提督×明石 17-155

155 :名無しの紳士提督:2015/06/15(月) 23:20:04 ID:.dvVpgpY
流れ豚切りですいませんが駄文投下します。

前スレで話題になっていた「艦娘には提督の高速修復剤(意味深)が必要」というのをもとにしたネタ



「これが今回の提督か」
「はい。資料では腎虚寸前だとか……」

ぼやけた意識で、頭上で交わされる声に提督は一瞬目を覚ました。
ここがどこなのか、彼らは誰なのか、自分はどうなっていて、なぜそうなっているのか。
それらの事を考えようとして、再び意識を失った。どこかのロボットゲームで聞いたような台詞だななどと思いながら。


少し前、提督はいつも通り鎮守府にいた。
今日もいつも通り彼の周りには艦娘がいる。そう。いつも通り。

「あ…っ、あっ、あんっ!!ああっ、提督っ!ていと―あんっ!!あっ……」

彼の上で腰を激しく動かしていた赤城がびくりと震え、力が抜けたように動かなくなる。
二人の間には白濁した液体が滴り、提督の下に敷いたタオルに染みていく。
タオルには同様にしてできた夥しいシミがあり、部屋中に雄と雌の臭いが充満している。
そのタオル上にぐったりとした提督が仰向けに横たわり、ずぶと音を立てて赤城が提督から離れる。

「今日もありがとうございました」

下を穿きながらそう言って頭を下げる赤城。その顔は妙につやつやしている。

「あ、ああ……」

対して提督は仰向けのまま、空気が抜けるようにそう答えるしかできない。
正直、体を起こすのも辛いのだ。
赤城は一礼すると部屋を辞する。するとすれ違いに次が入ってくる。

「ヘーイ提督!今日もよろしくお願いシマース!」
「ち、ちょっと……待ってくれ」

げっそりした提督と対照的に元気な金剛。
今の提督にこの元気娘の相手をする余裕など全くないのだが、それでも勤めを果たさなければならない。
動かぬ体に鞭打って立ち上がろうとしたその時、世界が逆転した。


「やはり無理でしたか……」

提督が目を覚ました時、ベッドの上で横になり、彼が目覚めるまで看病していたのだろう明石が顔を覗き込んでいた。

「艦娘の性的欲求を満たすことは艦娘運用上不可欠ではありますが…、このままでは先に提督がダメになってしまいますね……」

明石の言う通り、艦娘の正常な運用には燃料以外にも性欲の発散が不可欠となっている。
通常の人間よりも強い性欲をエネルギー源とする、一種の淫魔であるともいえる艦娘。それを一手に賄うのが提督の勤めの一つではあるのだが、
生身の人間がそんな荒淫にそう長く耐えられるものではない。
ましてや、よりその傾向が強い戦艦や空母といった大型艦の運用を続けるとなれば、よほどの好色家でもない限りこの提督の様に精気を吸い尽くされてしまう。

「……何とかならんものかな」

提督は体を起こして何とかベッドの上に座る。
背中を向け机に向かって何かを書き込んでいる明石の背中を見ながらそんな事を考える。

(思えば随分、明石には世話になっているな…)

着任してからというもの、この厄介な艦娘の性質の為に苦労する提督の面倒を色々と看てきたのは明石だった。
艦娘の扱い方を手ほどきしたのも明石であったし、彼が疲れていれば精がつくものを用意したり、活発になるツボを指圧したりと、
その方面では初期艦と同等かそれ以上に付き合いが長いのも明石である。
だから振り返った明石が、これまで支え続けてくれた明石が、
張り付いた笑顔と冷徹な瞳を向けてきた時、提督にはその意味が分からなかった。

「…そろそろ潮時ですね」

無論、その言葉の意味も。
それと同時に部屋に入ってきた所属も階級も一切が分からない、真っ白な化学防護服にサブマシンガンを提げた男達の事も。
彼らが自分を押さえつけ首筋に何かを注射したことも。

「やっぱりこうするしかないですね……。怒らないでくださいね?提督のためですから」

急激に遠ざかる意識の中で明石の声が聞こえたような気がした。
男達に両脇を抱えられ、扉の外に待機していたストレッチャーへと運ばれていく。
扉以外の何もが崩れ落ち、その扉もくぐる前に闇に消えた。


次に意識が戻った時、提督は見知らぬ部屋で仰向けに寝ていた。
くすんだ白い天井から手術用の照明が吊るされている。
誰かが頭上で話している。
照明に照らされ、まぶしさに目を閉じ、そこで再び意識が途切れる。

「-く…。―いとく。提督」
「……っは!?」

再び意識が戻った時、先程までと同じ鎮守府のベッドの上で、先程までと同じく明石が顔を覗き込んでいた。
夢だったのか?咄嗟にそう思った提督は首を動かし、殺風景なサイドテーブルに置かれた日めくりを見て愕然とする。
その日めくりが正しければ、彼は二日間眠り続けたことになる。

