快適な運用のために

Cドライブの空き容量を増やしたい

1.特に容量を喰う原因を排除する

【hiberfil.sysを削除する】

hiberfil.sysは休止状態(ハイバネーション)時にメモリの内容を退避するためのファイル。この1ファイルだけで約2GBを食っており、削除すると一気に2GBの余裕が空くことになる。下記の方法で休止状態を無効にすると削除される。
休止状態を無効にするともちろん休止状態は使えなくなるが、T100のスタミナなら休止状態などほぼ使わないかと思われるので、32GBモデルでは最優先でやっておきたい。

Windowsシステムツールのコマンドプロンプトを長押しから管理者として実行し、以下のコマンドを入力。
「powercfg.exe /hibernate off」
元に戻したい時は、同様に管理者プロンプトから
「powercfg.exe /hibernate on」

【復元ポイントを削除する・復元機能をOFFにする】

復元ポイントのファイルも容量を大きく食っている。最新の復元ポイント以外を削除するとよい。


復元機能をOFFにするとより空き容量を増やせるがリスクも大きいので要注意。(何があっても責任は負えない)
その場合は、別のバックアップソフト(EaseUS Todo Backup Free等)で定期的にシステムのバックアップを取ること。HDDモデルであればHDDにバックアップすればいいし、HDD無しの場合は外付けHDDあるいは32GB以上のUSBメモリーを使ってこまめにバックアップを取ればよい。

2.外部メモリー(microSDカード)を活用する

64GBのmicroSDXCカードがコストパフォーマンスに優れているのでおすすめ。ファイルシステムはexFATがスタンダードだが、後述のシンボリックリンクをSDカード上にも配置したい場合はNTFSにする必要がある。

microSDカードは内蔵eMMCよりアクセス速度が遅い。フォーマット時に、クラスタサイズ(アロケーションユニットサイズ)を32kbないし64kbに指定することにより幾分改善される。(既定の4kbでフォーマットした場合と比べると書き込み速度は体感ではっきりわかるほど変わる。)
但し、クラスタサイズを大きくすると、ディスクスペースを食いやすくなり実際に格納できるファイル数は少なくなる。
クラスタサイズについてはここを見ればどういうものかわかるかと。

【ドキュメント類をフォルダごとSDカードに移動】

ドキュメント、ピクチャー等のフォルダを右クリック→プロパティ→場所

デスクトップにファイルを置きっぱなしにするとCドライブの容量を喰うので、デスクトップにSDカードへのショートカットあるいはシンボリックリンクを作成するとよい。

余談だが、シンボリックリンクはNTFSフォーマットのディスク上にしか配置できないので、何らかの事情でSDカード上にもシンボリックリンクを配置したい場合は、SDカードをexFATではなくNTFSでフォーマットする必要があるので注意。

【アプリケーションを外部メモリーにインストール】

PortableApps.comを利用する。
GoogleChrome、LibreOffice等のポータブル版を一括管理できる統合管理ソフト。各アプリベンダの協賛を得ているようなので安心。日本語化もされている。
注意点としては、ブラウザのCookie等、アプリが管理する一時ファイルもSDに保存されるので、一時ファイルを常に生成するようなアプリは動作が全般的に遅くなる。
各アプリのポータブル版はサイズが抑制されていることが多いので、PortableAppsをCドライブで運用するというのも一つの方法。


画面の縦が狭い!

タスクバーを横に。アプリケーションソフトのメニューバーを必要最小限に。ブラウザではF11で全画面化。(なお、このときTouchMousePointerが大活躍する。)

タブレット状態でファンクションキーが押せない!?

設定→PC設定の変更→PCとデバイス→入力→「ハードウェアキーボードに準拠したレイアウトをタッチキーボードオプションとして追加する。」

InstantGo(Connected Standby)を無効にしたい

タブレットとして運用するには便利なInstantGoですが、特にHDDモデルでは(Windows Updateの影響で)非常にバッテリー消費が激しくなります。
レジストリを修正する事によりあえてInstantGoを無効とし、休止モードのみで運用することが出来ます。
この修正により、Windows7では使えていた詳細な電源プランが設定できるようになる副次的な効果もあります。

http://superuser.com/questions/710913/how-to-disable-connected-standby-in-windows-8 より
HKEY_LOCAL_MACHINE System\CurrentControlSet\Control\Powerの「CsEnabled」を1から0に修正

※レジストリの修正は最悪の場合、Windows自体が起動しなくなる危険性があります。十分に注意してください
※上記設定後Windows8.1Update1適用で「スリープ」ができなくなりました。「CsEnabled」を1に戻したのちに再起動でスリープメニュー復活。

高速スタートアップを無効にしたい

Windows8.1はWindows7以前と比較して非常に起動が高速ですが、それは通常のシャットダウン時にはカーネルやデバイス、ドライバー、サービスを休止状態にする、高速スタートアップ機能が標準で有効になっているのも大きな要因です。
ただし、ハードウェア構成を変更したりUSB機器(特にLAN関係でトラブルが多い模様)によっては、この機能がトラブルの原因になる事もあるようですので、そのような場合は設定により無効にする事が可能です。

http://michisugara.jp/archives/2013/fast_startup.html
Windows 8で実装された「高速スタートアップ」とはどんな機能か解説

【コメントフォーム・新しいコメントが上に来ます】
名前:
コメント:
  • 【hiberfil.sysを削除する】のコマンドをじっこうしましたが、Cドライブの空き容量が変わらなかった。 -- 名無しさん (2015-06-04 17:35:05)
  • 【hiberfil.sysを削除する】の -- 名無しさん (2015-06-04 17:33:44)
  • バッテリー消費量の低減: 機内モードをON。  また、キーボードドックHDD接続の場合は、タスクの「ハードウェアを安全に取り外して~」からHDDを取り外し。 -- 名無しさん (2014-07-20 16:50:06)
  • ASUS TransBook T100TAのWindows標準機能によるシステム全体バックアップ、及びUSBブートによるリストア手順⇒こちらで詳しく解説されています ⇒http://knaka1973-gadget.blogspot.jp/2014/01/asus-transbook-t100tawindowsusb.html -- 名無しさん (2014-07-20 16:34:15)
  • HDD付モデルのSSD換装または取り外し。こちらのページを参考に実施。サンクス ⇒http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000590021/SortID=16902192/ -- 名無しさん (2014-07-20 16:00:09)
  • InstantGoに対応しているので バッテリー劣化の定点観測が可能。コマンドプロンプトから、powercfg /sleepstudyを実行してレポート作成。 -- 名無しさん (2014-07-20 15:28:22)
  • アプリを外部メモリに、一時ファイルを本体eMMCにしたい場合、1.アプリの設定を探す 2.DOSプロンプトでmklinkを使って一時ファイルディレクトリを本体へのジャンクションにする -- 名無しさん (2014-03-10 22:47:39)
  • タブレット状態でファンクションキーが押せない!?→PCの設定変更→デバイス→入力→ハードウェアに準拠したキーレイアウト -- 名無しさん (2013-12-02 23:23:22)
  • 画面の縦が狭い!→ツールバーを横に。ソフトのメニューバーを必要最小限に。ブラウザではF11で全画面化。(このときToucMousePointerが大活躍する。) -- 名無しさん (2013-12-02 23:21:05)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2017年09月14日 12:44