浦風×慰安夫 東「鎮守府慰安労働」15-630


630 :鎮守府慰安労働:2015/01/03(土) 22:42:01 ID:/45yD3go
青年が鎮守府に入り、慰安労働を行いながら早くも二週間の時が過ぎていた。
始めは鎮守府唯一の男性として訝しく思われたが、馴染んだものである。
提督のおかげでしょっ引かれることなく、彼は今、東(あずま)の仮名で呼ばれていた。
しかし慰安労働と言っても、特別なことは何もしていない。

「すいません東さん、お手を借りてもよろしいですか?」
「はいは~い、今行きますよっと」

艦娘たちの母的存在である軽空母、鳳翔に頼まれて家事をやることも日常茶飯事だった。
掃除や洗濯といった基本的な家事から、居酒屋鳳翔の皿洗いや食卓の準備にも奔走する。
本格的な料理はできないものの、鳳翔一人でやるよりも確実に店の回転は速くなっていた。
人当たりの良さもあって、料理以外のほとんどの仕事をこなしている。
当然、利用する艦娘たちと顔を会わせる機会にも恵まれ、一躍顔の広い存在となった。

「むむ、やりますね東さん! でも負けませんよ!」
「何の! 遊びに限っては負けるわけにはいかないな! これでどうだ!?」
「ぐわー、やられたー!」

もとより遊び好きな性格が功を奏し、夜更けまで夕張と遊び倒すことも少なくなかった。
卓上ゲームに身体を使ったゲーム、時にはテレビゲームでも互いに高め合った。
没頭しすぎた結果、二人して寝坊したことも仲の良さに一入なことは疑う余地もない。
時には大人数でも遊びまわり、居酒屋鳳翔とは別の層の友人関係も出来上がっていた。

「つまり複縦陣とは、二方向からの同時攻撃によって攻撃でも防御でも利点があるのです」
「ふむふむ、なるほどね。じゃあ輪形陣は?」
「主力たる空母を守り、戦力として維持することが最大の利点と言えるでしょう」

また興味があるという理由で、不知火や神通を始めとする座学に参加することもあった。
東自身が戦場に出ることもなければ、艦隊の指揮を執ることがあるはずもない。
しかしその姿勢は高く評価され、こちらも多くの艦娘との信頼関係を築く結果となった。
時には夕張方面で知り合った、天龍のような攻めっ気の強い艦娘に座学の重要性を説く。
それらの関係が築けたことも、ひとえに鎮守府を率いる提督の機転があればこそだった。

「いやはや、女だてらに見上げた人だって、ここの提督さんは」

東は割り振られた部屋に戻り、ベッドに身を投げながら呟いた。

631 :鎮守府慰安労働:2015/01/03(土) 22:42:36 ID:/45yD3go
東が鎮守府に入ったあの日、普通ならば軍法会議に掛けられてもおかしくはなかった。
だが大和の口添えもあり、提督は第一艦隊を指揮して鎮守府近海で演習を執り行った。
その際に砲撃が“誤って”民家を吹き飛ばし、一名が消息不明という状態を作ったのだ。
これにより書籍上、東は一時的に行方不明となり罰せられることはない。

こうして上層部の目を欺きながらも、艦娘たちには鎮守府に来た手伝いとして通している。
無論演習で吹っ飛ばした民家は掘立小屋のような家で誰もいない、提督の偽装である。
ほぼ完璧な偽装により、東の存在は誰にも怪しまれないまま、すっかり溶け込んでいた。
しかしふと東の口から、唯一にして最大の不安がこぼれだす。

「みんなガード緩すぎ……」
「東さ~ん? お風呂が空きましたよ~」
「は~い、今行きま~す」

呼びに来てくれた夕張の声にドア越しに応え、タオルと寝巻を手に風呂へと足を向ける。
提督から、全艦娘の入渠が終わった後ならば露天風呂を使用する許可が下りていたためだ。
もし空いていればという様相だったが、既に入渠スケジュールには東が組み込まれている。
心遣いも踏まえて今の生活には満足していたのだが、表情は脱衣場で一転した。

