出力機関はType2などの安物ロボだと一個あたり60機も買える価格で取引されてる。

戦車砲系

GS 8.8cm StuK.445 L/56

全長688cm、総重量3380kg、砲口初速マッハ3.9(ClGr445使用時)、
装弾数5発・8発・10発(いずれも箱型弾倉)
使用可能砲弾:
+ 押すと開きます
8.8cm ClGr445(APCBC-I)
8.8cm PzGr448(APCBC-HE)
8.8cm PzGr380(APFSDS)
8.8cm SprGr418(榴弾、着発信管と時限信管を切り替えられる汎用信管が付いている)
8.8cm SprRGr447(砲発射IR画像誘導対空ミサイル)
戦車級クレリアン用8.8cm戦車砲。原型は8.8cm KwK.36 L/56だそうだ。グロスタルシュタール製。
オリジナルよりも砲身が長い気がするのは気のせいではなく、薬室長の分だけ砲身が伸びているからである。

グロスタルの自作……ではなくかつてグロスタルが若い時に所属した正規軍の装備をそのまま使い続けているだけ。ちなみにメーカーは今もまだ運営している。

非常に長大かつ重いクレリアン用セミオート式アサルトキャノンだがブルパップ式で一応はコンパクトなんだとか。
戦闘重量が30t超えの戦車級クレリアン達に合わせているため、戦車級クレリアン以外は撃つことすら困難である。
また、現在の戦場では30t級が実用に耐えうる最大サイズであることもあってクレリアン用カノン砲としても最大級となっている。
8.8cm KwK.445 L/56として本家ティーガーに搭載されてたり、対空砲として配備されていたりと何気にまだまだ現役。

30t級の戦車級クレリアンにとっても対戦車火器と言うほどの長大さを持つため、大抵は75mm榴弾砲も併用する。

GS 7.5cm StuK.418 L/24

全長331cm、総重量295kg
砲口初速マッハ1.13
使用可能砲弾:
+ 押すと開きます
7.5cm ClGr445(APCBC-I)
7.5cm PzGr448(APCBC-HE)
7.5cm PzGr446(HEAT)
7.5cm PzRGr449(砲発射SACLOS誘導HEATミサイル)
7.5cm PzRGr450(砲発射IR画像誘導HEATミサイル)
7.5cm PzRGr451(砲発射ミリ波レーダー誘導HEATミサイル)
7.5cm ClGr441(HESH)
7.5cm ClRGr442(砲発射SACLOS誘導HESHミサイル)
7.5cm ClRGr443(砲発射IR画像誘導HESHミサイル)
7.5cm ClRGr444(砲発射ミリ波レーダー誘導HESHミサイル)
7.5cm SprGr418(榴弾、着発信管と時限信管を切り替えられる汎用信管が付いている)
7.5cm SprRGr447(砲発射IR画像誘導対空ミサイル)
7.5cm NbGr411(煙幕弾)
グロスタルシュタール製。煙幕砲とも呼ばれるバックアーム用榴弾砲を長砲身化して戦闘にも耐えうるように改良したもの。
……が、結局のところ長射程な発煙弾投射器となっただけだった。

BMP-T11系のType11が装甲車級クレリアンを撃退するのにはちょうどいい大きさと火力を持っている。

アサルトキャノン化キット

SturmArtillerie kit
値段:いろいろ
設定:
突撃砲兵御用達、どんな戦車砲もアサルトキャノンと呼ばれる形式の火砲にするキットというか規格だ。
とりあえず装弾数5発とか8発とかの歩兵が持っていることがあるセミオートライフルみたいな戦車砲が出来る。
突撃砲兵用の戦車砲はメジャーな奴なら組み立て済みのも売ってる。
キャノンとかいいながら機関銃も付けられるぞ。戦車の真似事もできる。

