遠坂邸の地下室に集まった10人の男女。
彼らは来るべき戦いに備える為、作戦の最終調整を話し合っていた。


「DIOとディケイドの対策はある程度固まってきたが、出来る事ならもう一手なにかほしいな。気休めでも何でも少しでも手札が必要だ」
「でもこれ以上はどうしようも無いんじゃないかな?私たち皆お互いの能力を知ったうえで対策立てたんだからさ、さっきのセイバーさんみたいに急に新しい能力に目覚めることも無理だし・・・」
「だよなぁ・・・。それにサーヴァントって修行しても能力は変化しないんだろ?よく分かんないけど」
「ええ。経験を積むという意味では無意味ではありませんが、生前の力を取り戻すことはありませんし、なにより新たな力を得るのは不可能です。それこそディケイドのような能力を持っていない限りは・・・」



こればっかりはどうしようもないと諦めていた時、ずっと何か考えていたルルーシュが顔を上げた。

「キャスター聞きたいことがある。お前の魔法は宝具に記載されたものを使い改良することも出来るのだったな。どれくらいの事が出来るんだ?いやはっきり聞こう、お前の宝具はなんだ」
「そういえばキャスターの宝具だけよく知らないな。花村達は知ってるのか?」
「いいや、真名はまあ不慮の事故みたいなもんで聞いちまったけど宝具までは聞いてねえよ」


他の皆、それこそマスターである名無ですらキャスターの宝具については知らなかった。
無論キャスターも言い忘れていたわけではない、言い出せなかったのだ。


キャスターは他のサーヴァントと違い真名を敵に知られても、それほどデメリットを負わない。
勿論わざわざ自分に何のメリットが無いのに真名を敵に知られるヘマはしないが、クー・フーリンを代表するような生前の死因を突く事はできない。
また自身の宝具も、ディケイドやオーズ達とは違いばれても対策が取れない部類の宝具にあたる。

けれど今の今までリインフォースは、仲間達に自身の真名や宝具を明かさなかった。
それは生前の自分の逸話を味方に知られる事を恐れたからだ。


リインフォースは生前多くのマスターと世界を滅ぼした反英霊に分類される。直接的にも間接的にも殺した数を数えれば、それこそ最凶の主従、ゼフィール・アシュナードすら足元に及ばない。
無論それはリインフォースが望んで行なった事ではないが、ありのままの事実を話す勇気は持ち合わせてなかった。


敵に知られるのは構わないが仲間には知られたくない。

その後ろめたさが仲間や名無に話すことが出来なくした。


しかし――――




「そうだな。いずれは話さねばと思っていた。今がその時なのだろうな・・・」


だが同時に話さなくてはならないこともリインフォースは理解していた。
敵は強大、全力を出し切らねば勝つことが不可能ということを。
だからこそありのままを話し、その結果信頼を失おうと戦おうと決意した。


「私の真名はリインフォース、だがそれとは別にもう一つ名が私にはある。いやむしろこちらが私の本当の名に当たるのだろうな・・・」

どこか悲しそうに呟くリインフォースは、逡巡したが意を決すると秘密を告白した。


「私は生前闇の書と呼ばれた融合型デバイスの管理人格(マスタープログラム)、闇の書の意思と呼ばれるもの、それが私の正体だ。マスター私はな、人間じゃないんだ・・・」


「そっか・・・ありがとなリインちゃん。キチンと話してくれて・・・。ひょっとしたら最後まで話す気がないかと思ったぜ」
「お前驚かないのか・・・騙したといわれてもおかしくない事だぞ」
「んーなんていうか、ぶっちゃけ知ってたんだよね。ただリインちゃん言いたくなさそうだったから黙ってた」

あまりにもあっさりと告げられた事に全員が目を開く。

「おいちょっとまてよ名無、いったいいつそんな事知ったんだ。図書室で調べてたのか?」
「いやなんか夢に見てさ。最初なんだかわからなかったけど、何回もみるうちにリインちゃんの事だって解って」
「私と暎司さんの時と同じだ・・・」
「それに俺は逢儚ちゃん―――リインちゃんとよく似た女の子を知ってる。だから黙ってた理由も分かるからさ、騙されたなんて思わねえよ」


