提督×磯波13-173

172 名前:提督×磯波[sage] 投稿日:2014/07/25(金) 12:53:35 ID:ZBan1xk2 [2/11]
唐突に投下。前スレ提督×吹雪1-147避の続きのようなもの。設定も引き継ぎます
吹雪ちゃんじゃなくてごめんね

「…」
「…」

提督は今、深夜までずれ込んだ幕僚との会議から帰還し、執務室に入ろうとドアを開けたそのままの姿勢で動けなくなっていた。
固まっているのは、執務室にある来客用のソファで、何か白い布状のものを抱いて妙な格好で座っている艦娘―磯波も同じだった。
駆逐艦娘、磯波。吹雪と同型の艦娘で、吹雪より更に目立たなくて大人しい娘である。
やや引っ込み思案で余りにも我を出さないのが欠点といえば欠点だが、この鎮守府では最古参級の艦娘であり、吹雪と同じく重要な戦力として昔からこの鎮守府を支えていた。
その磯波が、提督の執務室で、明かりも付けず、提督の足音に気づかないほど何かに耽っている。

「ぁ…あ、の…ぁ…」

蚊の鳴くような声を漏らしてはいるが、それは全く言葉としての体を為していない。
予想外の事態に体が動かなくなっているのは明らかだった。

艦娘は、命令遂行をスムーズにする目的で、「提督に好意を抱くよう」調整され建造される。
提督としてここに赴く際に、渡された資料に記されていた文章である。
加えて、艦娘は戦闘によるストレスを、性的欲求の形に変えて貯めこむこと。
練度が高ければ高くなるほど、その欲求は強くなること。
親しい間柄の艦娘がいればお互いで発散することもできるが、そうでない艦娘は自分で自分を慰めることしか出来ないこと。
…それが、彼の最初の艦娘・吹雪から聞かされた、艦娘の隠された事実だった。

それを知らなかった数日前までの彼なら目の前の光景を理解できずにパニックに陥っていただろう。
しかし今の彼には、磯波がこの執務室で行っていた行為がどういうものなのか、容易に察することが出来た。
小さく深呼吸した彼は、部屋に入る動きを再開させる。

「! っあ、の、これ、は、」
「磯波。君はそこで何をしているのかな?」
「ゎ、た、しは、っ、そ…の…っ」
「何をしているのか、と尋ねているんだが」

ぶるぶると震えながら、言葉にならない言葉を繰り返す磯波。さらに歩み寄ると、彼には状況がより正確に把握できた。
セーラー服のような普段の艦娘制服を肌蹴た磯波は、見慣れた彼の軍服を掻き抱いてソファに座り、
軍服の袖を持った右手をM字に立てられた脚の中央に伸ばしたまま、身体を硬直させていた。
羞恥と恐怖がない混ぜになって磯波を支配しているのは明らかであり、その姿は怯える小動物を連想させた。
その姿とこの異様な事態に、普段の彼では考えられないない感情と欲求…
すなわちもっと虐めたい、辱めてみたいという下劣な欲望をむくむくと膨らませていた。

「見た所それは私の服のようだが、何をしていたのかな」
「…っ …ぁ…っ ぁ…」
「ふむ…私には、君が私の服で自慰をしていたように見えるのだが…違うかい?」
「~~~~ッ!!」

朱の差していた磯波の顔がさらに紅潮し、俯いたまま身体を縮みこませ、黙りこんでしまう。
期待した通りの反応に、異常なまでに興奮しているのを彼自身も自覚していた。

「さて、困ったことだね、磯波」
「…ぃ」
「ん?」
「…さい、提督、ごめんな、さい、すみません、提督…っ」

ポロポロと涙をこぼしながら、嗚咽の混ざったぎりぎり聞き取れる声で謝罪を繰り返す磯波。

「磯波、君は何に対して謝っているんだい?」
「…たし、て、とく、で、 …らしい、こと、を、そうぞうして、… ました…っ ごめんな、さいっ…」
「何だ、そんなことか。そういうことなら謝る必要はないぞ」
「…? あ…っ」