かつては弾倉も自分で加工して組み立てなければならなかったが現在ではメジャーな奴なら組み立て済みが売っているぞ。
良い時代になったものだ。

亜種でスナイパーキャノン化キットというのがあるが販売開始はこちらの方が古い。
未だに狙撃銃はボルトアクション式が主流だったような気がするがそれみたいな戦車砲が出来る。
いつでもそうだが自動式は発射ガスが漏れて初速が落ちるとか言う分らず屋が居るが初期のアサルトキャノンならそれが通じた。
今ではちゃんと砲口を出るまで閉鎖が保たれるからそんな事は無い。
故に現在では安価なのと部品も特注したり自作するような狙撃バカだけが使うものだ。
金銭的な問題や体格上の関係で連射が出来ないとか大口径砲の軽量化というのでもなければアサルトキャノンを使った方が良い。

しかし、分離薬莢砲や嚢砲を用いる場合はこのスナイパーキャノンのほうがやや融通が利く。
未だに弾倉を使わない、単発式のスナイパーキャノンがあるのはその為だ。

形状にはトリガーより後に薬室があるブルパップ型とそれに対する従来型と呼ばれるものがある。
特徴としては従来型は安くて整備性に優れ、銃を降ろした状態から構えるまでが速く、
ブルパップ型は全長に対する性能と構えた状態での取り回しに優れる。

バックアーム化キット

値段:いろいろ
設定:
突撃砲兵御用達、様々な武器を身体に背負うように取り付ける武器にする規格だ。
制御方法に念導式と電子式に分かれるが作りやすいのは前者、どんな奴でも使えるのが後者だ。
あくまでも制御するための機構が違うだけなので性能差は殆どないが組み合わせると性能が比較的楽に向上できるので販売されているのは電子式だ。
というか念導式は念力が使えなければただの飾りにしかならない。

搭載するには身体に金属端子があることが条件。無い場合は外科手術を施す事を考える事。
端子は間違っても脊椎には付けるなよ。体を動かす度に痛くなるしそんな所に付けるのはヤブ医者だ。
肩甲骨にも付けるな、腕を動かす度に痛くなるぞ。そんな所に付けやがるヤブ医者は蹴り殺してしまえ。
シュヴェィリツィニャとかクレリアンとかだって脊椎や肩甲骨には端子は無いからな。
肩甲骨をもう一対作るように施すのが正しいとされるやり方だ。というのも本来は腕を増設する為の規格だからだ。
まぁ、拙い設計の製品を作らなければならない工員でもなければ必要の無い機能だが。

搭載する火砲は反動吸収機構により頭を使う事になる。金属端子の性能が搭載できる火器の性能を決めていると言っても良い。
ものによっては砲撃するともげるというものもあるので金属端子は可能な限りまともなものを使え。
シュヴェィリツィニャとかクレリアンとかだってその端子が生まれつき貧弱だったら換装する為の外科手術を行う。

大抵の突撃砲兵は発煙弾投射器を載せている。ときどき榴弾砲を載せている奴もいるが発煙弾投射器を兼ねている事が多い。
まともな武器を載せているというとせいぜいシュヴェィリツィニャ対策に機関銃が取り付けられているくらいか。

スピロアニア型多薬室電磁投射砲

特異な装填機構を持つ電磁投射砲。その訳の分からない装填機構のせいで人によって異なるカテゴリが付けられている。

装填機構は一般的なガスビーム砲のそれと同一だが粒子を磁気鍛造薬室と呼ばれる部分に送り込むバルブとチューブがそのガスビーム砲と超磁力砲のそれになっており、これによって投入した粒子を超高速度で衝突させつつ空中で飛翔体を鍛造する機構となっている。これによって十分な大きさの飛翔体を砲口側へ移動させながら飛翔体を長く成形し、十分な長さになったら薬室内をプラズマガスを圧縮し固体と気体の中間みたいな物質を満たし、本命のレールガン機構によって飛翔体である超高温超圧縮金属塊を投射する。
箇条書きすると、
1.粒子を収めたタンクなどから加速装置を備えるチューブを通してガスビーム砲の機構を持つバルブによって粒子を磁気鍛造薬室へ超高速投射する
2.磁気鍛造薬室へ投射された粒子群は他の方向にあるバルブから投射された粒子群と衝突し、空中で金属隗を成形する
3.バルブにある超磁力砲で金属隗を鍛造し、方向へ金属隗を少し回転させながら前進させる
4.1から3までの工程を十分な長さになるまで繰り返し、充分な長さになったらプラズマガスを噴射・圧縮して固体と気体の中間みたいなプラズマ物質を作って薬室内に装弾筒のようなものを成形する
5.レールガン機構に電流を流し、飛翔体を目的の速度まで加速させて撃ちだす
となる。