あの不思議な空気を出していた可愛い女の子を名無は覚えている。
弓樹に恋したあの少女も、リインフォースと同じ「救世のススメ」と呼ばれる本の意思とも呼べる存在だった。
人間じゃない。多くの人や世界を滅ぼした。
それがどうした。彼にとっては例え世界を救う巫女でも、世界を滅ぼす魔女でも、全て愛でるべき対象だ。

「リインちゃんはリインちゃんだろ。いまさら嫌うなんてするかよ」
「だよなあ。キャスターが悪いやつじゃないのはもう皆知ってるしな」
「我々はお前に何度も助けられた。ここにいる誰もが、お前を疑うような奴はいない」

名無の言葉に花村・アレックスと初期からずっと行動を共にしていた二人が続く。
それに賛同するように他の全員も意見を同じくした。

「お前ってやつはホントに・・・お前になら使ってもいいかもしれんな―――マスター、ステータスを確認しろ。私の最後の宝具が記載さえているはずだ」

マスター全員が改めてリインフォースのステータスを目視する。



「ユニゾン」
ランク:A 種別:対人(自身)宝具
主と肉体・精神の融合を果たすことで主の魔法の手助けとなる「融合型デバイス」としての機能を発揮し、
主の能力を底上げする。また、主は夜天の書を介して魔法を使うことができる。



「これがキャスターの切り札・・・」
「私のこの宝具はマスターの能力を底上げする。これを使えばマスターでもサーヴァントとも互角に戦うことが―――」
「合体キターーーーーー!!」
「・・・は?」
「やっべこれヤバクね!?リインちゃんからこんな大胆なアプローチ受けるとは!ああごめんよ皆・・・一足先に大人の階段登ります!」


シリアスから一変。奇声を上げながら喜びまわる名無に周囲の者はドン引きしている。
カッコいい名無かとおもった?残念、ガッカリマスターでしたー!


「マジで生きててよかった・・・神様ありがとうございます!さあリインちゃん、一緒に夜のアバンチュールを!うは、マジサイコウ!最高にCOOL!!!」
「いい加減おちつ―――こいつ力強っ!」

よく見てみたら無意識に槍王の力を解放して身体能力を向上していた。
仮にもDランクの筋力を持っているのにまったく振りほどける気がしない。
本格的に身の危険を感じはじめる。

「テツノスケ落ち着きなさい。キャスターが困っています」
「断る!むしろセイバーちゃんも来い!その小さな胸を大きく・・・いや何でもない。セイバーちゃんのその控えめなところも素敵だよ?」
「どいてくださいシロウ、叩き切ります!」
「落ち着けセイバー斬ったらだめだ!」
「怖!般若の顔になってる!」


身を挺してセイバーを押しとどめる士郎と陽介と暎司。
三人がかりで押さえつけられ流石に思うように動けずにいる。

「大体大きい胸のどこがいいのです!?あんなものはただの脂肪です!」
「大丈夫だよセイバーさん。貧乳はステータスだよ!」
「何の慰めにもなっていませんコナタ!」

「くっ・・・まさか修羅が降臨するとは・・・だが負けんっ!俺は生きてリインちゃんとセイバーちゃんの胸を揉みしだいてやるんだ!」
「なんでお前は二重の意味で死に急いでるんだよ!」


一気に混沌としてきた空間にルルーシュは米神を押さえる。

「なんなんだ此れは・・・」








その後何とかルルーシュ、アレックス、ガウェインの三人がかりで沈静化し改めて会議を進行する。


「無駄な時間を使ったがキャスター、お前の宝具の詳細を聞きたい。ユニゾンは名無にしか使えないのか?それとも他のマスターやサーヴァントにも適用されるのか?」
「サーヴァントには無理だな。だが鉄之介以外のマスター、衛宮や花村や泉にも発動は可能だ」
「え!それって魔法少女リリカルこなたの誕生!?」
「いや泉、見た目はともかくお前の年齢で魔法少女を名乗るのはいささか無理が―――」
「こら衛宮!シっ!」
「・・・続けるぞ。その場合魔力の供給などはどうなる。二人分のサーヴァントの供給が必要なのか?」
「私自身の魔力貯蔵量が多いのでその点は問題ない。むしろ私の魔力をそのまま使えるので魔法を放ちながら膨大な魔力量の供給が可能だ」
「それはたとえば泉にユニゾンを使ったとしよう。その場合は消耗を度外視してコンボの乱発が可能になるということか?」
「できるがあまり効率がいいとはいえないな。実際に前線に出て戦うならともかく、供給目的なら私の魔力をお前たちに通してそれをサーヴァントに流したほうが無駄がすくない」
「実際に使った場合どれくらいのことが可能だ?俺や泉がサーヴァントと戦えるようになるということか?」
「可能だ。私が長年収集してきた魔法を使うことが可能だからな。それを改造することも出来るがそれは一から組みなおさねばならんがな」
「ふむ・・・その収集した魔法の一覧を見れるか?」
「少し待っていろ。戦闘に関係ない魔法もあるからな」