涙と鼻水の跡がついた顔を上げる磯波の頭を撫でてやりながら、提督はできるだけ優しい声で話しかける。

「君たち艦娘は、練度を上げるほどそういう欲求を強めていくと聞いた。
 私の仕事は艦娘たちを率いて、深海棲艦を駆逐することだ。
 当然、その仕事には戦力の全てである君たち艦娘をケアすることも含まれているんだよ。
 掲示板にもそういう旨の知らせを貼り出していたのだが…気付かなかったかな?」
「い…いえ…っ で、も、提督に、は、吹雪ちゃん、が、わたしなん、て、そんな…」
「ふむ…これは、そういう話ではないんだよ。君だって、吹雪と同じように立派に役目を果たしている艦娘なんだ。
 君が苦しんでいるなら、それを解消するのも私の仕事なのだから、遠慮する必要はない」
「で…では…っ、困ったことと、いうのは…?」
「君がここに来てこんなことをしてしまうまで我慢していたことを察せなかった、私の鈍さのことだよ」
「…」

驚いたように目を丸くして私を見つめる磯波。
袖のところに濃い染みができてしまっている自身の服を一瞥し、しかし、と彼は言葉を続ける。

「明日私が着る上着が汚れてしまったな。
 そんないやらしい臭いのする服では、仕事をすることが出来ない。その点は君の失態だよ、磯波」
「…っ は、い…すみま、せん…」
「罰として、そうだな…磯波にはもうちょっと恥ずかしい思いをしてもらおうかな」
「ふぇ…?」

提督は磯波の隣に腰を下ろし、ことさら優しく語りかける。

「ここで、さっきの行為の続きをしたまえ」
「~~~!?」
「ん?どうした?」
「そ、そんな…恥ずかしいです…」
「そりゃあそうだ、恥ずかしくないと罰にならないじゃないか。
 別に難しいコトじゃ無い。いつもやっているように、さっきの続きをスるだけでいいんだ」
「でも…わ、私…」
「磯波?これは磯波が私の服を汚してしまった罰なんだよ。
 君は拒否できる立場じゃないんだ。わかるかい?」
「はい…」
「では、始めなさい」
「…」

観念したかのようにソファに座り直し、右手を股間に持っていく磯波。
スカートの中に手を突っ込み、下着の上から秘裂を撫でるように、なぞるように指を這わせている。

「… ぅ …っは 、ん…  ぁ …っ」
(あ、れ…? いつも、より、敏感になってる…さっきまで、シてた、から?)

弄られる陰部はすぐにムズムズとした性感を送り出し、口からは微かにだがもう甘い喘ぎが漏れだしている。
手馴れた行為のはずなのに、何故か興奮はいつもの何倍にもなっていた。
それは先程まで弄っていたからか、それとも…

「はぁっ…  んん…っ … ふ、ぁぅ… は っく、んん…っ」
(だめぇ…提督が、見てるのに…っ 見られてっ、ああ、指が止まらないっ…)

提督の目を気にしていたのも最初だけで、磯波の手の動きはどんどん大胆になっていく。
撫でていた手が性器全体の肉を下着ごと揉みしだくようになり、特に中指は一段深くショーツのクロッチ部分を抉っている。
衣擦れのような微かなしゅ、しゅという音は次第に粘質な水音に取って代わり、静謐な執務室に磯波の控えめな囀りとにちゃねちゃという卑猥な音だけが響く。

「っくふぅ、あうう…ふあ、ああっ、ひんっ…! っあ、うううっ…」
(ああ…ダメ、下着の上からじゃ、ぜんぜん、もどかしくて…っ)

布越しの刺激に物足りなくなった磯波は、ためらいなく下腹部からショーツの中に手を滑り込ませ
ちゅくっちゅくと自らの性感帯を思う存分弄り始めた。
普段目立たなく大人しい艦娘が、愛液の大きな染みが出来た下着に手を突っ込み蕩けた顔で喘ぐ様は
提督をも異常な興奮に駆り立てていく。