この訳の分からない装填機構を持つ電磁投射砲をスピロアニア型とかスピロアニア式と呼んでいるのは一定しているものの、カテゴリは混乱している。
レールガンだったり超圧縮粒子ビーム砲だったりプラズマ砲だったり、ムカデプラズマレールキャノンだったり……。

マドリア型レーザー砲

標準的な物理世界における光速とは299,792,458m/sをさしている。レーザー兵器が照射するその光線もその速度で進むものだったし、光速度不変の法則の上では光は光速を超えることはなかった。
ワープ航法などの超光速航法が開発されてからはなにかと光は遅いものになって行った……そんな時代に現れた訳の分からないレーザー“火器”がマドリア型レーザー砲だった。

マドリア型レーザー砲はマドリアンルビーと呼ばれる無限大の速度を持つ光線を放出するレーザー媒体を用いた火砲であり、レーザー兵器でありながら瞬間的な火力に優れる。
しかし増幅させる作用は無いので時間当たりに送り込めるエネルギー量が少ないとその出力のレーザーになってしまうので、溜めたエネルギーを瞬間的に放出できるコンデンサと瞬間的にエネルギーを移動させることが出来るエネルギーケーブルが実用化されるまでは単なる高効率レーザー兵器だった。
瞬間的にエネルギーを放出できる爆薬めいたコンデンサが出来てもケーブルは出来なかった為、レーザー媒体に直接コンデンサを接続させる事で

無数の世界(次元や宇宙)へ足を運んでは入植をしていた古代人類であるマドリアン達は少しずつ世界によって物理法則が違ってくることに気が付き、
全ての物質は大きく分けて
 周りの物質がそうだと思っている物理法則がなんであろうと我が道(物理法則)を進み続ける物質
 周りの物理法則に合わせて働くが自分が元々居た世界の物理法則を忘れない物質
 周りに合わせて自身の物理法則を変化させ続ける物質
の三つに分類できることを発見した。

同じ元素でも少しづつ物理法則が異なっている物質群を使ってモノを作り始めた結果、何がどうなっているのか

手榴弾系

MkVIII機動兵器用投擲弾

重量:45kg
威力:150mm級の榴弾くらい
設定:
よく見ると榴弾砲の砲弾に手動の時限信管をつけただけの代物。
同格の機動兵器を一撃で吹き飛ばす程の凄い威力を持つが何かこう……適当過ぎ。

31年型手榴弾

設定:
装甲擲弾兵用の手榴弾。破壊力が75mm榴弾レベル。
至近距離で爆破できればType11でも無事では済まされない凄い手榴弾。

近接武器系

Qantumm.Mod1529(折り畳みハルバード)

設定:
折り畳みハルバードと表記されてるアレ。重量は5kg。
現状、クレリア王国のかつてバリスト王国だったバリスト州でしか製造されてない謎の武器。
謎の成分比率で出来たタングステン鋼で出来た斧状・刀状・鍵状の刃を組み合わせたヘッドと謎の成分比率で出来た木の柄で出来ている。
折り畳みと言うだけに柄は伸縮可能。しかし、伸縮方法はかなり特殊で如意棒のように伸縮するという。
折り畳んだときは全長50cm程度だが戦闘時には全長1.8mまで伸びる。
折り畳み武器の宿命である強度と耐久性の少なさというのが無く、それは凄まじい耐久性と強度を持つ。

バリスタンの男に合わせて作られているため、彼ら以外だと非常に扱い難い武器である。そもそも伸縮機能を使えたら凄いレベル。
柄の見かけは木であるがこれはチタン合金の金属樹木でできた木材を鉄含有金属クレオソートに一週間漬け込み、それをアダマンチウム蒸気のなかで2日放置したものという、
素材からしてやたら手間がかかってるかなりあやしい代物。
現在では圧力壷と圧力炉があるので3日で出来上がるらしいがそれでもやたら手間がかかる。

