2012年7月20日に、にじファンがサービス終了。
これをきっかけに、個人サイト・ブログを作成しようという人のための情報ページ。
個人サイトがお勧めの作品・作者
1.アンチ・ヘイト色が強い作品
投稿サイトでは一般に嫌悪されるので、個人サイトの方が気兼ねなく公開できる。
2.自分に合うサイトが見つからない
自分の作品の雰囲気に合うサイトが見つからなかったり、
気に入るサイトがなければ消去法でそうなる。
3.移転先の投稿サイトが消えた時の保険
別に二次創作の是非のトラブルが起きなくても、経営の悪化など、移転先が閉鎖してしまうリスクは常に存在している。
(イラストメインのSNSなら、小説のみ切り捨てられるパターンもありうる)
自分のサイトを作っておけば、最悪そこでは公開できるので、あらかじめアドレスを公開しておけば閲覧者も安心。
4.移転先に足りない部分の補完用
活動報告に当たる機能がないサイトも多いので、ログがどんどん流れるツイッターとは別に、
履歴を確認しやすいブログを借りて活動報告用にするのも良い手。
個人サイトとブログの利点・欠点
利点
1.デザインがほぼ完全に自由。HTMLの他に、CSS(スタイルシート)の知識があれば更に自由度は上がる。
2.やりやすいように環境を整えやすい。
忙しくてコメントに返事が出来ない時に、いったんコメントを送れないようにしておいたり、
荒らしをシャットアウトしたりなど、自分の都合に合わせた改変に縛りはほぼない。
3.投稿サイトを主に使う時でも、予備の保管庫的に使える。
4.各ジャンルサーチに登録しやすい
ブログだとそれだけで断られる場合があるが、
自分で作ったサイトは他の条件さえ満たせばどこでも問題なく登録可能。
欠点
1.投稿サイトやブログと比べ、更新作業が煩雑。
小説の最新話作成→一覧ページに最新話のリンクを追加→アップロードとなるので、どうしても作業工程は増える。
2.自分でやる作業が多い
最初は何も用意されていないので、レイアウトから何から自分でやる事は多い。
デザインについては、サイトのテンプレートを公開するサイトから借りればある程度は楽になる。
3.HTMLの編集は手打ちだと難しいと感じる
これはHTMLの編集に特化したHTMLエディタを使えば直感的で簡単。
4.凝ったデザインにするのが難しい
自分でデザインするなら、当然それなりの知識が必要。テンプレートを借りるなら問題ではないが。
利点
1.更新が手軽。携帯から投稿できるものもある。
2.デザインの変更が簡単。適用するテンプレートを変えるだけ。
3.コメントが記事ごとにつけられるので、それ用に他のサービスを借りてこなくてもいい。
欠点
1.普通のテンプレートは、小説サイトとして使いづらい。
まず同人小説ブログ向けのテンプレートを適用しておかないと、閲覧者が不便。
2.機能に制限が大きい。
各種レンタルサービスを利用したいと思っても、仕様上使えない場合が出てくる。
3.各ジャンルの検索サイトに登録できない。
結構あるらしい罠。ブログは作品を公開する場としては、サイトよりも一段落ちる扱いらしい。
ジャンルサーチに登録したい場合、ブログのみでサイト活動するのは断念せざるを得ないだろう。
サイト運営のマナーその他
1.連絡先を明記しておく。フリーメールのアドレスなどで構わない。
2.入口のページを設けて注意書きをする場合、攻撃的な文章は避ける。注意書きは簡潔に。
「このサイトには原作にない設定・オリキャラが多く存在します。苦手な方はご注意ください」程度でOK。
1.手軽なコメントが欲しかったらWEB拍手がお勧め。
匿名でのコメントも出来るので、拍手ついでに無記名のコメントを残して行ってくれるかもしれない。
2.サイトの背景色と文字色は、にじファンのデフォルト設定のような色が見やすい。
よく分からなかったら、白背景に黒(または濃いグレー)にしておけばいい。
3.サイトバナーを作っておくと、サーチに登録するときに便利かも。別になくてもいいが。
ちなみに寸法は200×40などが一般的。
4.絵を同じサイトで公開する是非は色々あるが、挿絵ではなく別コンテンツとして分けておいて置く分には、作者の好きにすればいい。
でも写メは見栄えが最悪なので、アナログ絵はしっかりスキャナを使おう。
5.サイトに使う画像も権利には注意。公式画像・アニメやゲームのキャプチャー・他人の絵や写真の使用は厳禁。
サイトの装飾は、素材屋(WEB素材配布専門のサイト)から借りるか、自作で。
6.ブログを使う場合、カテゴリは用途別にきちんと分けておくと閲覧が便利。
全部未分類だと見づらい。
個人サイト・ブログサービス
同人サイトでよく使われる無料のレンタルスペース・ブログのサービス。
パソコン向け
レンタルホームページ・ブログ・サーバーなど、サイト作成に必要なサービスは一通り備わっている。
ちなみに用途を18禁(アダルト)に設定出来るので、エロ小説も置ける。