「磯波、それじゃあ見えないよ。下着を脱ぎなさい」
「はぁっ、は、はぃ…」
「そう…もっと足を広げて、私に見せるんだ」

尻の方までベトベトになったショーツからもどかしげに片足を抜き、膝を折ったその姿勢のまま股を大きく開いて自らの秘部を露出させる。
快楽により羞恥心がすっかり麻痺してしまった磯波は、己の欲望のまま続きを始める。

「磯波は結構毛が濃い方なんだね…もうグショグショに濡れてて、おまんこに張り付いちゃってるけど」

磯波の陰部は駆逐艦にしては発達しており、髪の毛同様の黒い陰毛が控えめではあるが恥丘とクリトリスの周囲を半分程度覆っている。
その陰毛も、愛液でべっとりと濡れ、淫らな光沢を放っている。
肉色に色づいた小陰唇もワレメからはみ出しており、更に性的興奮で充血しぷっくり膨れて開き、
大切な最奥―ヒクヒクと蠢いている膣口を曝け出している。
周りの肉襞もやや複雑な形状をしており、既に男を誘い込む器官として完成しつつあった。

「愛液もトロトロこぼれてる。磯波のは濃い方なのかな?下に垂れるときに糸を引いてるね。
 磯波のいやらしい臭いがすごいよ」
「や、やあっ…に、臭いなんて、はあっ、はあっ、ふ、うう…っ あ、あっ! っ…あ、は、はぅっ、ん、んっ…」
(やだあ、提督に、見られてる…アソコ弄って、気持ちよくなってるの、観察されちゃってるよおっ…)
「クリトリスもコリコリに膨れて、磯波が触る度に身体がビクビクしてる。そこをそうやって摘むと気持ちいいのかな?」
「やあ…あ、はっ んくっ、ああっ、はぁぅ、んんっ!… あ っ、 あ、はぁぁっ…」

わざと辱めるような言葉責めに、磯波はいっそう煽り立てられていた。
肌蹴た上半身に左手が無意識に伸び、脱ぐことすらもどかしいとばかりにブラに手を突っ込んで既に硬く勃起した乳首を弄る。
陰部を弄る指の動きもさらに激しくなり、指を2本も咥えこんでぐちゃにちゃと音を立てながら肉穴をまさぐるように動かす。
しばらくその刺激を味わったら、今度はトロトロの愛液に塗れた親指で、敏感な肉豆をグリグリと責め立てる。
その度に磯波の口から歓喜の悲鳴が漏れ出てくる。
時折太ももをビクリと震わせながら、磯波は提督の目の前で欲望の赴くまま自らに快楽を与え続けた。

「は、はうっ、は、ああ、ら、め、ああ、ひくっ、あはあ、ん、…ぅあ、あうう…っ」
「ふふ、磯波の自慰は激しいね。こりゃあ私の服があんなになってしまうわけだ。
 指を突っ込むときに愛液の飛沫がこっちまで飛んでくるし、磯波の臭いが濃くて溺れそうだよ。
 クリトリスを弄るときもとっても気持ちよさそうだし、磯波がこんなにエッチな娘だったなんて知らなかったな」
「や、だあ、てい、とく、そんなことっ…」
「私は見たままを言っているだけだよ?それに、私個人の感想を言わせてもらえれば、今の磯波はとっても魅力的だ」
「はあ、はあ、わたし、が…?」
「ああ。いつも遠征や任務をこなしてくれる、真面目で健気な磯波もいいけれど、
 いやらしくアソコを見せつけて弄って、気持ちよさそうに蕩けてるエッチな磯波も、とても可愛いよ」
(見てくれてた…提督、私のこと、いつも見ててくれたんだ、こんな、私でもっ…)
「あ、あああっ…♥ あう、ひんっ、あ、あううう、はっ、はっ、やああっ、あうっ、ああ、くぅっ…」

自分のことなどとうに忘れ去られ、ただ遠征とたまの演習をこなす駆逐艦の一人としか見られていないと思っていた磯波の心は、『見ていてくれていた』というだけで歓喜に打ち震えた。
その感情が性快楽を一気に増幅し、提督に見られるまま、いや見られているからこそ絶頂へと駆け登っていく。