使い方が悪いわけでもなく、脱衣場がやたらと汚されているわけではない。
誰もが後に使う者のことを考えて使ってはいるのだが、それと別の意味で意識が低いのだ。
ロッカーを見れば着替えを忘れていたり、洗濯物の一番上に下着を見せつけるようにおいていたり。
無理もないことだが、男性に対する意識が異常なまでに低いことが東の最大の悩みだった。
東とて一男性、強すぎる刺激を受け流しながら湯につかる。

「慰安労働だけで助けてもらえるのはありがたいんだが、脱衣場の環境がきつすぎるな」

二週間も鎮守府での生活を続けていれば、脱衣場の環境を目にしてきた期間も長い。
一般的な下着だけではなく、艦娘たちの生活スペースである以上それにとどまらない。
潜水艦娘たちのスクール水着、島風のZ旗を模した下着、明石や大淀の変則スカート。
一般的な下着であっても、夜戦を意識した川内の黒いパンツや改二を迎えた榛名の縞パン。
特徴的な服を身に付けた艦娘が揃う鎮守府は、ファッションショーばりの品ぞろえだった。

「――――!! ……最悪……でも催さない方が無理だよな、みんなすっげー美人だし」

632 :鎮守府慰安労働:2015/01/03(土) 22:43:06 ID:/45yD3go
思わず催してきた東の主砲は、気付けば湯船の中で徐々に仰角を上げてきていた。
衣類で興奮するタイプではないと言い聞かせながらも、周囲の艦娘は美女揃いと来ている。
そんな彼女らが身に付けていた服が、無防備に転がっていれば気にならないはずがない。
誰もいないうちに鎮めてしまおうか――。

「いや~、遅くなってしまった。ついてないのう、遠征で敵とかち合うとは」
「うわぁお! な、なな、おい! ちょっと待てっ!」

そんな思考を勢いよく吹き飛ばすように、元気よく飛び込んできたのは浦風だった。
まとめている青髪を下ろした姿は、普段の快活さを抑えた大人びた雰囲気を醸し出す。
大和とは一味違った体躯の持ち主ながら、メリハリのある身体つきは素晴らしいの一言。
制止を呼びかけた東も思わず見惚れかけるほどで、駆逐艦とは思えない身体である。

一方で浦風は涼しい顔で、慌てている東が不自然と言わんばかりに小首を傾げる。
鎖骨から下はバスタオルを巻いているものの、その程度で抑えられるほどの身体ではない。
軽巡洋艦、下手をすれば重巡洋艦に迫るほどの胸部装甲は触れずして東をけん制し続けた。

「おっと。確かお手伝いさんの東じゃったか? そうか、あんたの入浴時間じゃったか」
「そうだよ! 今日分の入渠スケジュールは消化したんじゃなかったのか!?」
「遠征先で敵水雷戦隊と鉢合わせて、一戦交えたんじゃ。結果的に中破してしまってのう」
「中破? 浦風の練度で珍しい……じゃなくて! 俺が入ってるんだから少し待てよ!」
「そんな気にせんでええ。うちが勝手に入るだけじゃけえ、東ものんびりせえや」

東の意思は半分も伝わらないまま、浦風は椅子に腰掛けてシャワーを浴び始めてしまった。
湯を浴び、下ろされた髪の毛は肌に張り付き、きめ細やかさを見せつけるように光る。
潤った肌は水玉をまとって輝き、透明感のある素肌には目を吸い寄せられずにいられない。
肌のきめ細やかさ、髪の美しさ、スタイルの良さ、東は思わず何も言えずに見惚れていた。

しかし我に返ってみれば困ったもので、東の息子は浦風の登場で仰角をさらに増していた。
主砲どころか連装高角砲ばりの仰角を誇っており、固くなり、屹立してしまっている。
もし浦風にちらっとでも見られてしまえば、どう頑張っても言い逃れはできない。
今一度、東は深く湯船に浸かり、どうにかして抜け出す策を練る以外に何もできなかった。
だからといって、浦風に見惚れてしまった東の頭が正常に働くはずもない。
考えを巡らせようと目を閉じてみても、バスタオル姿の青髪の美少女の姿だけ。

633 :鎮守府慰安労働:2015/01/03(土) 22:43:36 ID:/45yD3go
その時、シャワーが止まる音に続けて石畳を歩いてくる足音が響く。
一通り身体を洗い終わった浦風は、東を気に掛けることもなく湯船に浸かった。
あろうことか、息子の屹立がばれないかとびくびくしている東の真横だ。

