朝鮮総連2


北工作機関トップ 朝鮮高生組織と接触 「正恩氏に忠誠」直接指示 2012.4.2

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120402/crm12040208280000-n1.htm
http://megalodon.jp/2013-0729-1924-04/sankei.jp.msn.com/affairs/news/120402/crm12040208280000-n1.htm
 朝鮮高級学校(高校)の生徒が強制加入させられる在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の政治組織「在日本朝鮮青年同盟」(朝青)に対し、北朝鮮の工作機関幹部が新指導者、金正恩氏への忠誠と思想教育強化を直接指示していたことが1日、分かった。朝青は課外活動として生徒の思想教育を行う組織。高校無償化獲得運動の裏で、正恩体制発足以降、思想教育が深まっている実態が改めて浮き彫りになった。
 朝鮮総連関係者によると、朝青幹部らが金正日総書記生誕70年に合わせ、2月11~23日に平壌を訪れた際、
朝鮮労働党の対外工作機関「225局」(旧対外連絡部)の姜周一部長
が「正恩同志の偉大性は講演などでなく、一人一人個別に教育しなければならない」と指示。別の幹部も「正恩同志の軍事、科学技術への卓越した見識が偉大性を体現しており、その指導に忠実に従わなければならない」と述べたという。
 また、これに先立つ1月には朝鮮総連が朝青の今年の活動方針として、正恩氏崇拝に基づく思想教育強化を打ち出していた。

拉致関与の225局が管理

【ソウル上田勇実】
 韓国に工作員を送り込んで地下党組織を結成したり、日本人拉致を実行したことでも知られる北朝鮮労働党傘下の工作機関225局(旧対外連絡部)が、現在も数百人の工作員を日本に潜入させていることが分かった。韓国の情報筋が11日、本紙に明らかにした。
 情報筋によると、225局は総員数千人で、全体を約三分の一ずつに分け、それぞれに「内部教育」「待機」「海外潜入」の任務を与え、ローテーションで回すなど管理している。このうち日本に潜入している工作員は数百人に達し、国籍を韓国や中国などに“洗浄”した後、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者などと接触している可能性が高いという。
 工作員たちは、北朝鮮国内では平壌郊外などに複数ある「招待所」と呼ばれる施設で少人数ずつが暮らし、外出時には昼間でも顔にマスクをしたり、傘をさすなど、互いの存在すら分からないほど秘密保持が徹底されているという。
もともと北朝鮮の対日工作には、統一戦線部の康寛周(通名・姜周一)副部長が深く関与してきたとされるが
康氏が1997年に対外連絡部長に昇進(現、225局長)した後、同局がその工作ネットワークを引き継いだ。
日本に工作員を送るのは「協力してもらう人脈や韓国潜入のための迂回基地を作ったり、日米に関する機密を入手するのが主な目的」(専門家)とみられている。一方、韓国に潜入している225局所属の工作員は千人以上に達するという。
 225局は昨年、軍事機密を報告したり、親北朝鮮勢力の基盤を強化しようとしていた韓国地下党組織「旺載山」の事件の指令元。
検察当局によると、容疑者は総連の現役幹部と接触したり、自衛隊関連資料の収集などを命じられていた。
2012/7/12