「だから声も抑えなくていいし、思う存分気持ちよくなりなさい。イく時は私に言うんだよ」
「はあ、ああ、あひぅ、ひぁっ、はひっ、ふ、ふぁぁっ! ひゃぁっ、はひゃぁぁっ♥
 ああ、いッあんあッあっあっいっあっだめっ、もうイッ… ふむぅっ!?  …っ! …!」

絶頂に達する、その最も無防備な瞬間を狙って提督が磯波を抱きしめ、唇を重ねる。
普段から密かに想っていた人の突然のキスと抱擁に磯波の身体はびくん、びくんと跳ね、より深い幸福絶頂へと誘われた。

「…っ ……ぷぁ、はっ…はっ…はっ…ふ、あ、あっ…」
(提督に、抱きしめられて、キスされながら…イっちゃった…こんなに気持ちよかったの、初めて…)
「よく頑張ったね、磯波。これで罰は終了だ。とても可愛くて、思わずキスしてしまったよ」
「は…っ、はぁっ、はぁっ…てい、とく…」
「何だい…?」
「わたし、も…ていとくを、ほしがって、いいん、ですか…?」
「ああ、さっき言った通りだよ。君たちの役に立つなら、私は協力を惜しまない」
「…わかり、ました…」

その言葉で、磯波は今まで抑圧していたタガが外れつつあるのを自覚していた。
我慢する必要はない。遠慮する必要もない。
欲望を抑えていた羞恥心は、先程のオナニーショーの時点でとうに吹き飛んでいる。

「…提督、ソファに座ってください」
「?こう、かな…」
「…失礼します、ね…」
「おお…っ?」

そう言うと磯波は提督の足元にうずくまり、提督のズボンを脱がしにかかったのである。
上気し呼吸の荒い磯波が何をしようとしているのかは明白であり、普段の彼女では考えられない行動に提督も意表を突かれていた。

(ああ…これが、しれいかん、の…おっきく、なってる…わたしの、みてたから…? だったら、嬉しいな…
 …あ…これ、おちんちんの、臭い…?)

たちまちのうちに下着まで脱がされ、屹立した肉棒が露わになる。
磯波は熱に浮かされたように顔を近づけ、それどころかソレの放つ臭いを嗅ぎ始めた。
常人には決して好ましいとは言えない強烈な牡の性臭は、しかし発情した艦娘―磯波にとっては、より性的興奮を煽り立てる刺激となっていた。

「すー  …はぁ… すぅー…  ふあ、はああ…っ♪ はあ、舐めます ね…」

もはや伺いではなく宣言となっている淫行を、磯波は着々と進める。
誘蛾灯に引き寄せられる羽虫のごとく、磯波の唇が赤黒く膨れた亀頭に近づき、
やがてついに…陰茎に舌先が触れる。

「ぺろ、はー、ふはぁー♥ … ちゅっ……れろれろっ、ぺちゃ、ちゅ、ん、んっ……ちゅ、ちゅぱっ、ちゅう
 …はあっ、はあっ、ああっ♥ ……んむ、ちゅう……ちゅう、ずちゅじゅる…はぁっ、 くじゅ、れろれろ…
 はぁっ、はあっ、ちゅむ……はぁ……っ、れろ、れろぉ、じゅるるぅ♥」

一度舐め始めると、行為はより激しくなる一方だった。
恐る恐る先端を撫でた磯波の舌はすぐに亀頭全体を舐めまわすようになり、尿道口にキスを繰り返す唇が先端を咥え込むようになる。
濃厚な淫臭がペニスから立ち上り、息を継ぐ度に鼻腔に、肺腑に侵入するのを磯波は感じていた。

(あはあっ、私いま、提督のおちんちんナメて、吸って、嗅いでるよおっ…
 熱くて硬くって、すごくえっちな、濃い味と臭いでアタマしびれちゃう…)

磯波の動きは初めてとは思えないほど大胆だった…実は彼女は、今まで何度もこの行為の妄想で自分を慰めていたのである。
当然今やっていることは頭の中で幾度と無く反芻したものばかりだったが、実際のその行為は彼女が考えていたよりもはるかに淫靡であった。
妄想にはなかった慕う男の味と臭いと熱を口内いっぱいに感じながら、思う存分堪能できる。
何より自分が舌を動かす度に提督がくぐもった声を上げて表情を歪める―おそらく快楽による―ことが、この上ない愉悦となっていた。