装甲板、鎧系

30年式装甲擲弾兵用鎧

装甲:主装甲部分 RHAγ15mm
   副装甲部分 防弾チタンシルクγ-V RHA5mm相当
重量:426kg
  (ヘルメット37kg、ショルダーパッド25kg 2個、ガントレット25kg 2個、ブーツ25kg 2個、レギンス85kg、チェストプレート94kg、防弾チタンシルク30kg、スポールライナー30kg)
設定:
戦車「随伴歩兵が死にやすいんだけど!」
造兵工廠「随伴歩兵を堅くしました」
戦車「おまえは何を言っているんだ」

アレックスが着込んでいるあのプレートアーマー。信じられないことにパワーアシストの類は一切なく、己の肉体でどうにかするしかない。プロイセン帝国製で装甲擲弾兵用の装備である。防御力に対して重量効率が良いがそれはパワーアシストが省かれている結果。相当鍛え上げないと歩く事すらままならないがプロイセン帝国陸軍においては全部装備して普通の歩兵のように立ち回る事を求められる。

見かけがもはや戦闘ロボット同然。かといってスペースマリーンのアレみたいに装飾があるわけでもないのでヘルメットのスリットから顔を見ない限りはロボットのようである。
現在のρ13の歩兵達はRPG-7(HEATロケット擲弾)やHEAT小銃擲弾で人間台の大きさの動体目標を500m以内で狙撃できる技能を普遍的に持つため、このレベルの装甲では今やそこまでの優位性はない。
CE防御力が標準RHA換算で360mm相当なので40mmHEAT弾で貫通できそうだが相手はプロイセン帝国の国民である鋼製骨格人類のため損傷が入らない。少なくとも弾頭直径で50mm以上のHEAT弾、実用上は55mmHEAT弾でなければならない。

これを着込むことで砲撃が集中されてもそれらの破片と爆風を防ぐ事が出来るので生存率が飛躍的に上がるという。
歩兵に向かって撃たれる軽榴弾の破片に対する防弾性能だけなら防弾チタンシルクだけで良いのだが装甲擲弾兵は敵の砲撃下で戦車の援護を行うことが想定されているため、それでは不足だったのである。その分、強力な戦力を呼びやすくなるため、ある意味でしっかりと訓練された正規軍の歩兵用かつ練度の高い兵士用の装備である。
そういうことからかプロイセン帝国では“一般兵卒から叩き上げられた”曹長用の装備となっているため、下士官でも士官でも戦闘経験が無ければ装備が許されない装備と化している。
男性用しかないのも特徴的だ。

均質圧延装甲γ(RHAγ)

鉄に少量の炭素とニッケルとコバルトが添加され、それをローラーで圧延して作り出す装甲。……という所謂普通の装甲。

当該世界ではごく普通の装甲だが密度がかなり高く、着弾・侵徹した弾体を叩き潰して削るという動作をするので厚みを超えた強度を示す。
――が、その世界の徹甲弾はその装甲と同じように叩き潰して削るという動作をするので結局、厚みの通りの強度しかないように見える。
なのでKE防御係数は表記されない事が多い。
所謂攻撃属性ごとに防御動作が違い、一般的なKE攻撃とFE攻撃に対しては叩き潰して削るという動作をする。
CE・TE・IE攻撃に対しては装甲中の原子間で強固な分子結合対を作ってセラミックになるという動作をする。
この動作は極めて短い時間で行われるようになってきた為、CE攻撃してからKE攻撃で割るという生体装甲に通用した戦術は通用しなくなった。
――しかし、この作動機構でさえも最近では古いものになったようである。

勢力と国によってその品質は一定ではなくその組織の力を示す指標となっている。当然ながら金属の成分とその配合比率も極秘。だいたい冶金技術は国家機密なのが普通なので公表されることなどまずない。
冶金技術は教わるものではなく鍛えるものなので冶金技術が不足しているならそれこそベレロフォンの超科学技術をもってしても作れない。
かつてはρ13に伝わる冶金・製鉄技術が最強だったと言われているがただ単に亡帝國時代の鉄鋼で作られたハゴフ級戦艦の装甲鋼が史上最強だったという検証結果から膨らんだ話である。