マルチタスクになにやら打ち込んでいると、キャスターの手の中に辞書位の厚みがあるファイルが人数分出てきた。
それを全員に配る。


「これはいいな。設置型の魔法を地雷のように使うこともできるのか。超長遠距離からの砲撃、特定の対象以外を入れない結界、広範囲にわたる殲滅魔法に肉体強化や障壁、探知にジャミング・・・」
「なあこのSランクオーバーの魔法ってセイバーの対魔力でも防げないってことなのか?バリア貫通の魔法もあるって」
「組み方しだいでは相手を封殺できそうですね。ネックは消費も大きいところでしょうか」
「魔力さえ豊富なら敵が近づく前に一気に殲滅するのだが・・・。そうするとこの陣地とマスターの供給だけでは不足でな。柳桐寺に行けばある程度の大技でもいける・・・はず」
「仕留め切れるならいいが失敗したときのリスクがでかいな。キャスターが戦えなくなればこちらが一気に不利になるぞ」


リインフォースは決して弱いサーヴァントではない。
むしろ瞬間的な火力ではこの聖杯戦争ではアルトリア、ガウェインに続き第3位にあたる。
その分消費する魔力も馬鹿にならないのでサポートに徹していたわけだが。
十分な供給先を得たリインフォースの魔法に正面から対処できるのは、此度の聖杯戦争では聖者の数字発動時のガウェイン、太公望の四不象戦闘形態(スープーシャンバトルモード)、セリス・シェールの魔封剣だけなのである。
閑話休題。


「では今から罠を仕掛けよう。セイバーとガウェインにアレックス、お前たちの知恵も借りたい。それからキャスター、転移魔法はどれくらい使用可能だ」
「先程使ったときは寺の結界を強引に突破した上に予想以上の消費で危なかったがな、あれから術式は改造済みだ。戦闘をすると仮定した上で使えるのは五回といったところだ。
それ以上の使用は戦いに影響が出るな。使うときは私の戦力がダウンすると思ってくれ」
「いつの間にそんなこと・・・」
「並列思考は魔道師の必須技術でな。一度に複数の術式使用など造作もない」
「ならば捕縛用の魔法と・・・このスフィア盤を町中に設置できるか?可能ならステルス性も付与してくれ」
「設置はできるがステルスとなるとな・・・発射すれば流石に気づかれるぞ」
「構わない。発射のタイミングはオートと任意の二つ用意してくれ」
「一箇所に集めて砲撃するのかルルーシュ?向こうもそれに気づくんじゃないのか?」
「それが理想なのだがな。いくつか複数の戦略を用意する。
 今衛宮が言ったように纏めて仕留めるプラン1。
 それとは逆に敵戦力を分散させて一騎ずつ倒すプラン2.
 敵戦力の消耗と時間稼ぎを目的とするプラン3.大まかにはこんなところだ」


こんなときに輝く金田一のライダー太公望を想いつつルル-シュはライダーの分まで戦略を練る。
幸いにも此方には常勝の王である騎士王アルトリア、その右腕の太陽の騎士ガウェイン、アメリカの特殊部隊の司令官だったアレックスがいる。
彼らの力を借りれば自分は以前のような失態は犯さない。
そう心に誓い着実に戦略を練り上げていく。

