アニメを見たながもん15-776

776 :名無しの紳士提督:2015/01/19(月) 00:13:36 ID:SX4JdFMc
※キャラ崩壊注意
※ちょっとメタい



ある提督の秘書艦は長門である。
戦闘においては常に勇敢で頼もしく、平時においても冷静沈着で理知的。
仲間への気配りを忘れず、提督を上官として、また相棒として忠誠を誓い、その凛とした立ち居振る舞いに心惹かれぬ者はいない。

提督は大型建造で彼女と出会ったが、―つぎ込んだ資源の量とその物質的見返りだけが艦娘の価値ではないとしても―
それだけする価値は十分以上にあると断言できる(大和?未実装じゃないですかね?)。ただ一つ違っていたのは―

「長門、赤城さんどこ行ったか見てないかしら。さっきから姿が見えないのだけど」
「ああ、赤城なら……さっき提督が風呂に沈めたから暫く戻ってこないぞ」
「入渠させただけだよ誤解するような言い方すんな」
……こういう所である。

「そう言えば提督、アニメ版第2話は見たか?」
「ああ見た。意外と青葉でかかった」
「むしろその青葉と並んだ時の五月雨が……じゃなくて他に感想は?」

そんな話をしている時に執務室の扉をノックする者がいた。
「失礼します。ご主人様、遠征から戻りました」
「おお漣か。お疲れさん」
戻ってきた漣が報告を受けた提督が机上のノートにTの字を書いているのを見つけた。
「何ですかそれ?」
「いや、大したことじゃない。ちょっとした賭けだ」

そう答えた提督に長門が付け加える。
「アニメ版の私がながもん化しなかった話数だ。第5話までながもん化しなければ正の字完成で私の勝ち。……それで提督、どうだった?」
「まだだ。まだあと3話ある。赤城盛りやら足柄さんの合コンやら出たんだ。やってくれるさ」

ふんす、と鼻息を一つしてぐっと胸を張る長門。
アニメ版はともかくこの人はながもん要素あるよなと思ったが口にはしない漣。

「賭けの結果は私もちゃんと記録しているぞ。ただ、その時適当な紙が無くてな」
「掌にでも書いたのか?それじゃ消えちまうぞ」
「いや尻に」
「すぐに消しなさい」
この人はながもんじゃねえ。もっと別の何かだと思ったが口にはしない漣。

777 :名無しの紳士提督:2015/01/19(月) 00:17:17 ID:SX4JdFMc
また別のある日、提督と長門は所用で朝から出かけていたが、昼過ぎには鎮守府に戻ってきていた。
執務室に戻る道すがら、空母たちの訓練の様子が見える。

「そう言えば弓の構え方がどうこうと話題になっていたな」
何の気なしに提督が呟くと、横にいた長門がそれに応じる。
「まあ空母の弓は正確に的を射ることが目的ではないからな。空母は艦載機を確実に打ち上げ、その間無防備にならない事のほうが重要だ。
だから玩具のような軽い弓を使って射形はともかく早く引くことを重視するそうだ。目標を直接撃つのは艦載機の役目だからな」
これは提督にも意外だった。
長門は戦艦で、航空機など扱えない筈だ。

「何でそんな事を知っている」
「連合艦隊旗艦たるもの、他の艦種についても知っておく必要があるからな」
長門は勉強家だ。
秘書としての業務をこなす傍らで、この様な知識を吸収することにも余念がない。
艦娘としては模範的と言えるだろう。艦娘としては―。

執務室に戻ってから少しして、長門がパニック気味に言う。
「あれ?あれ?提督、何もしてないのに壊れた」
「プラグさしてないのに動くか。何もしてなければ壊れねえよ」
艦娘として以外は壊滅的である。

ともあれ執務を再開したわけだが、どうも長門がもぞもぞと落ち着かない。
座っている椅子に尻をこすりつけるような動作を繰り返している。

「……何をしている?」
「この前尻に書いたと言ったろう?あの後かぶれてしまって…」
思わずため息の出る提督。
本当に艦娘として以外は壊滅的である。

「何で書いたらそうなるんだ…というかもぞもぞするな落ち着かない」
「尻に手を突っ込んでかくのは何か恥ずかしいじゃないか」
「尻に字を書く方が恥ずかしいわ!……ちょっとトイレ行ってくる」

突っ込みを入れながら席を外した提督。
一人になった長門の目に箪笥の一番上が映る。
(そうだ、あそこに薬箱が入っていたな。かゆみ止めとかないかな)
果たして思った通り、薬箱から軟膏を手に入れた長門。

提督が戻ってくる前に終わらせようと、下着を脱ぐと軟膏をつけた指先を尻に持っていく。
指先で患部を探り、軟膏を塗ろうとするがなかなか上手くいかない。

(どうやって書いたのだったか…)
我ながら妙な所で器用だと思いながら、かゆみのある部分に軟膏を塗っていく。

778 :名無しの紳士提督:2015/01/19(月) 00:19:47 ID:SX4JdFMc
そのとき不意に、指先が割れ目をこすった。
「ひゃん!!」
走る衝撃に思わず声を上げる。

(なっ、何だ今の!?)
自分でも初めての感覚に戸惑いながら、今度は何もつけていない指をおそるおそる近づける。

(薬がしみただけだ。そうに決まってる)
その自分へのごまかしを自分の指が打ち砕く。
「ふひゃあ!」
乾いた指先が、先程と同様の衝撃を生む。
自分自身の肉体が、自分の思っている以上の変態的なものであったことを、この時長門は知ってしまった。

(駄目だ、ここで辞めなきゃ……。薬を塗って、それで終わりに…)
頭ではそう思っているが、それとは別の部分でそれと相反する思いが大きくなっている。
そしてその思いは、長門の理性を軽々と打ち破る。

「ふああっ!ふひん!くあっ!!」
指が動き、それに合わせて嬌声が上がる。

(駄目だ。何をやっているんだ私は!?早くやめないと提督が―)
何度もやめようとするが、快楽に支配された体は全くいう事を聞かない。
既に、前の方がジワリと温かくなり始めている。

「ひうっ!ふぁああ!」
(止めなきゃ駄目なのに……。駄目なのに……気持ちいい)
何度も敗れた彼女の理性は、既に抵抗を諦めていた。

「あひっ、あひいっ!!ううぅ、くあああっ」
ただ本能の赴くままに指を動かし、その動きに合わせて身をよじらせ声を上げる。
頬を紅潮させ、口からは涎を垂らすその姿は、毅然とした艦娘の長門ではなく、一匹の雌。

「うふぁ!ひっ、ひゃん!!ああっ、んああっー!!」
がくがくと膝が笑い、床にぺたりと座り込む長門。
絶頂を感じた体が徐々に鎮まっていく。

「早く、早くしまわないと……。提督が戻って…」
気怠い体に鞭打って片付け始める長門。
扉の向こうで提督が足音を殺して今しがた用を足したトイレに戻っていくことに、長門は気付かなかった。





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最終更新:2015年05月14日 08:34