なお、徹甲弾の強さにも関わるが装甲の強さと結びつくかどうかというとちょっと微妙な所。なので「装甲が凄いから徹甲弾も凄い」というのはあまり関係は無い。
当然ながら貫通力や性能の算出方法も似たような感じであり、えらい厳しい条件だったりそもそも何所で試験やってんだよという条件だったりする。

伝統的に戦車工場と製鉄所は密接な関係にあるのが普通であり、大抵の製鉄所の近くには戦車工場や造兵工廠がある。
また、影響力もかなりあることもあって戦争になると重要な拠点にもなりやすい。
純然たる鋼鉄の装甲だが組成と製鉄方法がそれなりに変化するため、徹甲弾の素材と共に解明出来たとしてもあっという間に陳腐化してすぐ謎に包まれていくものとなっている。

超耐熱装甲

設定:
たまーに装備してる奴らが居る、水棲ベレロフォンとか宇宙棲ベレロフォンとかを作ったベレロフォン文明が作ってた凄い装甲。
名前の通り、純粋エネルギー攻撃に対してはとても素晴らしい防御力を誇る。
厚さがたった1mmしかなくてもこの装甲の前では殆どのレーザー兵器を寄せ付けない凄まじい堅さだ。
ひっじょーに残念な事に製造方法は門外不出。一度壊れたら彼女らに頭を下げなければならない。

金属そのものが白いのが特徴的。但し、鉄と同じように錆びるのでお手入れは定期的に。
そのためか錆び錆びのフューザーを実弾武器とかプラズマ兵器で撃ったら白くなってることもしばしば。

工具と装備

とうとう、武装ですらない。
何気に古代文明の遺産。古代文明仕事し過ぎ。但し、どの古代文明の物なのかは解らない。

超次元砲弾バッグ

重量:いろいろ
値段:ピンきり
設定:
突撃砲兵御用達、どんな砲弾も省スペースでいっぱい携行できるようになる凄い砲弾バッグだ。
仕様上は無限大に入るが入れた分だけ質量が増大するぞ。
戦闘で壊れても勝手に直る謎仕様だが勿論自力で直す事もできるぞ。
だが本当に凄いのはこんだけインチキなのに何故か防衛機構に引っ掛からない事だ。

搬入口と搬出口があり、搬出口から出てくる砲弾は搬入した順番に出てくる。
安物は8Agとかで売ってるが高級なものになると数種類の砲弾を自動的に分けてくれたり、リンクした別のバッグからアクセスできる。
亜種で超次元装填装置というのがあるが背部兵装用ならともかく手持ち用の評判はよろしくない。やはり被弾しやすい位置に弾薬庫があるのは拙いな。
砲弾バッグとかいいながら何でも入る。結構いい加減だな。

人間用の小さいやつもあるがほぼ空挺野郎用かシュヴェィリツィニャ用だ。
熟練兵はこれだけに頼らず、ちゃんと予備砲弾を普通のポーチに入れて携行してるぞ。というか持ち物は一ヵ所にまとめないほうが良い。

で、いったい何時発明されたのかは全く解っていない。少なくとも俺が産まれさせられる前からあるな。
原理は判明しているそうだが俺は良く解らない。メカニックが言うには孤立した座標軸で構成された位相というのを増やしているそうだ。
言ってみれば一つの空間に沢山の空間をスタックさせているんだとか。何も入っていないか物が無くなると空間は消される。

銃弾を撃ち込んだりナイフで突き刺すと普通のバッグや箱と同じように向こう側に突き抜けるか本来の空間に入るだけで別の空間に入れた中身が傷つくことはない。
やったことがある奴なら知っていると思うがワープ機動能力を有する攻撃を入れても空間が生成される。
この手の構造を持っている収納にブラックホール等の強い重力原を入れておくと簡易的だがワープ機動能力を持った動体や生物を吸い込むトラップが作れる。
今日日こんなトラップにかかる奴なんて居ないだろうが、ブラックホールを燃料タンクに入れて簡易的な反物質生成機能として使う場合は自然にそのトラップができあがるので注意すること。