「ふうっ、う、うう、うあ、い、そなみぃっ…!」
「んちゅっ、ちゅるる、んん、んにゅるっ、ん…へーほく… いひゃいれふか?」
「い、や、痛くは、ない、大丈夫だ…好きにしてく、れっ…」

加減の分からない磯波にとって、自分の行為が苦痛を与えていないかが唯一の懸念であった。
それを否定する言葉と、まるで褒めるように頭を撫でられることで杞憂であるとわかり、改めて口淫を再開する。

「わふぁりまひた…♥ ん、ん、ん、んっ、 んく、はふ……はぁ、ふぅ……ちゅるる、ぐじゅう、ちゅ……」

既にパンパンに張った肉棒が、今度はヌメった唾液のプールにぬちゅりと漬け込まれる。
磯波の口腔粘膜が提督の逸物に吸い付き、舌がカリ首に付着した恥垢全てをこそげ取るかのようにまとわりつく。
通常、男を悦ばせるために行われるその行為は、今はただ純粋に磯波の性的欲求のみによって為されていた。
その証拠に磯波の表情は興奮と悦楽によって蕩けており、逆に提督の方が強制的に与えられる快感に堪える有り様であった。

「んぷ、ぷ ちゅ、ちゅうううううっ、ぷは、んく、ちゅうっ、ぢゅううううううっ…じゅるじゅる、んくっ…ぷは♥
 れろぉ~…っ ぱく、ん、ちゅくっ、ちゅく、ぢゅぢゅううううう~~~っ、ん、ん、んく…」
「うっ…く、あああっ…」

ペニス全体に唾液をまぶし、それごと全体を咥えこんで口内の唾液といっしょに撹拌し、啜りながら陰茎ごと吸い上げ嚥下する…
まるで肉棒のエキスを吸い取り、性器を掃除するどころかふやかしてしまうような磯波の執拗なフェラチオは続く。
先端からトロトロと分泌されるカウパーも容赦なく舐め取られ、磯波に摂取されてしまう。

「ん、ちゅるる…ちゅ…じゅるるるぅ……ちゅぱぁ… はふぅ……、んっ、んっ、んっ、んっ、んむむっ……ちゅぽっ…」
「ぐう、ううっ…いそなみっ…!もうっ…」
「は、う、んじゅる! ちゅ! じゅるぅ! いっひゃい……らひて、くらはい……! くぷ、くぷ、んっ ……んんっ」

少しでも射精を先延ばしにしたい意志の力と、今すぐにでも種付け汁を吐き出したい肉欲のせめぎ合いは
辛うじて発せられた磯波のおねだりがひと押しとなり遂に崩れた。
熱いマグマのような塊が奔流となって陰茎を駆け上り、その瞬間、少しでも奥に子種を送りこめという本能に従って提督の手が半ば反射的に磯波の頭を押さえつけた。

「うぐ、うう、い、そなみ…っ」

びゅっくうう!びゅく、どぷっ!びゅるっ、びるびゅるっ…

「ん、ふ っ~~~♥! ~、~~~!」
(き、きたっ…!ていとくの、せいし、うあっ、いっぱい出てっ… 熱くて、どろどろぷるぷるしてるっ…)

提督はもとより、磯波も口から離すつもりはさらさらなかった。
いかに磯波がフェラチオの妄想を繰り返そうと、射精だけはどのようになされるのか、想像の埒外であった。
しかし、酒保を通してこっそり流れてくるその手の雑誌には「飲むと男は悦ぶ」と書かれていたし、それでなくとも提督の精液である。
慕う男の精エキスを、一滴でも多く受け止めて、摂取して、自分のモノにしたい。匂いを、味を、記憶に焼き付けたい。
考えただけであまりのいやらしさに目眩がしそうなその願望を実現させるべく、磯波はえづきそうになるのを必死に我慢し、断続的に発射される独特な臭気の粘液を口内に貯めこむ。

