提督×青葉9-561

※本番無しです
※メタ発言あります
※鬼畜っていえば鬼畜

イベント期間中のある日のある鎮守府

「何だよル級改って…あれもうル(イジアナ)級だろ」
「また一部の人しかわからない愚痴を…」
提督の愚痴に臨時の秘書艦である青葉が答える。

主力艦が悉く入渠しているため、しばらくは唯一無傷だった青葉を秘書艦に据えておく。
「ところで司令官」
「うん?なんだ?」
「青葉とお医者さんごっこしましょう!」

瞬間、提督は消えた。
提督と執務室の扉との距離が急速に縮む。

青葉の視神経が目の前の人間が消えたと脳に伝え、脳がそれを理解したとき、
既に提督は扉から離れ、青葉の背後に迫っている。
今の提督にとっては島風すらもナメクジに等しい。

「誰に聞いた?」
「勿論如月さんに」
扉を施錠した手で青葉の肩を掴む提督。
顔色こそ必死に取り繕っているが、冷たい汗が止まらない。

 

以下回想
「ども~青葉です~。さて角川のフロム買収により恐らく一番風評被害が大きいであろう如月さん、何か一言お願いします!」
「うーん、そうねぇ……ああ、そう言えばこの前司令官と(以下略」
以上回想


「と言う訳でして」
「あのロリビッチ……」
「またまた~。そのロリビッチとお医者さんごっこしたくせに」

にやにやと笑う青葉に、憮然とした顔の提督が話を続ける。
「……で?お前の目的は何だ」

この問いに青葉は少しだけ頬を赤らめながら答える。
「青葉も、司令官とそういう事したいな~」
頬を赤らめてはいるが、口に出すのも憚られると思っている訳ではない様だ。

「……そういう事とは?」
そう聞き返す提督。
何も青葉に具体的な内容を言わせることで恥ずかしがらせるようなプレイではなく、ただの時間稼ぎ。
そもそもそんなことで恥ずかしがるようならばこんな事を堂々と頼んだりはしない。

「えへへへ。司令官も知ってるくせに」
青葉も提督の考えなど分かっていると見えて、わざと勿体をつけている。

「大丈夫ですよ。如月さんはああ見えて口は堅いですから。青葉以外には喋ってませんでした」
「その口の堅い如月がなんで一番口の軽そうなお前に暴露したんだろうな?」
「むう。青葉も口は堅いですよ?司令官がお医者さんごっこしてくれれば、絶対に口外しません」

正直なところ全く信用できない。
とは言え、ここで下手に青葉の機嫌を損ねるのはまずい。
一瞬のうちにそう考えた提督は、ため息を一つつくと自分の机から半透明の液体が入った小さなビンを取り出した。

「……いいだろう」
そう呟き、振り向きざまに真後ろにいた青葉の両肩を掴んでその場に押し倒し服の中に手を入れると、指をその中に走らせる。

「ひゃ!」
咄嗟に声を上げた青葉だが、提督の動きは止まらず、腹や胸を撫でたり揉んだりしている。
ひとしきりそれらが終わった所で先程のビンに手を伸ばすと、青葉から離れて目で服を脱ぐように伝える。

上半身は一糸まとわぬ姿になった青葉に提督はビンの中身を指先につけた人差し指と中指とを先程撫でた場所に再度走らせる。
粘性の高いビンの中身は、提督が何度も指を往復させることで少しずつ青葉の体を包んでいく。

「んっ……くっ……」
指が動く度に、青葉がかすかに声を上げる。
ある程度いきわたった所で、提督は突然青葉の体に舌を這わせた。

「ふひゃああ!」
突然の行動に驚きの悲鳴を上げる青葉だったが、提督はお構いなしに青葉に塗ったビンの中身を舐めとるように何度も舌を這わせ、
青葉の上を往復する。

「ふあっ!くふぅ!ひゃあ!」
ぴちゃぴちゃと提督の舌と唾液が青葉の上で音を立て、その度に青葉が声を上げる。
(おかしいな…青葉、こんな所弱くないのに……)

青葉の頭は、いつもと違う感覚に混乱し始めていた。
青葉は腹も胸も性感帯ではないと思っていたが、今の自分は全身が性感帯になったかのようにどこを触られても快感が打ち寄せる。

(まさかこの薬が!?)
青葉の考える通り、塗りたくられていたのは即効性のある媚薬の一種。
提督の舌はこの媚薬によって即席性感帯と化した青葉の体を舐めまわしていた。