シュヴェシィナとかType11とかの腕によく付いてる二本の鉄針

設定:
正式名称は199型電離粒子噴流(プラズマジェット)溶接器。通称軽プラズマランチャー。
どーみても2本の鉄棒です。でもちゃんと撃てる不思議武器っぽい工具。
溶接と溶断をする為のすっごく魔法道具染みた工具。溶接面の原子配列や分子配列を弄る機能もある。
基本的には水でプラズマジェットを生成するが拡張パーツで鉄を飛ばすようにすると性能が結構向上する。
粒子が無くても波動刃を使える。

実は熱で熔かしてどうこうではなく原子配列そのものを弄る工具。その途中で熱が発生するだけである。
なので、溶断といっても限りなく凹凸のない溶断面が出来上がるし、溶接すると溶接した所がわからなくなる。
何気にロストテクノロジーの結晶だったらしいがあいつらは普通に製造するし大量生産してる。ロストテクノロジーとはなんだったのか。
奴らはコレを使って兵器や構造物を作る為、想像を遥かに超えた構造強度を持った兵器や構造物を造り上げる。

何故かハードポイントとして使用でき、5tまで懸架できる訳の解らないへんな工具及び部品。

プラズマ銃としての性能は水の場合だとRHA127mm相当の貫通力と手榴弾並みの爆発力という何気に凄い火力。
鉄を使えば射程距離が伸びて何気に侮れない火力だ。
しかし、鉄を使ってもあまり密度が高くないせいで貫通力は上がらず、一般的な兵士にはこれでも威力不足な所がある。

171型電離粒子噴流溶断器

設定:
通称中型溶断器。
線形溶断モードと点形溶断モードがあり、それらはワンタッチで切り替えられる。
あっちの世界で作られた一般的な装甲鋼は惑星破壊レベルの波動砲が直撃しても破壊できず、ブラックホール下でも崩壊せず、
なおかつやっっったら構造強度があるせいでものすっごく扱いづらい。それを加工するための工具である。出力調整が効くのでそんな巨大なパワーを秘めててもけっこう扱い易い工具。
システム重量が200kgもあるという漢仕様であることを除けば。

例の如く武器に転用できる兵器よりも強い工具。
線形溶断モードなら最大展開時で幅30m・奥行き8m・高さ3mという巨大プラズマ刃か波動刃を投射し、
点形溶断モードなら最大射程800mという余りにも長すぎたプラズマ刃か波動刃を投射する。
なお、こんだけやヴぁい性能なのに例の装甲鋼には限界出力でも発生装置から3m以内が限度だという。

150型光学レーザー指定式重力掘削機

設定:
要は次元とっつき。通称レーザー掘削機。システム全体の重量は200kg前後。結構重い。
微妙に熱で熔かして穴を開ける奴とまぎわらしい。
機械内部に転移ゲートと鋼杭が入っており、レーザービームで当てた場所の物体に次元とっつきして掘削する。
どーみてもレーザーバズーカとでも言いたくなる見た目だ。
主に見た目のせいで改造して超威力のレーザービームを照射できるようにしてしまう鉱夫が後を絶たなかった。
でも次元とっつきとして使わないのは誰も気にしない。

ちなみにレーザーで熱を与えて熔かしながら照射面上の気化粒子を転送装置と重力発生装置によって吸引して掘削する機能も付いてる。
その反対としてレーザーと共に斥力波を送って照射面上の気化粒子を吹き飛ばすという掘削機能もある。
この奇妙とも言える機構のおかげでレーザー兵器にしては驚異的な貫通力というか超射程レーザー溶断器染みた性能を持つ。
下手なレーザー武器を使うくらいならこっちを選んだ方がいろいろと融通が利く。

ロストテクノロジーの塊であるがやはり普通に量産されている。ロストテクノロジーってなんだっけ。

300型携行送風機

設定:
ただの携行送風機。でも暴徒鎮圧に大活躍。もともとは通気ダクト内の汚れを圧縮空気でぶっ飛ばす掃除機。
意外と便利だったのでしつこい汚れをぶっ飛ばしてたらその内うるさい奴らもぶっ飛ばすようになったらしい。
一瞬でかなりの量の空気を叩き込むその動作を利用して爆弾を投射したり屑鉄をぶちまけて散弾銃替わりにと結構使い勝手が良い。