「あとは――――」
「ねえルルーシュくん。ちょっと思いついたことがあるんだけどさ」
「どうしたんだ泉?」

今まで見ていたこなただったが何か考えが浮かんだのか手を上げて発言する。

「このキャスターさんの魔法でさ、NPCの人たちを町から離せないかな?NPCの人たちが町から居なくなればこっちも有利になると思うんだよね」
「なぜそう思ったのか聞かせてもらえるか」
「うんあのね、まず思ったのがセイバーさんの宝具やキャスターさんの魔法で巻き込んじゃうからさ。単純に嫌なのもあるけどペナルティを受ける可能性を消すのと。
それとさっき言ってた相手のキャスターがNPCに何か仕掛けを施してたらさ、それを未然に防げるんじゃないかと思って。
それに町中から人がいなくなってたら切嗣さんやスザクくんも見つけやすいと思うんだよね」

なるほど理にかなった案だと納得した。
敵の補給や戦略を断ち索敵の確率を上げさらにはこちらの強みである火力を存分に発揮できる。
反対の理由などだれもなかった。


「わかった、それでいこう。キャスター頼めるか」
「分かった。冬木大橋の手前くらいまで張っておくぞ」


言葉と同時に封時結界を発動し深山町一帯の空間信号をずらしNPCの姿を消した。
また同時に指定されたポイントにスフィア盤や設置型の魔法を次々に作ってゆく。


「結界の強度は?」
「対軍宝具クラスまでならぎりぎり防げる。敵方のキャスターの存在がネックだが空間魔法に精通しない限り力ずくでは破れない」
「なるほど、とりあえずはこれでいいだろう。後決めなくてはいけないことは敵の割り当てだな」
「一番難しい問題だな。幸いなのは最悪でも日の出まで耐え抜けばDIOは排除できることだな」


DIOとディケイドは言わずもがなどの敵も一癖も二癖もある奴ばかりだ。
あらゆる事を想定して動かねばならない。対抗する術がいくつかあるのが幸いなところだろう。

「鳴上が残した映像に移っていたライダーのマスターの剣、あれは宝具だ。それも高い神秘と竜殺しの属性がついたとんでもないやつだ」
「仮にあれが敵の手に渡ったとしたらおそらくバーサーカーに使用させるな。アロンダイトを失った以上代わりとなる武器が必要なはずだ」
「じゃあセイバーをバーサーカーの相手をさせるわけにはいかないな。アヴァロンがある以上すぐに封印されることは無いと思うけどわざわざ危険を冒す必要は無い」
「ならばランスロット卿の相手は私がしましょう。生前の過ちは犯しません」
「ならおれは当初の予定通りアーチャーの相手をさせてもらう」
「万が一のことがあればすぐに下がってもらうぞ」
「かまわん。それとキャスター、俺とアーチャーが接触したら転移魔法で一対一にしてもらえるか。場所は商店街の離れの公園だ。あそこなら遮蔽物がないうえに周りの被害を気にせず戦える」
「では私はディケイドの相手をしましょう。何度も戦っていますし手の内もコナタのおかげで分かりました。今度は確実に勝ちます」
「それならアレックスに何かあった場合は転移魔法でアレックスとセイバーの位置を入れ替えてくれ。アレックスはそのままディケイドの相手を頼む」

静かに闘志を燃やすガウェインとアレックス。その二人とは対照的に瞳に闘志を燃やし意気込むセイバー。

「ライダー、前衛の援護を頼む。ただしディケイドには気をつけろ、お前の力を狙っているからな。キャスターは後方でマスターの護衛と念話での司令塔そして全体の援護を頼む」
「任せてルルーシュくん」「了解した」

短いが頼もしさを覚える返事を返す暎司とリインフォース。
アサシンとキャスターについては暎司とリインフォースが臨機応変に対応することに決まった。
また万が一敵のマスターが攻めてきて逃げ切れないと判断した場合、鉄之介が前衛で押さえ込み陽介がペルソナでサポート、士郎が後衛で援護する陣形で挑むことに決まった。
士郎と陽介は起源弾と相性が悪いため、スザクと同等かそれ以上の身体能力を持つが経験と技術が未熟な鉄之介のサポートに徹する事になった。
また陽介のスキルのデカジャは、固有時制御を無効化できるため鉄之介と組めば切嗣の能力をほぼ封殺できる。
さらにリインフォースの蒐集スキルを使えば、衛宮切嗣が所有する魔術を習得でき一時的にライダーを弱体化させられる可能性があるので機会があれば狙ってみると決まった。
アロンダイトは陽介が持つことに決まった。これで戦えるマスター3人全員がサーヴァントに対抗できることになった。