山拓&紘一の反日GW外遊…パイプ役失脚に総連動揺

http://dogma.at.webry.info/200705/article_1.html
http://megalodon.jp/2013-0729-2019-19/dogma.at.webry.info/200705/article_1.html
 重村智計氏が、論壇誌『WiLL』5月号で、山拓訪朝の舞台裏と緊急事態をリポートしていた。北朝鮮ウォッチャーの面目躍如たるスッパ抜きである。
【せんせいに招待状を送った男】
1月の山拓せんせい訪朝をセットしたのは、朝鮮労働党の対外連絡部(社会文化部)部長・姜周一(カン・ジュイル)だったという。
この姜周一という男は朝鮮総連を通じた対日工作の責任者の1人だ。ところが、重村氏によると、今年2月に姜周一が失脚したことが判明。
理由は汚職の発覚で、一部では国家保衛部(秘密警察)に逮捕されたとの説も囁かれているようだ。もちろん汚職は表向きの罪状で、政権中枢で何か変化が起こったのは明らかである。
 1月の訪朝について、山拓せんせい自身も「姜周一の招待状」だったことを明かしているという。対日工作のトップから直々に山拓は招かれていたのだ。
元防衛庁長官が敵国の謀略組織と昵懇だった…恐ろしい現実である。
【スクープに朝鮮総連が大パニック】
 発売されて間もない『WiLL』6月号に、重村智計氏は続報を記している。爽快な気分になる内容だ。WiLL先月号のこのコラムに、朝鮮総連は大騒ぎになった。姜周一・社会文化部長の更迭を多くの幹部が知らなかったからだ。本誌を読んで知った総連関係者の中には、「姜部長がいなくなったら、総連を保護してくれる平壌の幹部がいなくなる。総連も終わりだ」と口走る人もいた。(『WiLL』6月号216頁)
 堂々と万景峰号で新潟に乗り込み、総連幹部を船内に読んで指令を出していたのが、姜周一だった。いわゆる「船内指導」である。
【万景峰号の奥にいた黒幕・姜周一】
 7年前に高世仁氏のjin-netが制作し『サンプロ』で放映でされた朝銀問題の特集にも、その名が登場している。そこで朝鮮総連財政局の元幹部は、こう告白していた。
「その伝達に来るのは、総連を指導する総連指導課というね、そのトップである姜周一が来て(伝える)」
「どうやって来るんですか?」
「船で、万景峰号」
「姜周一が船に乗って来る…」
「来て、総連中央の許宗萬に伝達するでしょう」
参照:2000年4月16日『北朝鮮送金疑惑-血税一兆円!? 朝銀破綻の真相』
許宗萬(ホ・ジョンマン)とは4月25日に2児拉致事件で警視庁公安部から出頭要請が出された総連ナンバー2だ。
万景峰号で不正送金を行っていた時代から暗躍を続けていた人物である。

『北朝鮮送金疑惑-血税一兆円!? 朝銀破綻の真相-』
http://megalodon.jp/2013-0729-2116-30/www.jin-net.co.jp/sakuhin6.htm
 北朝鮮からの献金指令は、どのように彼らに伝えられるのか?
朝鮮総連財政局元幹部
『その伝達に来るのは、総連を指導する総連指導課というね、そのトップである姜周一(カン・ジュイル)が来て(伝える)』
『どうやって来るんですか?』
『船で、万景峰(マンギョンボン)号』
『万景峰号ですか』
 万景峰号とは、新潟と北朝鮮との間を往復している北朝鮮の定期船のことだ。北朝鮮の総連指導責任者、姜周一氏が利用する部屋は、この船の4階にあると言う。
『その部屋の中に実際入ったことはありますか?』
『あります。普通だったら、あの船の特等室くらいの費用かけてあります』
『姜周一(カン・ジュイル)が船に乗って来る・・・』
『来て、総連中央のキョ・ソウマンに伝達するでしょう』
 キョ・ソウマン氏とは、朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)責任副議長のことである。

※ 関連項目 元公安調査庁長官緒方逮捕

 先月、キム・ジョンイル総書記の誕生日の際に、北朝鮮を訪問し、総書記と肩を並べて記念撮影を許される朝鮮総連の最高実力者のひとりである。 そして、朝鮮総連財政局の元幹部が、北朝鮮への献金ルートの全容を初めて明らかにした。
北朝鮮の金正日総書記から出された献金指令は、朝鮮総連指導責任者の姜周一(カン・ジュイル)氏を通して、総連の許宗萬責任副議長に伝えられる。
許宗萬責任副議長は、その指令を持ち帰り、総連中央常任委員会で討議する。その後、総連中央の組織局から総連の各地方本部に献金額の割り当てが伝達されると言う。

【献金指令の流れ】
北朝鮮金正日総書記⇒総連指導責任者姜周一氏⇒総連許宗萬責任副議長⇒総連中央常任委員会⇒総連各地方本部

『お金はどこにあるんですか?』
『それは各信用組合があるでしょう、各県の』
『朝銀ってことですね?』
『そうです。理事長とかね、副理事長あたりが持って、中央に駆け参じて来るでしょう』
『どうして、そう易々と総連は朝銀を動かせるんですか?』
『それはまあ人事権まで握ってますから、総連の方で。理事長ね、我々の方の話を聞くような人を配置するからと。そしたらもう駄目ですよ。言うこときかないわけにはいかないですよ』
 こうして集められた金は、朝鮮総連新潟県本部内に運ばれた後、小分けにして、万景峰(マンギョンボン)号に密かに積みこまれ、北朝鮮に送られると言う。
『ご自身が何度か新潟までお金を運んだ。全部で何回ぐらい?』
『30回から40回ぐらいありますね。30億から40億ぐらいになるでしょう。』
『最低それだけのお金は北朝鮮まで運んだと?』
『数字的には微々たるものですけど。それ以上の金が行ってますよ、確実に』
『確実に』
『1000億ぐらい行ってるでしょう』
北朝鮮に不正に流れている朝銀マネー。その朝銀の破綻処理に、今、国民の税金・一兆円とも言われる公的資金が投入されようとしている。