244型圧縮空気式リベット打機

設定:
リベットガン。リベットを圧縮空気によってマッハ8の速度で飛ばして冷間鍛造によって接合するなんかすごい奴。
当然ながら人に向けたら凄い威力を発揮しそうだが心なしか拳銃のほうが良く効く気がする。うん、あっちのヒトがすごい頑丈なだけなんだ。

リベットが入ってるケースにボンベが一体型となっている、ガス式のエアガンのような構造だ。
改造して機関銃のようにしてしまう者も居る。

200型圧縮空気式釘打機

設定:
ネイルガン。釘を圧縮空気によってマッハ10で飛ばすハイパワーな奴。
元々はマッハ10くらいの速度でハンマーを振り下ろす巨人達が普通の人間でも鋼鉄樹木を加工できるように作ったネイルガン。
例によって武器に転用せざるを得ないがなんかいまいち威力がしょぼい気がする。というよりあっちのヒトは何故そんなに頑丈なのか謎である。

困った事にボンベは別なのでどーしても重くなる。その分調整が利くが。

冷間鍛造なので打ち込まれた釘は自然に形状を変えて抜け難い形状になる。
鋼鉄樹木の壁を背にしている時に打ち込まれて貫通したら工兵を呼ぶハメになる。
改造して機関銃になるのは最早宿命だ。

でっかいのもある。

一五六式携行杭打機

設定:
バネ式パイルハンマー。なんと火薬ではなく板バネで杭を打ち込む漢の杭打機。
男一人で岩盤に突き刺す杭を打ち込む為と元の使用目的からして既におかしい。
土木工用の杭に対応する為、本体は比較的簡素。杭を掴む為のかなり強力な万力が付いており、これで杭を保持する。
この万力には板バネが接続されていてこれを止まるまで引いてバネを縮める。
これでも引く時は少ない力で引けるようにしてるがそれでもコッキングハンドルが要るレベル。
そしてトリガーを引くだけで打てる。

……板バネが凄まじく強力。300kgの超高硬鋼杭を100mまで真っ直ぐ飛ばせる程。
武器に転用したいが武器として扱うには職人の如き厳しい修行と経験が要る。
よって武器としても扱えたら文句なしに杭打ち職人と呼んでも良い。
当然だがよりでかい杭をつかえば主力戦車の装甲も貫けるが必然的に肉迫しなければならない。

どちらかと言うと戦闘工兵が好んで使う爆薬筒投射器である。

ン型携行原子力発電機

全長18cm、重量1.02kg
設定:
通称核バッテリー。何時から製造されて使われているのかよくわからないくらい古い代物でそこらへんに転がってる。
内部はすっげぇ小さな加圧水型軽水炉とスターリング機関を組み合わせた謎の発電機関と謎の波動蓄電池で構成されている。
やっぱり名前通り、主にウラン235を使用するU235型燃料棒かプルトニウムを使うPu型燃料棒を差し込んで使う。
操作が非常に簡単なのも特徴ですっごいお手軽な原子力電池として使える。
比較的簡単な機構故に怪しいメーカーも多く粗悪品も多い。放射線漏れを起こしてるなんてよくある事。
正規品は動かしても放射線が漏れないどころか第一種永久機関状態になっている。

出力はメガワット級原子力発電所級だがどの燃料棒も電力の持ち時間はなんと一ヶ月。

イチク全波長光学迷彩布

あらゆる電磁波を透過させて欺く凄い光学迷彩だが、原理と構造の問題で熱が逃げないので長時間使うと使用者が蒸し焼きになる。
可視光線だけを欺くモードにすればそれほど熱はこもらないが流石に隠蔽性はそれなりにしかならない。

特定の人種しか使えないっぽい謎の制御機構を持っているため、手に入れてもただの布か、馬鹿には見えない透明な布か、被ると消える不可視の布で非常に使いにくい。

光学迷彩として機能する布だがどのようにして反対側を認識しているのかが謎。
名前はある事件の時に逮捕された人物が持っていたのでその人物の名前が付いている。
謎の技術が使われていてなんとも特殊任務用に開発されてそうだが、持っていた人物によれば普通の市場や紡績品を取り扱う店で市販されている展示品や食品を光から守る為のカバーであるとのこと。
こんなものがそこらへんの店で市販されている文明や国家があるらしい。