「ひぅ!ふぁあああっ!!」
舌が這い回る度に青葉の体には悶えんばかりの快楽が押し寄せている。
上気した肌は湯気に包まれ、先程以上に頬が紅潮していて、荒い息遣いが静かな執務室に響く。

提督は唐突に舌での愛撫を止めると、再びビンから薬を掬い取り、
その指を自分に向かって投げ出されている青葉の股間に潜り込ませた。

「えっ!?し、司令かふぁあああああああん!!」
指が青葉の既に濡れはじめていた膣内に擦りつけられ、ただの浅瀬を大海原へと変えていく。
トロトロと青葉の愛液が床に広がり、青葉は今日一番の絶叫を上げる。

しかし、提督はそこまでだった。
青葉から指を引き抜くと、薬のビンを元の場所にしまいに行き、倒れている青葉には目もくれない。

「司令……官?あの…」
「うん?何だ青葉」
まるでついさっきまでの現象はすべて青葉の夢だったかのように、提督はいつも通りに振る舞っている。
(焦らしてる?このまま放置するなんて、司令官は青葉が思っていた以上の鬼畜ですね)

青葉は先程からの快楽の波にもはや理性が限界に達し始めている。
「し、司令官。早く、早くぅ……」
「どうした?」
既に気が狂いそうな青葉にとって、これは拷問に等しい。
流れ出る愛液は未だ止まらず、それが太ももを濡らすことすら既に快楽になり始めている。
(司令官はどうして平然としているのですかっ!?)

提督は毎日この薬を少しずつ使って体を慣らしていくことで普通ならよがり狂うほどの量を使っても平然としていられるようになったが、
青葉は提督がそんな忍者のような事をしているなど知る由もない。

「早く、続きをっ!早く!」
「何だ?」

青葉の理性はここで限界を迎えた。
転がるようにして提督との間合いを詰めつつ飛び起きると、そのままタックルするように提督の腰にぶつかっていく。
それを受けた提督はとくに受け止める様子もなく、されるがままに仰向けになり青葉を自分の上に乗せる。

「司令官!もう青葉は我慢できません!」


カシャ


「えっ!?」
理性を完全に失ったはずの青葉の意識が、一瞬音のした提督の手に移る。
そこにはいつの間に用意したのか、小さなデジタルカメラが一台。こちらを向いている。

「…勝った」
「なっ、何を」

状況が呑み込めないでいる青葉に提督は不敵な笑みを浮かべながら今撮影したばかりの写真を見せる。
提督に馬乗りになる青葉。青葉に押し倒されている提督。
「これはどう見てもお前が俺を押し倒したように見えるよな?」
「!?」
「この写真を他の連中に見せたらどうなると思う?」

提督の狙いは初めからこの瞬間にあった。
もしこれを公表すれば、黙っていないであろう者達は青葉にも想像がつく。

「あ、あ、青葉を脅迫するおつもりですか!?」
「脅迫?いやいや、ただの取引だよ。さて俺がこの写真の事を忘れておくにはどうすればいいか?」
「くうううぅ…」

提督は取引と言ったが、「公正な」取引とは一言も言っていない。
青葉にとっては、首を縦に振る以外の選択肢など存在しないのだ。

「とは言え、このまま放置と言うのも哀れだな。よし、これをつけておけ」
そう言って青葉に渡したのは大きなバイブ。

「もうすぐ遠征が帰ってくる。それで蓋をしておかんと色々怪しまれるぞ」
「くうう…司令官の鬼、悪魔!」
「これに懲りたら、あまり人を詮索しない事だな」

何か言いたげな青葉に蓋を押し込むと、扉をたたく音が聞こえ、提督は鍵を外しに行く。
青葉ははっとして服装の乱れをただし、表情を作る。

「皆よくやってくれた。ご苦労様」
「ふふん。これくらいレディーには朝飯前よ♪」
「この次もまた私に頼ってもいいのよ!」

無邪気に喜ぶ駆逐艦たちの横で、青葉は必死に平静を装っている。
提督はその姿を横目でとらえると、机の下で密かにスイッチを押す。

「ひゃああ!!」
「青葉さん?」
「お?どうした青葉?」
「あっ、いえ!何でもありません!」

提督もまた堪えるのに必死だった。
もっとも、こっちの必死は笑いを堪えることにだが。

 


「うふふ。青葉さんに話しておいて良かったわ。今度は私もあのお薬使ってもらおっと♪」

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最終更新:2014年05月20日 21:24