小説サービスもあるが、こちらの使い勝手はページ分けが細かすぎるなど、やや難ありらしい。
ホームページの容量は1GB。1ファイルの容量は制限がある。
小説ならファイルが小さいので気にならないはず。ブログの記事の字数制限は特にないらしい。
レンタルホームページ・ブログなど、こちらもサイト作成に必要なサービスは一通り備わっている。
アダルト関係は、FAQによると、エロ絵もエロ小説もだめとの事。
ホームページの容量は500MB。1ファイルの容量制限があるが、小説なら気にならないはず。
ブログの制限はまた別口。
レンタルブログが有名なサービス。
無料でも簡単なアクセス解析(ブログ全体のアクセス数・検索キーワード)もついている。
携帯からも記事を投稿できる。
記事の内容と記事の続きのそれぞれで64KB(全角で約30,000文字程度)まで投稿出来る。
※その他、有料のレンタルサーバーではロリポップ、さくらインターネットなどが有名。
携帯向け
携帯向けHP作成サービス。
TOPページに「フォレストページで夢小説を書こう!」と銘打っている通り、
夢小説を書いている作者が圧倒的に多いサービス。
小説向けの機能としてブック機能が存在し、ブック内に最大30章作成可能。1章のページ限度は1000ページ。
1ページの文字数は2000字までなので、1話が2000字を超える小説は閲覧しづらくなる。
やはり携帯向けの場所なので、パソコンで書く作者よりは携帯で書く作者向けなのだろう。
パソコンから編集する場合、別ソフトからコピペすると楽らしい。
携帯向けHP作成サービス。こちらも携帯小説を歓迎している。
こちらも携帯向けのサイトなので、パソコン向けの小説は見づらくなるかも。
TOPにランキングも掲載。
サイト作成支援
サイト作成は投稿サイトと比べて労力が大きく、初心者には結構ハードルが高い。
以下に支援サイトを紹介。
ブログはそのままだと小説を読むには適さない。
このサイトのような専用のテンプレを配布しているサイトからレンタルすると読みやすくなるらしい。
探すとこのような同人サイト向けのテンプレートの配布元があるので、色々探すのが吉。
ちなみにテンプレートサイトは、HP素材のリンク集を探すと見つけやすい。
ライトノベル作法研究所内のページ。
他のページにもサイト運営に関するページがあるので、慣れない人は参考に。
小説用CGI配布・小説本文テンプレート配布・HTML&CSSコーディング支援のサイト。
配布されているものを使ったら、サイトにリンク必須(リンクウェア)。
夢小説用のツールや、ルビ振り用のツールなど、様々なものがそろっている。
ページ最下部にリンクがあるブログでも、小説サイトに役立つ情報が紹介されている。
テキストをHTMLに変換するCGI・超文豪君を公開している。
使うと、w3cの勧告に従ったHTML4.01形式のドキュメントに変換してくれる。
使い方もページ内に書いてある。
各種無料ソフトを紹介。リンクはサイト内のHTMLエディタ紹介のページ。
他にも様々なソフトを紹介しているので、ソフト探しに役立つ。
有料で有名なのは、ホームページビルダー(初心者向け)やドリームウィーバー(プロ向け)。
編集結果が確認しやすいので、テキストエディタよりも楽。
どちらも初心者向けの使用講座ページがあるので、初心者はそれを参考にすると良い。
ちなみにホームページビルダーは15,000円程度で買えるが、
ドリームウィーバーは50,000円以上と非常に高価。
どうしても欲しいなら、学生の場合は学生版だと比較的安価(半額以下)で手に入る。
バナーやアイコン・壁紙作成をするなら、あると便利。
フリーソフトも数多いので、これから入手するなら評判の良いものから選ぶといい。
その際は、画像加工が得意なものを選ぶこと。バナー用なら文字入れ機能は必須。
フリーソフトで有名なのはpixia、GIMPなど。有料ソフトではPhotoshop。
ドリームウィーバー同様非常に高価(大体100,000円)なので、絵を描かないなら廉価版のelementsで十二分。
ちなみに、WEB上でソフトと同等の機能を持つサービス(pixlrなど)もあるので、面倒ならそちらを利用してみるのもいい。
最近は投稿SNS(pixiv・TINAMIなど)の台頭で減少傾向という噂もあるが、
サイトやブログはそのままでは客足が見込めないので、検索サイトへの登録は必須といっていい。
あればジャンル専門のサーチ、なければ二次創作の総合サーチに登録するといいだろう。
ただし、大抵は「ジャンルの作品が○作品以上(長編は1本1作品とカウント)」といった作品数の下限が存在する。
そのため、ある程度作品の数が揃っていないと門前払いされる。
大体5作品あれば何とかなるだろうが、長編1本で短編ゼロの作者などは、
要件を満たすために新作の短編を書く必要も出るかもしれない。
最終更新:2012年07月12日 22:02