「海外事情」平成15年6月号
http://megalodon.jp/2013-0729-1928-52/senryaku-jouhou.jp/ARO.html
 金日成は政権を掌握した初期から韓国を赤化統一するために手段方法を選ばなかった。そしてその一環として対南分野を担当する中央党連絡部が設置される。この組織はその後中央党三号庁舎という巨大組織に膨れ上がり、今日北朝鮮における対内・対外政の策決定に重要な役割も遂行する核心権力機構として重要な役割を遂行している。
 三号庁舎にとっては平和的統一などありえず、統一は韓国の体制転覆を通してのみ成し遂げられると判断しているため、破壊とテロを基本にしているのである。この組織は韓国の赤化統一のために韓国内の反政府勢力を構築するため工作員を必要とし、彼らを専門的に養成していくための教育機関、現職工作員が居住し再教育を受ける招待所も必要になる。工作員養成機関は当初、「松島政治学院」「金剛学院」と呼ばれ、その後は政治学校に、金星政治軍事大学、朝鮮労働党中央委員会直属政治学校、金正日政治軍事大学などと何度も名前を変えながら存在してきた。 
 去る一九九五年忠清南道扶余で逮捕された武装工作員金東植と一五代大統領選挙直前に逮捕された夫婦工作員崔ジョンナム・姜ヒジョンも皆対外連絡部所属である。部署の重要性にともない、対外連絡部長はチョン・ギョンヒのような功労のある工作員でなければ
李昌成・姜周一ら金正日党総書記の際側近
が占めた。最近更迭されたことが明らかになった
姜周一(別名姜ガンジュ)は一九九七年までは林ドンオクとともに統一戦線部第一副部長として活動したがその後対外連絡部長に昇進した。 

統一戦線部で朝鮮総聯(在日本朝鮮人総聯合会)を担当した姜周一

は対外連絡部長に移るときに総聯業務も持っていったものと伝えられた。対外連絡部は現在「烽火政治大学」(一九九二年新設)という工作員養成機関を別途に設け工作員を養成しており、教育生並びに卒業生のためのいくつかの招待所も持っている。形態は朝鮮労働党一一〇連絡所(烽火政治大学)と呼んでいるが、これは金正日政治軍事大学分校の後身である。
 一九六〇年代韓国で「統一革命党」という巨大な地下党を構築、運営し捜査網に引っ掛かって死刑にされた統一革命党党首金ジョンテらが代表的な連絡部の工作員であり、その以後にも南朝鮮労働党事件などで世界に広く知られるようになった。
 現在韓国の主要情報、捜査機関には前対外連絡部工作員が逮捕され転向し反対に対北捜査に専念している。海外工作を担当する三五号室 北朝鮮の海外工作部署としては三五号室(前対外情報調査部)がある。海外での主要諜報・情報収集を目的とする部署であるとはいうが、これは徹底した対南赤化統一のための集団であり、対南活動に深く関係している。
一九八七年一一月大韓航空機爆破事件の主役がまさに対外情報調査部だった。
当時手段方法を選ばずにソウルで開かれる八八オリンピックを阻止せよとの金正日の指示によって対外情報調査部は工作組(グループ)を派遣して大韓航空機を爆破したのである。 もちろん、世界の各国に対する工作ならびに拉致、テロなども行っている。代表的な例として西ヨーロッパでの日本人拉致事件を挙げることができよう。また作戦部と連携して日本に対する浸透とともに日本海岸での日本人拉致にも先頭に立ち国際的非難を受けている。彼らは日本のみならず世界の多くの国々で外国人を拉致してきており、その身分を利用して韓国と世界各国に浸透、工作員活動をしている。 三五号室は対南赤化統一の目的のためには北朝鮮との同盟国に対してすら無慈悲なテロ行為を行うことができる。
 三五号室は海外で工作活動をするのみならず、各種犯罪活動にも関与している。海外での麻薬密売、偽札密売、武器購入などがまさに代表的である。 最近では
日本のヤクザ、ロシア・マフィアなど国際犯罪組織と連携する一方
中国北京の新興暴力組織に資金を支援、育成して麻薬密売の下部組織としている
ことが知られている。また、外交特権を利用して外交官が麻薬を直接運搬したり外交行嚢で各国の北朝鮮公館に送り現地に供給する方法まで動員している。