作戦会議が終わり皆思い思いに休息をとっていた。リインフォースがマスターに魔力を分け、それを通してサーヴァントも万全の状態を整えた。
こなたは仮眠を取り体調をベストの状態に整えている。
ルルーシュは作戦に穴がないかギリギリまで確認作業に徹し、士郎は投影の出来を確かめ戦いに向けて意識を集中させている。
鉄之介はなぜかエロ本を体中に巻きつけ僅かながらの防弾対策をしていた。それを見た陽介は微妙そうな顔をしたが、エロは全てを救う!と自信満々に話す鉄之介に何も言えなくなった。
サーヴァント達もこれからおこる戦いに向け意識を高めつつ自分が戦う相手に思いを馳せていた。





ディケイド、かつてのマスターである切嗣に配られたサーヴァント。今まで苦渋を飲まされ続けた因縁の相手。
間違いなく強敵だ、さらには勝つためには手段を選ばない非道さも持ち合わせている。
けれど、同時に根底にある善性もまた感じ取っていた。ならばこそ騎士として、そしてなによりマスターのためにも必ず勝つ。
鞘に納まれた聖剣を掲げ誓いを立てた。




ランスロット卿、肉親の仇であり王を裏切った裏切りの騎士。
生前は怒りからくる確執をとる事が出来ずに国を崩壊に追いやってしまった。
皮肉なものだと思う。ルルーシュと朽木スザク、私とランスロット卿と同じかつては友でありながら敵対する道を選んでしまった。
似ているとも思う。境遇も立場もあり方も、だからこそお互いに選ばれるべくして選ばれたのかもしれない。
けれど自分に迷いは無い。今度こそ私は、ただ我が王の為に剣を振るう。
ランスロット卿、決着をつけましょう。
必ず、我が王に勝利を・・・・




DIO・・・奴のあり方は俺と似ていると感じた。
かつては人間でありながら怪物となり最後はヒトによって倒された反英霊。
だがその根底は真逆だ。奴は人間であることに耐えれず怪物に成る事を望み、俺は怪物として生きようとして結局は怪物に耐え切れず人間になることを最後に願って死んだ。
だからこそ、奴にだけは負けるわけにはいかない。マスターの友の仇であり決して自分とは相容れないモノとは・・・
だが一つアレックスは懸念があった。もしも生前と敵が自分用に対策を練ってきていて、その結果また進化を抑えれずに暴走したらと不安があった。
だからこそ戦いのときに回りに誰もいない場所を選んだ。万が一のときはDIOだけでも道ずれにするために。
そのとき心配なのは自分のマスターの事・・・
お人よしで無鉄砲なマスターは自分から助けに向かいかねない。
流石にマスターを巻き込むのは心が痛むと生前では考えもしなかったことが頭によぎった。
幸い衛宮には契約を解除する宝具があるらしい。最悪の場合手首を切り落とすようキャスターに頼んだ。
マスターの能力なら自分がいなくても足手まといにはならない。
もしその時が来たら俺は・・・





嫌な戦いだ・・・
火野暎司は素直にそう思った。自分は出来るなら誰も殺したくないし誰も傷つけたくないと思っている。
けれど、今から戦う敵はそんな甘いことを言っていられない奴らばかりだ。
俺が一番怖いのはこなたちゃんを守れないことだ。
凛ちゃんも士郎君たちの仲間だった金田一君も、それに陸君だって、おれは助けられなかった。
もうこれ以上、仲間を失うわけにはいかない。
何を守るべきか、何を一番に優先するべきなのか。
本当ならこんな考えは好きでは無い。けれど全てを救うなんて自惚れてはいない。
その代わり俺は手の届くものを守り抜きたい。
そのためならディケイド、君と戦うことも迷わない。




思えば随分可笑しなことになったものだ。
最初は優勝しようかと考えていたのに、鉄之介をマスターに引き花村たちと行動するようになってズルズルと来て・・・
今では聖杯戦争を止めるために戦っている。変わったんだと思う。それはきっとマスターのせいなのだろう。
けれど、そんな変化が心地よく思っている。
私の一番のマスターは八神はやてだ。それは変わらない。けれど、気がつけばいつの間にか鉄之介の事を考えている。
スケベで、馬鹿で単純で何も考えていなくて、はやてとは天と地ほど差がある。
けれどたまに見せる真剣な表情が、最後まで味方だと笑ったあの笑顔が、私を守るためにアシュナード相手に立ち向かったあの背中が、頭を離れない。
この感情が分からなくて頭にくるけれど、だけどどこか悪くないと思う。
私は、彼と最後まで戦う。