「おい浦風、近いぞ」
「少しばかり聞きたいことがあるんじゃ、ええか?」
「い、いい、けど……?」
「無理やり女に犯されても男は感じる、というのは本当じゃろか?」

一瞬、二人はおろか露天風呂全体の空気が凍り付いたのを同時に感じた。
突拍子もないタイミングで聞くにしては、あまりにインパクトのありすぎる質問。
挙句、艦娘といえど年頃の娘が年頃の男性に投げ掛ける質問とはいいがたいものだった。
詰まりそうな呼吸を懸命に再開し、東は隣で視線を湯に落としている浦風に口を開く。

「本当か、ということは誰かから聞いた話か?」
「青葉から聞いた話じゃ」
「あのパパラッチ、今度会ったらシメてやる」

今も二人に向けてカメラを構え、にやけている様子が容易に想像できてしまう。
どちらともなく視線を露天風呂中に走らせるが、不審な影や気配は見当たらない。
しかし青葉の話に興味があるのか、浦風の話題はぶれなかった。

「それで東よ、それは本当なのか?」
「いや、だから、それはだな」
「ええい、はっきりせえ! もういい、自分で確かめてやるけえの!」
「自分で!? やめろ浦風! それだけは――!」

決死の制止もむなしく、浦風は見事な体捌きとともに水中で回れ右。
滑るように湯の中に沈み込みながら、東の足の間に身体を滑り込ませた。
そのまま膝の裏に腕を差し込み、浴槽の床を蹴って身体もろとも東を大きく跳ね上げる。
日常的に鍛えられている浦風の腕力と浮力が重なり、東はいとも簡単に打ち上げられた。
あられもない姿を晒し、石畳の上で血の気の引いた表情だけを浮かべている。
もはや悲鳴を上げることもままならないのか、涙目で固まっていた。

一方の浦風は何も言わないままだが、東のソレに目を引かれて動けなくなっている。
表情こそ訝しげで何とも言えない顔をしていたが、じっと睨みつけて観察に走っていた。

695 :鎮守府慰安労働:2015/01/09(金) 02:20:42 ID:4qeWaX0k
「……ぶち硬いのう、それに熱い」

いきり立ったソレを手のひらで包み込みながら、浦風は慎重に力を込めて言葉を漏らす。
女性提督が率いる鎮守府の中では男性を見ることすら珍しく、男性器などもちろん初見だ。
東をちんぐり返しの体勢で固めながら、身体が火照るのを感じずにはいられない。
何を考えるでもなく、吸い寄せられるように浦風の顔が近付いていった。

「風呂じゃというのに凄いにおいじゃ。えっと、青葉が言うとった通りなら……はむっ」

静かに近付いた浦風は、青葉からの情報通りに東のソレをゆっくりとくわこんでいく。
風呂場だというのに強烈なにおいを発するソレを、不思議なことに嫌とは思わなかった。
むしろ硬く反り、充血し、細かく震えるのが口の中に伝わるたびに愛おしさすら覚える。
徐々に慣れていく中で、既に経験があるのかと思えるほど積極的に舌を絡めていく。

一方でどうしていいか分からないのは東の方なのは言うまでもない。
二週間同じ屋根の下で暮らしてきた美少女が、風呂に入ってきたと思ったのも束の間。
話を聞くどころか、逆レイプも同然の勢いで自分のソレを深くくわえ込んでいるのだ。
女性経験すらない東にとっては天変地異にも等しく、今にものぼせてしまいそうだった。
いや、そうでなくとも今の光景を前にして正常な思考などもてようはずもない。

「浦風、頼む、話を聞いてくれ」
「んん、ふぁ? なんら、ひもひよふふぁいふぁ?」

ちんぐり返しで固められながら、くわえたまま返事をされるだけで快楽が身体の芯に響く。
熱い熱い美少女の口で、日常では体験できない粘液に包まれながら舐められる感覚。
気持ちよくないはずもなく、押し退けようにも力を込めることすら妨げられていた。
浦風の頭を押して突き放そうとしても、ただ喘ぎながら叶わない抵抗をする獲物の様だ。