一九九〇年代中盤カンボジアで偽札、麻薬密売などで逮捕された元日本赤軍の田中義三

のような人物が三五号室の指令を受けて活動した。三五号室は現在各国駐在北朝鮮大使館も主要拠点として活動している。三号庁舎で最大規模の工作機関、作戦部 作戦部は韓国に派遣する地下党工作員を案内並びに護送し復帰させる役割や、工作員に対する基本教育訓練、さらに要人拉致、暗殺、主要施設爆破のような対南テロ工作や対南浸透ルート開拓などの任務を遂行する部署である
 統一戦線工作を担う統戦部 また、国内外の親北人士結集ならびに反北人士孤立を担当し、海外に統一戦線勢力を構築するのを専門にする統一戦線部(統戦部)がある。統戦部は南北会談を収監する部署でもあり、対南心理戦放送、各心理戦工作もし、
朝鮮総連を直接指揮する役割も担当
している。また外的問題にも直接・間接的に関与して金正日から「忠誠の資金」という名目の
「秘密資金」作りにも先頭に立つ部署
である。現在統一戦線部部長は中央党三号庁舎総責任者であり対南担当書記である金容淳が兼任している。 
 今日、日本に対する北朝鮮の介入は統一戦線部が総聯を指揮運営してさらに露骨化している。北朝鮮は総聯組織を日本国内にある一つの巨大な公開的工作拠点と認識して総聯を通し公開的な対日工作を遂行しており、また日本国内の親北勢力構築と彼らに対する支援で日本の親北化を企図している。 統一戦線部は日本政府・与野党の幹部にも接近を企図し、彼らが融和的な対北政策を展開するよう色々な工作活動も行っている。代表的な例として
一九九〇年代初め、与党の核心人物である金丸信に北朝鮮を訪問するよう工作し有利な位置での日本との関係改善を企図したのがまさに統一戦線部である。
 北朝鮮の海外工作は主として北朝鮮対南工作を容易にするのに必要な資金確保にあわせて犯罪団体との連帯とそれを通した麻薬、武器、偽札密輸に限定されている。北朝鮮はこのような国際的環境の下、既に海外に構築している親北勢力ならびに海外同胞組織をより良く利用することに最大限の焦点を合わせている。 
 その側面から見るとき今日日本にある朝鮮総聯組織は対南工作の基本になっていると言えよう。
総聯は北朝鮮三号庁舎の徹底した意志と指示にしたがって動かされてきた組織であり
今後も決して三号庁舎と別個になり得ない存在である。
もちろん、最近になって総聯を通じた無分別な資金確保と各種諜報活動によって日本国内で総聯の地位が急激に弱まり組織の生存自体が危機に瀕してはいるが、総聯に対する干渉を決して放棄することはないだろう。日本は総聯組織に対する監視をより徹底して行う必要がある。