【深山町・遠坂邸地下室/未明】


【衛宮士郎@Fate/stay night】
[令呪]:2画
[状態]:健康
[装備]:携帯電話、ICレコーダー
※紅の暴君は破却しました
※体内の負の魔力が除去されました


【セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)@Fate/stay night】
[状態]:健康
※ムーンセルに課せられていた能力制限が解除されました
※ムーンセルから得られる知識制限が解除されました
※宝具「全て遠き理想郷(アヴァロン)」が使用可能になりました
またこれに伴い魔力量が大幅に増大しています


【ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス反逆のルルーシュ】
[令呪]:1画
[状態]:健康
[装備]:携帯電話、ニューナンブ
※枢木スザクが参加していることを知りましたが説得を断念しました
※マスター達は時空を超えて集められたのではないかと考えています
※枢木スザクが自分より過去(第二次トウキョウ決戦前後?)から参戦していると考えています


【セイバー(ガウェイン)@Fate/extra】
[状態]:健康
※リインフォースにある術式の改良を依頼しました


【泉こなた@らき☆すた】
[令呪]:3画
[状態]:健康
[装備]:携帯電話


【ライダー(火野映司)@仮面ライダーOOO/オーズ】
[状態]:健康、新たな決意
※遠坂邸内にカンドロイドを放っています
※この聖杯戦争ではスーパータトバコンボは原則使用できません


【花村陽介@ペルソナ4】
[令呪]:3画
[状態]:健康、強い覚悟と決意
[道具]:無毀なる湖光(アロンダイト)@Fate Zero
[持ち物]:ミネラルウォーター@現実、カロリーメイト@現実・医薬品一式@現実
 大学ノート@現実・筆記用具一式@現実・電池式充電器@現実・電池@現実 、契約者の鍵@ペルソナ4
 携帯電話*携帯電話には名無鉄之介の名前が登録されています
 予備の服@現実・食料@現実・スパナ@現実
※聖杯戦争のルールと仕組みを言峰神父から聞きました
(意図的に隠された情報があるかもしれません)
※ジライヤがスサノオに転生しました。
※契約者の鍵@ペルソナ4を入手しました


【ランサー(アレックス)@ARMS】
[状態]:健康、ARMSの進化(進行度小)
※アサシン(ヴァレンタイン)が生存していることに気付きました


【名無鉄之介@私の救世主さま】
[令呪]:2画
[状態]:健康
[装備]エロ本(体中に巻きつけてあります)
[持ち物]:エロ本(大量)@現実・携帯電話@現実(携帯電話には花村陽介の名前が登録されています) 予備の服@現実・鳴上悠のクレジットカード
※聖杯戦争のルールと仕組みを言峰神父から聞きました
(意図的に隠された情報があるかもしれません)


【キャスター(リインフォース)@魔法少女リリカルなのはA's】
[状態]:健康
※肉の芽の解除が可能です。ただし全力でやって誰にも邪魔されないのが条件です
※遠坂邸に工房を作成しました 。特別な防衛効果はありませんが土地の魔力をそのまま取り込めます
※深山町の各地にステルス性を高めたサーチャーを複数飛ばしています。主に遠坂邸、柳洞寺周辺、月海原学園、柳洞寺地下大空洞前を中心に索敵しています
※ガウェインから依頼された術式が完成しました
※転送魔術の術式を改造しました。5回までなら戦闘に支障を出さずに使用できます




※今まで月海原学園で調べたサーヴァントデータの内容を全員が共有しています
アーチャー(DIO)、アサシン(ヴァレンタイン)、ライダー(門矢士)、バーサーカー(ランスロット)のデータは詳細に把握しましたが、キャスター(キンブリー)の情報はごく一部に留まっています
※深山町一帯に結界が張られNPCの姿が消えました。ただし一部の上級AIは存在します。範囲は冬木大橋手前までです
※深山町のいたるところにスフィア盤と設置型のトラップが配置されました。ステルス性が付与されているため発射されるまでは気づきにくいです

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