しかしそれも無理はなく、浦風の口技は高い技術で東に襲い掛かっていたのだから。
舌を尖らせながら鈴口を穿いたり、広げながら亀頭全体をざらついた舌で舐め回したり。
カリ首を抉れば意思に関係なく東の腰が跳ね、口をすぼめては我慢汁が吸い出される。
あらゆる手段、あらゆる場所を舐め回されるうちに東の意識はもうろうとし始めていた
くぐもった水音と懸命に奉仕しながらの上目遣いなど、理性ごと吸い出されそうなほど。

「んむ、れろ、はむ、んん~む、ん、気持ちいいかの? 東、目が点じゃのう」
「うらか、ぜ、浦風……」
「もううちのことで名前が一杯じゃのう。じゃがうちも東のことは嫌いではないけえの」
「浦風、離し、て」

うわ言のように繰り返される自分の名前に、気を良くした浦風の行為はさらに加速する。
舐めるよりも前に、湯船から身を乗り出して東を持ち上げていた体勢から一転。
ちんぐり返しで固め、上から石畳に押し付けてわずかな抵抗も許さなくなっていた。

696 :鎮守府慰安労働:2015/01/09(金) 02:21:16 ID:4qeWaX0k
舌を使わずに頭を上下させながら、喉全体で締め付けながらソレを吸い上げていく。
マウントポジションに近い状態だからこそ、抵抗をされても気になることはない。
むしろ今の東に抵抗らしい抵抗などできるはずもなく、一方的に浦風の責めが続いた。
瞬間、浦風の口の中で東のソレが唐突に硬さを増して膨張した。
同時に今までにないほど大きく東の腰が跳ね、浦風の喉にソレが突き立てられた。

「んんっ!? ぷあっ、な、何を――!?」
「俺、もう、だめ、ごめん、我慢が、無理……!」
「んぶっ、んんっ! んう、んんうううう~!!」

東の言葉から間髪入れず、浦風の口内に精液が迸った。
凄まじい勢いの射精によって、精液で一杯になって溢れかえるほどだった。
あまりの勢いに驚くことも忘れ、口の中に留めることもできずに流れ込んでいく。
二度、三度と東の腰が跳ねるたびに飛び出す精液に堪えきれずに思わず浦風は口を離した。

「お、おどりゃ、どれだけ出せば気が済むんじゃ!」
「うっ、あっ、ぐっ! ああっ!」
「出すなと言うとる、のに! うひゃあ、顔にまで!」
「も、もう、無理……」
「東? こら東、起きろ! 東ぁ!」

口の中はおろか、顔から身体にまで精液をかけられながら声を上げる浦風。
その前では東がすっかりのぼせあがったおかげで、眠るように気を失ってしまっていた。
パニック状態になった浦風は誰かを呼ぶこともできず、ひとまず二人で脱衣所に向かう。
互いにバスタオルで身を包み、誰にも見つからないように浦風の部屋に向かった。
東が目を覚ましたのは、浦風が今にも寝ようかというタイミングになってからだった。
しかし東のご機嫌はななめで、ベッドに腰掛けた東の前で浦風は正座している。

「浦風。何したか分かってるんだろうな?」
「す、すまん。青葉の情報に流されてしまってのう」
「あいつは今度〆る。ひとまずだ、今日のことは他言無用だ、お前も気の迷いだろう」
「いや、じゃが待ってくれ。うちの東に対する気持ちは本物じゃ」
「そうだな、嫌いじゃないって言ってはくれたからな。とりあえず助かった」

反省が見られたことから、東は話を切り上げながら腰を上げる。
翌日には鎮守府の手伝いも残っていれば、浦風にもこなすべき予定が詰まっていた。
その時、部屋を後にしようとした東の背中に浦風の声が響く。

「東。うち、お前のこと――」
「あぁ、嫌いじゃないんだろう? 反省してるんならそれでいいや」
「いや、嫌いじゃないというか」
「なんだ?」
「あんたのような人間、うちは好きじゃよ。おやすみ」
「ば、馬鹿。さっさと寝ろ!」

思わぬ浦風の言葉に、再び顔を赤くしながら東は自分の部屋に戻った。
その夜、好きという言葉がいつまでも脳裏に残って眠れなかったのは決して東だけではない。
しかし翌日からまた苦労話が募ることに、東はまだ気づけていなかった。


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最終更新:2016年09月15日 10:01