不思議な素材系


金属樹木

設定:
何気なく生えてることがある金属が主成分の凄い樹。金属生命体ではなく有機生命体に分類される。
そもそも多量の金属を含有する事と短期間で巨大化するという以外は普通の樹木そのもの。檜とか樫とかが存在する。なので鋼鉄樫とかジェラルミン檜とかというふうに名前付けがかなり安直である。
主成分としている金属も様々であり、時々セシウムアカマツのように生えている事自体が奇跡に近く何時爆発してもおかしくないほど非常に危険なものが出てくる事もある。それに鋼鉄樫の苗木を普通の土壌で育てるとボーキサイト樫になってしまう事がよくある。
このことからこの手の金属樹木は通常の樹木となんら変わりなく別に新種としなくても良いという風潮がある。しかし、砂漠のような乾燥した地域でも普通に生えてたり、普通の森の中でも生えてたりと生育環境が謎である。見かけは普通の樹木と変わりないが“ただならぬ重さ”を感じさせる変な力場みたいなのがあるので意外と見つけやすい。

鋼鉄樫と呼ばれるものは兵器の部品になるほど堅牢でわりと広く使われている金属樹木だ。クレリアンやバリスタン等のρ13系の人類が手にしている武器の柄はだいたいこれで作られている。
何気に塑性流動も起さないので超光速戦闘にも使える。流石に耐弾性は均質圧延鋼板には劣る。
この鋼鉄樫を乾留後に鉄とニッケルとコバルトを主成分とするクレオソートやタールを分離して木鋼炭を作った後に無酸素状態でセラミックス粉末と一緒に焼くと木鋼セラミックが出来る。
これは同質量のRHAと比べてCE抵抗とFE抵抗が高く、そんなに設備が整って無くても耐CE・FE軽量装甲を作ることが出来る。
また、分子レベルで細かい鋼鉄の繊維がいわば鉄筋コンクリートの鉄筋と同じ働きを持つことで靭性が飛躍的に上がり、セラミック系装甲の弱点を相殺しているそうだ。

高圧石炭

設定:
石炭は炭素系生物が居る惑星ならどの惑星でも採れるが、これは主に巨大惑星の超重力と超圧力で圧縮されて出来る炭水化物の塊。
ダイヤモンド状の結晶構造をもっているのかダイヤモンドに匹敵する硬度を持ってる。圧縮されているだけあって密度が非常に高く、同体積のプルトニウムの十数倍重い。
圧縮されてしまっているためかただでさえ重いのに更に見えない質量があり、その分も含まれているのか同質量のプルトニウムよりも凄まじい量のエネルギーを持っている。
しかし、非常にゆっくりと燃えて意外に扱い難いので乾留して高圧コークスとタールに加工するのが普通。艦船の石炭ボイラーや混燃ボイラーなどの長く燃やす必要のあるボイラー用の燃料に留まる。

内部に火がつくと1kgなら10kt級の核爆発に匹敵する凄まじい爆発を起すが安定な物質となっている為か高出力レーザーやプラズマ砲等による高エネルギービーム照射でなければ点火できず、現状ではドリルで石炭を掘り、内部にプラズマ火薬を仕込むことでしか起爆することは出来ない。

高圧石油

設定:
高圧石炭と同じく炭素系生物が居る惑星ならどの惑星でも採れるが、これは主に巨大惑星の超重力と超圧力で圧縮されて出来る炭水化物の液体。
何故かあらゆる位相に跨って存在するほど圧縮されているらしく、これがある油田はどんな位相からも見える。
生成することで各種高圧燃料が得られる。
これから生成されたガソリンやディーゼルをレシプロ機関(要:調整)の燃料とすることで出力が少し上昇して燃焼時間が激増する。

が、やっぱり重くて扱い難いので解凍分留される。解凍分留すると精製前と比べて質量と体積が激増するので要注意。



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MI4989 武装
最終更新:2021年01月16日 20:40