提督×不知火・鈴谷2-235

提督×不知火、提督×鈴谷の続き

 

 

「て~とくぅ~!なんかマジ退屈なんだけどぉ…なんかしようよ~!」
鈴谷が提督に向かって不満の声をぶつける。
「鈴谷さん、仕事の邪魔です」
鈴谷の方を向きもせずに書類を作成している不知火が冷徹な一言を投げる。
ちなみに今はヒトロクマルマル、バッチリ仕事中の時間である。

「だってさ~、熊野も遠征中だし暇なんだもーん」
「そんなにお暇なら自主訓練でもされてきてはいかがですか」
にべもなく答える不知火の言葉に頬を膨らませる鈴谷。
なお提督は粛々と職務に打ち込み中
下手なことを言って藪蛇になってはかなわない。

以前不知火、及び鈴谷と関係を持ってしまったことに関してはあっという間に噂が広がっており
(大体青葉と鈴谷本人のせい)
他の艦娘の中にも隙あらばという者がいることを雰囲気から察したため
現在は必ず部屋に戻り、必ず鍵をかけてから寝る日々が続いている。

あれから鈴谷の方はというと、しょっちゅう執務室に来ては提督にじゃれつき
仕事に支障が出るレベルになると不知火に半ば本気で叩き出される、というのが日課となっている。
そもそもの発端は不知火の行為を鈴谷が目撃したことであったため
原因を作った張本人である不知火としてはなかなか強気には出れないのだった。

「提督も最近冷たいし~あんなに激しいことしちゃったのにさっ」
そこで初めて顔を上げ、ジロリと鈴谷を睨む不知火。
「鈴谷さん、いい加減邪魔なので退室していただけませんか」
「あっれ~、ぬいぬいってばひょっとして嫉妬しちゃってる?」
「…ぬ…ぬいぬい…いえ、それはどうでもいいですが本気で仕事の支障になりますので」
「相変わらずお堅いなぁ~、そんなだと鈴谷が提督取っちゃうよ?」
刺すような視線をものともせずにあっけらかんと言う鈴谷に不知火の顔がさらに険しくなる。
ちなみに現在提督の胃が小破。

「それならさー、仕事終わったあとでいいから勝負しようよ」
「夜戦ですか、それなら構いませんよ」
不敵に笑う不知火、だが次の言葉で鳩が豆鉄砲を食らったような顔になる。
「そそ夜戦!提督の部屋でさ」
「「は?」」
不知火と一緒に思わず声を上げてしまう提督だが、鈴谷はお構いなしに続ける。
「(この間168のスマホで見たんだよねー)3Pって奴? それで勝負するの面白くない?」
呆気にとられている不知火に代わって提督が抗議の声を上げる。
「いやいやちょっと待て、なんでそうなる」
やってしまったものはしょうがないがあれ以来自制し
不知火にも「あんなことはもうしないように」と話してようやく同意を得たのだ。
だが…

「あ、もしかしてぬいぬいってば勝つ自信ない?」
馬鹿!余計な挑発するなと言おうとした瞬間。
「フ…フフフ…不知火を怒らせましたね。その勝負受けて立ちましょう」
ゴゴゴゴゴという擬音が聞こえてきそうな気を放ちながら勝負を承諾する不知火。
「ちょおま」
「い~じゃん提督ー。もう鈴谷もぬいぬいもしちゃってるんだから問題ないって」
「いや…」
「夕食前には仕事も終わりますからその後でよろしいですね?」
「だから…」
「おっけー、じゃそれまで時間潰してくるねー」
「人の話を…」
満足そうな鈴谷が部屋を出ていき、残された提督と不知火。
「なにか問題でも?」
有無を言わさぬ不知火の視線。
(俺ってこんなに押しに弱かったのか…)と提督は頭を抱えるのだった。
提督の胃、中破。

フタヒトマルマル

提督の私室には提督と不知火と鈴谷が揃っていた。
「えーと……本当にするのか……?」
「提督ってば言ってることが女の子みたいだよ~?」
「いや、しかしだな…」
普通に考えれば本来部下の模範となるべき者がこんなことして良いわけはない。
一回してしまったからこそもうしないようにと誓ったはずなのだが…。
「司令、不知火の方ならば問題ありません」
問題なのはむしろ自分の方なのだが、やる気満々の二人は全く聞く耳を持ってくれない。

「じゃあどっちが先にするかじゃんけんね」
「わかりました」
そもそも勝ち負けってどうやって決めるんだ…とぼんやりと考えているうちにジャンケンは鈴谷が勝ったらしい。
「……くっ」
割と本気で悔しがっている不知火を後目に鈴谷がにじり寄ってくる。
「まずは提督におとなしくしてもらわないといけないんだから、ほら!ぬいぬいも手伝ってよ!」
「どうでもいいのですが、その『ぬいぬい』というのはどうにかしてもえらえませんか」
「気にしない気にしない」
「いや、だからお前らちょっと待」
「問答無用~!!」
「失礼します司令」
「アッ───!!」