「~~っ、ふーっ、ふーっ、…ちゅる、んく…っ ちゅく、くちゅっ、くちゅ…んんっ、んくっ、ふはっ、はーっ♥
 んむ、ちゅう、ちゅううう…っ ちゅぷん!ぷあ、は、はーっ、はー…」

ペニスを咥えたまま精液を自分の唾液とぐちゃぐちゃに混ぜて味わい、ゆっくりと嚥下する磯波。
射精を終えたペニスを丹念に吸い上げ、尿道内の精液まで全て飲み込んでしまった。

(ああ、しょっぱくてにがくて、青臭くって…これ、が、提督の、精子…の、味とニオイなんだ…
 私、提督イかせて…提督の精子、飲んじゃったんだ…っ♥)
「はあ、はあ、磯波、すごく気持ちよかったよ。こんなに出したのは久しぶり…んむっ…!」

精飲を終えた磯波が提督に倒れこむ…否、唇を奪いながら押し倒した。
発情した磯波にとって初めて飲んだ提督の精液は強烈な媚薬も同然であり、また提督を絶頂させたという高揚もあって、未だ異常な興奮と渇望にあった。
辛うじてひっかかっていたスカートを脱ぎ去り、提督の唾液を乱暴に奪い取りながら、磯波はさらなる行為を要求する。

「んちゅ、ちゅむっ、じゅるるる…っ、あはっ、はあ、はあ、提督っ…提督っ いい、ですよねっ…
 んんっ、提督のっ、あはぁっ♥ 欲しいんですっ、お願いします…っ、はう、んん…っ、んはぁっ…!」

尋ねてはいるものの、やめる気など端から無いのは明らかである。
完全に抑えの効かなくなった磯波は提督の胸に手をつき、馬乗りになりながら淫裂を陰茎に押し当て、物欲しげに腰をくねらせる。
唾液と愛液に塗れた互いの性器がくちゃにちゃと音を立て、あまりに卑猥なそのおねだりに提督の逸物はたちまち硬さを取り戻す。

「あ、はぁ、これで、挿れられます、ね…♪ ん…っく、ああ、提督の、あたってます…っ」

愛液まみれになった亀頭を自らのラビアにあてがい、腰を沈めていく。

「ふ、は、あ、はい、って、はうあああああっ♥ …あうう…」

くにゅりと柔らかな膣口が広がり、まだ完全には熟していない磯波の肉穴がペニスを飲み込んでいく。
ぷつ、という破瓜の感触と痛みも、今の磯波にとっては達成感を強調するスパイスでしか無かった。
逸物に対していささか小さい磯波の膣はそれでも精一杯肉棒を頬張るが、全てを飲み込めずに亀頭が磯波の最奥をこつんと叩く。

「う、あ、おくまで、お、っきぃ…はぁ、はぁ、はぅ…」
(提督の、おちんちん、挿れちゃったよおっ…うあ…っ、さき、っぽ、あたってぇ… …!? だ、めっ、も、キちゃう…!)
「ひっ、あ、ああ、あううう~~~っ…!!」

その刺激だけで、磯波は絶頂に達してしまった。
もちろんそんなもので磯波が満足するわけもなく、咥え込んだまま腰をずりずりと前後に動かし始める。
肌蹴られたセーラー服がそのたびにゆらゆらと揺れ、ずり上げられたブラと勃起した乳首が覗いている。

「はぅっ、あうっ、ああっ、ひっ…ううっ♥ す、ご、とまんな、ああっ、あうう…っ
 て、とくの、おちんちっ、ナカ、ひっかいてっ、ぞくぞくって、しますぅっ…」
「い、磯波のもっ、すごい、ぞっ…引き抜かれると、ぜんぶ、もっていかれそうだっ…」

普段の磯波とあまりにかけ離れた痴態に中てられ、提督もまた異常な興奮に陥っていた。
提督の肉傘が磯波の膣襞を抉り、痺れるような幸福快楽信号となって両者の脊髄を駆け登る。
磯波がいやらしく腰を動かす度に、ぷじッ、ぬぷぷっ、ぬぶぢゅっ、という空気の漏れる下品な音が結合部から漏れ出るが、それすらも二人の興奮を煽り立たせて、動きはさらに大胆に、激しくなっていく。

