毛虫と皮膚炎

皮膚のトラブルには刺激物や毒物に触れたりしたことが原因で起こってくるものがたくさんあります。
原因になる毒物は身のまわりにたくさんありますが、庭や公園など植物が多い場所で発症した場合には毛虫が原因になっていることが多いようです。

皮膚に炎症を起こす毛虫は毒蛾幼虫で、小さな身体の表面に50万?600万本の毒針毛を持っていて、身の危険を感じると毒針を発射するので、毛虫に直接触れなくても近づくだけでもやられます。
また、植物が繁っている場所にいった覚えがなくても、戸外に干した洗濯物についていることで症状が起こることもあります。

原因となる毛虫は年に2回あるいは3回発生し、4月から11月にかけてが最も被害が多いシーズンです。
これらの皮膚炎は、毒蛾皮膚炎あるいは毛虫皮膚炎とよばれます。

症状が軽い場合の治療には外用のステロイド剤を使用し、中症の場合には抗アレルギー剤を併せて服用し、重症の場合にはステロイドの内服薬を使用します。
完治までは4日から10日ほどかかります。

屋外にいて毛虫に触れてしまったり、毒針毛が付着したことに気づいた場合には、ずぐにきれいな水で洗い流します。
服に毒針毛がついた場合には、皮膚に付かないようにそっと脱ぎ、シャワーを浴びるとよいでしょう。

そして症状が出たら、皮膚科の受診をおすすめします。

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最終更新:2013年09月13日 05:01