不知火が押さえつけているあいだに鈴谷がどんどん提督の服を脱がしていく
なんというコンビネーション……
あっという間に剥かれる提督。
「へっへー、じゃ始めるよ。ぬいぬいはここ以外なら何してもいいからねー」
そう言いながら提督の棒をつつく。
その一突きだけで半立ちになる肉棒を見る鈴谷。
「おっ! 提督ったら実は期待しちゃってる~?」
からかうような視線を向ける鈴谷に反論できない提督。
ここしばらく自制してしすぎたおかげで自分で抜いてもいなかった上に
二人の少女に押し倒されて体を密着させられているというだけでも十分すぎる刺激である。
鈴谷が上半身をはだけるとたわわな胸があらわになり、思わず生唾を飲み込んでしまう。
そしておもむろにその豊かな双丘で肉棒を挟んできた。
「うあっ……」
ムニムニと心地よく柔らかな感触に敏感に反応しあっという間にガチガチになってしまった。
「(えっと…確かこれで唾を垂らしながら動かすんだよね…)ど~提督?鈴谷のおっぱい気持ちいい?」
得意げに上目遣いで感想を聞いてくる鈴谷だが、聞かなくともわかるほどの反応が胸に返ってくるのがわかる。
唾で滑りが良くなった肉棒をヌチャヌチャといやらしい音を立てながら鈴谷の胸が往復するたび
提督の肉棒はビクビクと痙攣し、快楽を感じていることを主張する。

その時すっとパイズリを見ている提督の視線を無表情の不知火の顔が遮る。
そして首筋に手を回しながら唇を奪う。
自分だって見て欲しい、と言わんばかりに半ば強引に舌を入れてくる不知火に思わず反応して思わず自分の舌を絡めてしまう。
「───ん…っふ…ちゅぱ…ちゅる…」
いきなりの激しいディープキス。
「おおっ?ぬいぬいってばやっぱり大胆だねー、実は結構溜まってたりして」
図星だったりするので思わず顔を真っ赤にする不知火。
実はあれ以来お預けをくらっている状態だったので
密かに慣れない自慰をたまに行うくらいには溜まっていた。
当然普段の態度には出してはいなかったが、なんだかんだで不知火としてもきっかけが欲しかったのだった。

「うわ…ぬいぬいがキスしたらまた大きくなった。提督もやる気満々じゃん?」
「……プハァ……司令……」
いったん舌を離すと二人の唇のあいだツ──っと涎の糸が形成され
こころなしか上気した目でそれを見た不知火が提督の手をつかみ、自分の股間へと導いてゆく。
スパッツ越しになぞると既に熱く火照っている。
再びキスをしながら激しくこすってやると、不知火の体がビクビクと跳ねる
(こ……これはちょっと…刺激が強すぎる…!)
股間を鈴谷の柔らかい胸が絶え間なく包み込み上下させ、口内は不知火が普段の彼女からは想像できないような積極さで舌を絡ませ
自分の手は不知火の敏感な箇所をまさぐっている。
鈴谷からの刺激から気をそらすため、とっさに不知火のスパッツに手を突っ込み、割れ目の中に指を滑らせる。
既にビショビショになっていた秘所はすんなりと指を受け入れる。
そのまま激しく指を動かす提督。
「ッ!……司令──ひゃう!!」
「……ひゃう……?」
鈴谷の言葉にハッと自分の口をふさぐ不知火。
それを見た鈴谷はニヤニヤしながら不知火を茶化す。
「へ~、ぬいぬいもかわいい声上げちゃうんだね~。結構意外って感じ」
そう言いながらさらに胸の圧力と速度を上げる鈴谷。
「うあっ…くっ…!」
それに反応するかのように不知火の中を提督の指が激しくかき回す。
「ん──ッ…んッんンッ!!」
必死に手で声を抑える不知火だが、提督は思わず不知火の乱れる姿を見たくなり
空いていた右手が不知火の口を塞いでいた手をどかしてしまう。
「ふぁっ! し、しれ…あっ! 司令! や…ぁ…! それ以上されたら…不知火は…!!」
「う……くぁ…!!!」
提督も既に限界だった、指を不知火の一番奥に突き入れた瞬間…

「で、出る…!!」
「司令ッ……!!」
不知火の体が大きくのけぞると同時に鈴谷の胸に大量の白濁駅をぶちまける。
ドビュッドビュルル!!
胸どころか鈴谷の顔まで白い液体が飛び、彼女の顔を汚す。
「う、うわわわっ!!」
さすがにこんなに飛んでくるとは思わなかったのか、あわてる鈴谷。
「な、なんかめちゃくちゃ溜まってた感じ?……ってあれ?」