「はあ、はあ、てい、とくも、はうっ、気持ちいい、ですかっ…?」
「ああ…っ、ゆだんすると、また出てしまいそうだっ…」
「ぁはっ、はぁ、よかった、もっ…と、動きます、ね…」

言質を取ったとはいえ勢いで提督を犯してしまったことに少なからず罪悪感を覚えていた磯波は、提督が自らの欲望を快く受け入れてくれたことで更なる充足と快楽を得ていた。
もはや遮る物のない肉欲のままに、磯波は性快楽を貪る。
馬乗りの姿勢から膝を立たせ、咥え込んだまま提督の上でしゃがみ込むように座り、提督の胸に手をつく。いわゆる、M字騎乗位の体勢である。
大きく股を開いたまま本格的に上下運動を開始する。

「んっ…! ふっ、はあ、はあっ♥ あ゛う、あんっ♥ あっ、
 てーとくのしゃきっぽ、う゛あっ♥ とんっ、とんってぇ♥ あたってましゅっ…!!」
「ああ、わかるぞ、磯波の一番大切な場所が、何回もキスしてきてる、なっ!」
「ら、ってっ、ていとくの、きもちくて、はあうっ♥ らいしゅきら、もんっ、ああっ、はうあっ」

肉のぶつかる規則正しい音と粘膜粘液が擦れる音、それに二人の喘ぎ声と嬌声が交じり合って執務室に響く。
柔肉が肉竿を存分に頬張り、子宮口が鈴口にちゅうちゅうと吸いつき、性器全体で提督の子種を搾り取ろうとしている。

「へあ…あ゛うっ♥ …おなか、にゃか、ぜんぶ、て、とくの、おちんちん、でぇっ♥ いっぱいに、なっへ、
 ひぃやああ、おくまれ、わらしのなかぁ、とろいてるよぅ♥ …っ」
「う、うう、いそなみっ…しめつけ、が、うう、も、うっ…!」
「わた、しもおっ、もうっ、ああっ、あ゛、う、ぃふああああ゛~~~~~っ!!!」

ぶびぶりゅううっ!どびゅるるるっ、びぶっ、びゅくうっ!

子宮口が亀頭を包み込んだ瞬間、堪えに堪えた提督の欲望が爆発し、磯波の最奥に白濁汁を叩きつける。
ずっとそれを欲していた磯波の肉穴が喜びに打ち震えながら、全て絞り取るべく強収縮を繰り返す。

「あっあっあっ♥ …へあ゛ァっ♥ …あォああ゛…っ♥ あ゛~~~っっ…♥ あひっ、ふあっ…ァあ…♥」

提督が射精する前から始まった磯波の絶頂は、提督が注ぎこむ間も、注ぎ終わった後まで続く長いものだった。
普段大人しくて引っ込み思案な娘には不似合いな、長く声を上げ続ける動物的なイき方を磯波はした…

精魂尽き果てた磯波の身体を受け止めたまま、二人は気怠い事後の時間を共有する。

「… すみません、私、自分のことばかりで、してしまって…」
「磯波があんなことまでするとは思っていなかったな…驚きだよ」
「やぁ…っ! だって、提督ですからっ…あんなことするの、したいの、提督だけです…」
「…っ、そう、か…」

例の「刷り込み」を思い出し、提督は一瞬言葉を詰まらせる。
大義の名のもとに心を、感情を「歪まされた」少女…の姿を持つモノたち。
何度か受け入れてしまったとはいえ、葛藤は未だ彼の中で燻っていた。
いくら「兵器だ」「人外だ」と理屈を並べても、自身がそれらを人と看做しているのは明らかであった。
植え付けられた好意を、生理的欲求を利用する。鬼畜にも劣る所業ではないのか。
丁寧に後始末を済ませ、眠ってしまった磯波を寝室に運びながら、自問自答を繰り返す。

(…いや、磯波に言った通りだ…これは艦娘のため、仕事のためなのだ…)

誰に対する言い訳なのか、それは彼自身が一番理解していた。

これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

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磯波
最終更新:2019年11月17日 00:26