154 - 衆 - 安全保障委員会 - 6号 平成14年04月18日
小池委員 
 四月二日付の朝鮮商工新聞というのが届きました。ずっと日本語の部分と、あとハングルで書かれた部分があるんですが、わざわざハングルで書かれた部分というのは一種挑戦的な部分もございまして、簡単にその翻訳部分をお伝えいたしますと、
 われわれの愛国的同胞商工人たちは状態がいくら困難で複雑であっても、敬愛する将軍さまのもとに全人民が固く団結する祖国があり、総聯組織に一心団結して闘争すれば必ず勝つという固い信念と意志の下に、あらゆる障害と難関を克服していきました。ちょっと飛ばしますけれども、
 いま日本当局はわれわれの信用組合と総聯の間にくさびを打ち込もうとして干渉し圧力を加えてきています。新組合の「定款付記」は言うまでもなくその産物です。
 同胞社会の実態、そして商工団体が歩んできた半世紀の歴史を冷静に見れば、総聯組織と切り離して考えることはできず、
もう一度言います。
 同胞社会の実態、そして商工団体が歩んできた半世紀の歴史を冷静に見れば、総聯組織と切り離して考えることはできず、総聯組織のもとに団結してはじめて同胞社会を守ることができ商工団体を強化発展させ企業権も固守していける、ということは明確です。新信用組合も総聯の大衆的地盤と同胞商工人の愛国的情熱に固く依拠してはじめて発展できるのです
ということで、わざわざこのハングルで書いた部分は日本人には読ませたくなかったのではないかという、逆の心理が働いているものではないかと考えることもできます。
 また、「総連への融資二百億円」ということで、きょうの新聞でございますけれども、朝銀東京の元理事長、これが破綻への大きな原因となったということで、例の朝銀東京信用組合をめぐる資金流用事件で業務上横領罪などに問われた元理事長鄭京生被告が、この問題で、朝銀東京から朝鮮総連側への融資総額は約二百億円に上っていたと供述し、破綻原因の大きな比重を占めているというふうに話しているわけでございまして、いろいろなことがこういう司法の場でも明確になってきている。
 実は、これが今度、来週ですか、発売される、「わが朝鮮総連の罪と罰」ということで、まさに今の問題に絡んでいた朝鮮総連中央本部の財政局副局長であった韓光熙さんが書かれた本でございます。その中に、朝鮮総連と送金疑惑について書いているんですけれども、
 送金疑惑報道に対して朝鮮総連は激しく抗議したが、日本から北朝鮮に毎年巨額のカネが流れていたことは、間違いのない事実である。

日本から非合法的に送られる資金は、そのほとんどが新潟港と北朝鮮の元山港を結ぶ準定期航路を通じて、現金のかたちで運ばれる。

それから、朝鮮総連は毎年、金日成・正日父子の誕生日、九月九日の建国記念日、一〇月一〇日の党創建記念日など、北朝鮮で祝い事があるたび、祖国に対する忠誠のしるしとして相応の付け届けをしていた。これが組織的な事業の体をなしてきたのは七九年に短期祖国訪問団がはじまってからである。この本は、今回の朝銀問題も含め、拉致疑惑にもつながってくる、まさにそれをやっていた当事者の人の書でございます。それから飛んで、

「次の首領様の誕生日までに何億集めよ」といった類の指令が、姜周一から許宗萬に、直接口頭で伝えられる。

指令を受け取った許宗萬はこれを東京の総連中央本部に持ち帰る。ここで、献金の割り当てが決定されるのである。カネがどこにあるかといえば、全国の信用組合、つまり朝銀の裏口座のなかに貯えられている。
長くなりますけれども、ここには、本当にさまざまな疑惑、我々が抱いているさまざまな疑惑に当事者がそのままこたえている。この方は、今大変な村八分に遭っていることは想像するに簡単なわけでございまして、むしろ、彼を守る必要もあるかと思っております。
 いずれにいたしましても、ここでさまざまな議員が提起しているのは、単なる疑惑ではなくて、これはまさに組織ぐるみであり、そして、なおかつ北朝鮮という本国が司令塔になって動いてきた。よって、我が国の公的資金の流入ということに対し、それの受け皿を必死になってつくってきたけれども、しかしながらその定款の部分で経験者ということを一言入れたがために、にっちもさっちもいかない状況、例えば、これまた人がかわっても同じことだと私は思いますよ。
 というようなことから考えますと、この問題については、我が国の安全保障から考えた政治的判断が必要になるかと思いますけれども、副大臣、政治家として、この問題はどのように対処されていかれるのか、一言最後に伺いたいと思います。
村田副大臣 
 朝銀につきましては、二次破綻も含めますと十六の信用組合が破綻をし、そして国民の血税を、多額な血税を資金贈与として使う。一方において、在日朝鮮の方々の資金仲介機能を、万全にこうした信用組合が果たし得ない状況というものを、これを私どもは真剣に考えているわけでございます。かつて、その経営者等の問題がございまして、大きな破綻に結びついたことも考え合わせれば、今後の将来の朝銀の経営を考えたときにも、私どもは、かつてとは違った新しい、総連等に影響をさせない、そういうような組織であってほしいということでございまして、私どもは、その目的を実現するために、現在、新設四信組につきまして真剣な努力を重ねている、こういうことでございます。
http://www55.atwiki.jp/staff-officer/pages/186.html

最終更新:2013年07月31日 19:57