鈴谷の前にはあれほど精をはきだしたにもかかわらず、まったく萎えていないソレがあった。
「うわ……すご……あんなに出たのに」
と手を出そうとした鈴谷をまだ多少息が乱れている不知火が無造作に押しのける。
「次は不知火の番ですので鈴谷さんはお下がりください」
と言うと何の躊躇いもなく提督のモノをゆっくりと咥えてゆく。
「う……不知火……!」
今更ながら自分を気持ちよくするツボを教えてしまったことを後悔する提督。
不知火の口と舌は的確かつ容赦なく提督の急所を責めてくる。
もっとも不知火は鈴谷と同じ事ができないので……おっと誰か来たようだ。

……鈴谷の胸とは違う、不知火の熱い口内によって与えられる快感に顔をゆがめる提督、だが
「ほらほらー、提督ばっかり気持ちよくなるのはずるいってばー」
提督の上半身を押し倒した鈴谷がいつの間にか脱いだ自分の下着をつまみながら悪戯っぽく微笑む。
「さっきのぬいぬいみたいに鈴谷も気持ちよくして♪」
そのまま顔の上に腰を降ろしてくる鈴谷。
すでに濡れそぼっているアソコが口に押し付けられ、鈴谷の匂いが鼻腔に飛び込んでくる。
その匂いに惹かれるように自然と舌が膣内に侵入し……

「あっヤダ!…提督…それすごいよぉ…!!」
刺激を与えるとビクビクと若鮎のように跳ねる不知火とは違い
鈴谷の体はガクガクと震えながら力が抜けてしまう。
舌が割れ目をなぞり、肉芽を刺激すると目をつぶって喘ぎ声を漏らしながら両手を床についてしまい
それでも快感を貪ろうと提督の顔に体重を掛けてくる。
不知火の引き締まった体と対照的に柔らかな鈴谷の肉の感覚をたっぷりと味わいながら
更に鈴谷の奥へと舌を侵入させると肉ヒダがそれを歓迎するかのように圧迫し
奥からはとめどなく愛液が溢れてくるのでそれをあえて音を立てて飲み込んでやる。
「ヤ、ヤダッ!…提督、音立てないでよぉ! あん! …マ、マジで恥ずかしいんだからぁっ!!」
真っ赤になって抗議する鈴谷だが
とはいうものの、ここまでされた以上そんなことを聞いてやる義理はないのでさらに激しく啜ってやると
音が上がるたびに舌への圧迫が強くなる。
絶え間なく快感を与えてくる不知火の舌使いに耐えながらいったん自分の舌を抜き聞いてみる。

「クッ…す、鈴谷…お前もしかしてこういう風にされるのが好きとか……?」
「し、知らないってば…て、提督としかしたことないんだから…わ、わかるわけないじゃん!提督のバカ!!」
一応怒っているつもりなのだろうがこの手の台詞は男を興奮させるものにしかならない。
その証拠に先ほどよりも更に激しく、強めに鈴谷を責めてやると息遣いは荒く、喘ぎ声も激しくなっていく。

そろそろ二度目の限界が近づいてくる。
提督と鈴谷からは見えないが、絶対に他人には見せないようなわずかだがうっとりとした顔で
不知火が手と舌で肉棒を攻め立てる。
鈴谷は完全に提督に体を預け、背筋をゾクゾクと駆け上がってくる快感に備える。
(クッ…また出る…!!)
射精する直前、鈴谷のクリトリスにむしゃぶりつく。
不知火が口をすぼめた瞬間、口内に本日二度目の精液が放たれる。
と同時に鈴谷の体がガクガクと震え、秘所から大量の愛液が吹き出て提督の顔にかかる。

しばらく息を荒げたまま止っていた三者だが……
「不知火のほうが早く射精させましたので勝ちですね」
と微妙に勝ち誇ったような不知火の台詞に鈴谷が噛み付く。
「ち、ちゃんと時間見てたのマジ!? で、でも量は鈴谷の時の方が多かったかもしれないじゃん!!」
「飲み込んでしまったのでわかりません」
「え!? なにそれずるい!!」
と喧嘩しかける両者だったが……