「ようやく気が付きましたね」
「……寝ていたのか。俺は…」

眠りに落ちる前と同様、背中を向けて机に向かっている明石。

(変な夢を見たものだ)

「夢じゃありませんよ」

明石が背中のまま呟く。
その声はいつもの明るいものではなく、夢―少なくとも提督がそう思っていた―の中と同様冷たく感情の無い声。

振り返った明石。
提督は思わず顔を背けたくなった。
だって、見てしまいそうだから。あの張り付いた笑顔と、感情の無い冷徹な目を。

だが、なぜかそうしなかった。
それは出来なかった。
そうすることが悪い事のように思えた。
そして見たのだ。いつも以上に屈託なく笑う明石を。
そしてその手に握られているリモコンを。
明石の指は、そのうちの一つのスイッチを押していた。

「~~ッ!!!!」

途端に提督は全身に電流が走ったような感覚に襲われた。
そしてその直後に来る強烈な性的衝動。
犯したい。明石を。目の前の娘を、滅茶苦茶に犯したい。

「んっ……、成功ですね」

気が付いた時、提督は明石を押し倒し、その口の中に舌を深く差し込んでいた。

「あっ!!いやっ、あの、こっ、これは…っ!!」

自分の行動が全く理解できない提督。
不思議とあれほどまでに強かった欲求は全くなくなっている。

「大丈夫ですよ。私がこうなるようにしたんですから」

そう言いながら明石はゆっくり起き上がり、提督も一緒に立たせる。

「もうこれでずっと、煩わされることはありませんよ?」


翌朝、提督はいつも通りの時間に起床した。

「おはようございます。提督。今日も一日頑張って皆の相手をしてあげてくださいね」

その横には既に身支度を整えた明石が控えていた。
彼女は持ってきた鞄を提督のサイドテーブルに置くと開いて中を見せた。

「お好きなものをどうぞ」

一口サイズのゼリーのようなものが詰まったそれを提督に差し出す。
提督はたまたま目に入った手前の一つを手に取ると、ふたを開けて口に転がした。
明石によればヨーグルト味らしいそれは、それをヨーグルトと感じる人間がいれば恐らくその人物にとって
この世のほとんどの食べ物はヨーグルト味だろうと思う程に申し訳程度の味しかしない。
ゴクリ、とゼリーを飲み込む。
しょうゆ味やカレー味もあるらしいがそれも似たような物だろうと提督は思った。
それからいつものように身支度を整えるが、異なっている点が一つ。

「それじゃあ試運転しますね」

そう言って明石が下を脱がせると、提督の一物をその手で包み込んだ。
明石の指が提督のそれを丁寧に包み、ゆっくりとこすって膨らませていく。
あれほどまでに疲労困憊していた提督だったが、今は男子中学生もかくやという敏感さでむくむくと大きくなってきている。
あの日、提督は―他の多くの提督達と同様に―人間ではなくなった。
脳に埋め込まれた欲求制御デバイスにより必要な時に必要なだけの性欲に駆られ、先程摂取した専用タンパク質が急速に分解されるとバイオ精巣に蓄積され、
光ファイバー化した直結神経で脳からの司令を受信すると、これを材料に良質な人工精子を生み出す。
この提督という名の生体精子ジェネレーターは、全身に常駐する身体機能維持用ナノマシンによってこんな生活を続けても天寿を全うできるという。
強化人間の兵士。SF世界では手垢のついたこの設定も、実際にはそれらの様に格好のいいものではないようだ。
大きく膨らんだ一物は既に明石の手に収まりきらなくなってきていた。

「んっ…んんっ……」

明石はそれを咥えると、チロチロと舌先で亀頭を舐めはじめる。
最初はくすぐるように、徐々に舌で包むように。

「んむ……っ、ん……ん…」

くちゅくちゅと淫らな音を立て、一心不乱に提督の一物をしゃぶる。
先日倒れるまで搾り取られたはずだが、今提督は明石の行為に快楽を覚えている。
だが提督にはそれが果たして本当に自分が興奮しているのか分からなかった。
本当に自分は興奮しているのか。それともデバイスが作り上げた機械化された感覚か。
その問いに意味はなく、そして永久に不明のままだ。
何故ならもう彼の性欲は、彼の物ではないのだから。
不意にびくりと一物が動き、明石の口の中いっぱいに白濁がまき散らされる。

「むんっ!?ぷはっ…!」

思わず吐き出した明石。途中で口から離したためか、口で受けなかった分が顔にかかり、そのピンクの髪を白く穢す。

「よし、今日も異常なし…っと」

そう言ってから、白濁が纏わりついた一物をしっかり舐めとる。

「私の大事な提督。毎日メンテ、してあげますね」

髪の毛についた白濁を綺麗にふき取ると、いつも通りの明るい笑顔―まるで、自信作を愛でるような―で提督を見つめ、言った。



+ 後書き
以上スレ汚し失礼しました。
科学の勝利だ(誰の勝利かは言ってない)


これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

最終更新:2019年12月27日 12:53