「あれ? ……提督ってばまだ元気?」
「……そのようですね」
二度目の射精後、また鎌首をもたげるソレを見た二人がつぶやく。
その本人と言えば…
「 人 で 遊 ぶ の も い い 加 減 に し ろ ! 」
そういうと不知火を仰向けに転がす。
「し、司令?」
そしてその上に鈴谷を乗せる。
「わっ! ちょ、ちょっと提督!? な、なに!?」
そして抱き合うような姿勢になったら二人の後ろに回りまずは不知火に挿入してゆく。
引き締まった膣内がズブズブと侵入する肉棒をきつく締め付ける。
「…はぁっ! 司令……!」
「あっ、ず、ずるい!」
いったん引き抜くと今度は抗議の声を上げた鈴谷の中に挿れていく。
「や、ヤダァ…いきなりとかずるいよぉ…!」
多少きついが肉感的な不知火の中とは違う感触に欲望が震える。
交互に出し入れするたびに二人の体が敏感に反応し
同時に提督にえもいわれぬ背徳感と快感を与えてゆく。

さらに数回突き入れたところで、不知火が体をのけぞらせ
その上にある鈴谷がすっかり不知火に体重を預けたのを見た提督は二人のちょうど『間』に挿入した。
「きゃっ…!」
「ふぁん…!」
珍しく可愛い声を上げる不知火と唐突な刺激にびっくりする鈴谷。
下から上に腰を持ち上げる不知火と体を不知火に預けている鈴谷の体勢のおかげで
二人の間は膣内に勝るとも劣らない圧力を肉棒に与える。
肉棒が掻き出した愛液を潤滑油として二人の間を提督が侵入し
お互いのクリトリスをカリが引っ掻くたびに部屋の中に二人の喘ぎ声と提督の快感を抑えるうめき声
そして淫猥な水音が響く。

敏感なところを熱い欲望で絶え間なく刺激され、不知火と鈴谷は知らずにお互いの背に手を回し
更に体を密着させて快感を貪ろうとする。
提督の腰の動きが一段と早くなり、パンパンパンという肉がぶつかり合う音とともに
グチュグチュと淫らな音が三人の興奮を加速させ……

「二人とも……出すぞ…!!」
「司令!司令ッ!!」「提督!鈴谷ももう…!!」
パンッと勢いよく突き入れた先端から恐らく今までで一番の量の白濁液が二人の腹にぶちまけられた。
同時に不知火、鈴谷の二人からも愛液が勢いよく吹き出た後力が抜け
三人とも布団にへたり込む。

「す…すごかったぁ…」
「そう……ですね」
放心した顔で二人が呟く。
(や…やっと終わった……)
提督のほうはと言えば実は息絶え絶えである。
カッとなって二人を押し倒したもののさすがに限界……
「……でもこれだと引き分けじゃん」
「……そうですね、まだ勝負はついていません」
「…………は?」
「と、いうわけで」
「司令、失礼いたします」
「え……ちょっと待て二人とも、その獲物を前にした狩人みたいな目はやめろやめてくださいお願いsアッ───!!!!!」

数時間後……
(頑張った俺…でも頑張る方向を間違った……)
あの後、具体的には結局二人に二回ずつ
というよりほぼ搾り取られた状態で放心する提督
ちなみに二人は左右で提督の腕を抱きしめて眠っている。
(……若さって怖い)
自分もまだ若くはあるがもうしばらくの間は性的興奮など抱かないんじゃないかと言うくらい搾り取られた感がある。
搾り取った当人たちはしっかり腕を抱きしめながらむにゃむにゃとたまに自分の名前を呼びながら眠っている。
(ああちくしょう、可愛いなこいつら)
明日からまたあの胃の痛くなる日々が続くのだろうか。
(本当…黙ってれば可愛いのにな)
そんなことを思いながら提督も深い眠りに落ちていくのだった。


次の日の午後

「ち──ッス! 提督、やっほー…ってあれ?」
例によって執務室に遊びに着た鈴谷だったが……
「鈴谷さん、すみませんが今は静かにしてください」
いつもどおり仕事をしている不知火だったが提督はと言うと…
「Zzzzzz……」
「さすがに……その……昨晩体力を使いすぎたらしく……」
微妙に顔を赤らめながら言う不知火。
「あ…あはははは……」

ほぼ同じ時刻に起きた二人だったが、死んだように眠っている提督を見て
さすがに昨日のお互いの乱れっぷりを思い出し
全速力で自室に逃げ帰ったのだった。
なんとか起床時間に起きて仕事を始めた提督だったが……
「昼の休憩時間から起きられません」
「うわー……でも起こさないんだ?」
「そ、そうですね……不知火にも責任の一端はあるので……」
「へー、ぬいぬいってば意外と優しいじゃん」
「ですから、そのぬいぬいというのは……あとこの状態ですので仕事の邪魔は……」
「んー……じゃあさ、鈴谷さんも手伝っちゃうよ」
「………」
「え、何その顔」
「いえ、珍しいこともあると思いまして。そうですね、手伝っていただけるなら助かります」
「おっけー、まかしといて!」

かくして提督のうらやm、もとい受難の日々はいったん中断されることになったのであった。

おしまい

最終更新:2013年10月11日 00:12