提督×不知火、提督×鈴谷1-638

提督×不知火の続き

 

昨夜は徹夜になるかと思われた仕事をなんとかこなして就寝した提督。
だがその眠りは股間への生暖かい感触によって妨げられた。

目の前にはそそり立った肉棒を無表情でしごいている不知火がいる。
「…不知火?」
「おはようございます司令」
「…何してるんだ?」
「早めに起きましたので執務室へ来たのですが
指令のが随分張っていいらっしゃったので処理をしています」

確かに疲れているときは朝立ちしやすい。
疲労による生存本能がそうさせるとか聞いたことがあるが
とりあえず問題はそこではない。

「いや、だからと言ってだな…うっ…」
否応なく与えられる快感に流されそうになりながらも抗議の声を上げる。
「それに欲求不満で仕事に支障が出ても困りますので」
「くっ…そんなことは…ないと…」
快楽に流されないよう必死に我慢する提督。
「なかなかでませんね、仕方ありません」
そう言うと不知火はスパッツをずらし、提督の上にまたがるとそのまま腰を下ろしてきた。
ズブズブと多少の抵抗を見せつつも既に濡れそぼっていた不知火の割れ目に肉棒が飲み込まれていく。
起きたてで混乱していて気づかなかったが、どうやらしごきながら自分で弄ってでもいたのか
すでに迎え入れる準備はOKな様子だった。

「不知火、お、お前はじめっからこうするつもりだったんじゃ…」
「…ンッ…! な、なんのことか不知火にはわかりません」
提督の意思など関係ないとばかりにぎこちなく腰を動かす不知火。
その動きに股間が刺激され、提督も無意識に腰が動いてしまう。
「で…ですので…ん…早く出し…てください」
「そ、そういわれてもな…」
グチュグチュと卑猥な音を立てる結合部、二人共我慢の限界が近づいてきたその時だった。

バターン!
「ちーっす、提督おっはよー!……って……えぇぇぇぇ!!!」
普段執務室に来ることなど滅多にない鈴谷が部屋の扉を勢いよく開いて入ってきた。

固まる三者。

「ちょっ! マ、マジ!? 朝から何してんのよ! マジ信じらんない!」
顔を真っ赤にしてキャーキャー喚き始める鈴谷。
「…司令が欲求不満だったようなので不知火が処理しているだけですが何か?」
「な、何か?じゃないっしょ!?」
「ちょっとまて! 人のせいにするな!…ッ!!」
急激に不知火の膣内の締めつけがきつくなる。
よく見ると表情こそ変えないものの顔は真っ赤だ。
さすがに突然見られて羞恥心が湧いてしまっているというところか。
「そういう事ですので早く済ませてください司令」
そう言うと再び腰を動かし始める不知火。
きつい締めつけのせいで再び硬さを取り戻す肉棒。

「え? ちょ…マジで!? なんでそこで続けるのよ!!」
「…ん!…鈴谷さんが…はぁ…部屋から出ていかれれば…解決することでは…?」
「そ、そういう問題じゃないって…え…? マ、マジ? す…すご……」
手で顔を隠している鈴谷だが、指の隙間からしっかりと結合部を凝視している。
そこは既に愛液で濡れて卑猥な音を立てながらお互いの体がぶつかり合っている。
「うっ…不知火…!」
「ッ! 司令…!!」
ドクンドクン!!
二人の声と同時に不知火の膣内に精液が注ぎ込まれる。
そして入りきらなかった精液が結合部から流れ出る。
その様も鈴谷はもはや言葉も出せずにあぅあぅと顔どころか体まで真っ赤にして見つめている。

どうするんだこれ…そう思っていた提督の腰の上で不知火が鈴谷の方を向き、ふっ…と勝ち誇ったような表情を浮かべる。
それを見た鈴谷は「う…うわぁ~~ん!!」と一目散に部屋から逃げ出してしまったのだった。



その日は定期訓練の日だったのだが
鈴谷は体調不良を申し立てて部屋に篭っていた。
もちろん体調不良ではない。
原因は朝に見てしまったアレである。
耳年増な彼女ではあるが実は自分は未体験でしかも本番を見たのは初めてだ。
朝からエンドレスであの場面が脳裏に再生されて、その度に枕に顔を埋めてジタバタしているのだった。

(す、すごかったなー…本物はあんなにエッチぃんだ…)
もう今日何度目のことか、手が股間に伸びてしまう。
下着の中に指を入れ、割れ目を弄りつつもう片方の手で自分の胸を揉み始める。
「ぁん…ってゆーか…マジであんなに大きいのが入っちゃうんだ…」
そう呟きながら細い指を割れ目に沈める。
「あっ…!」
ビクッと体を反らせながら指を出し入れする鈴谷。
「…これよりもっと大きいんだよね…あんなのが入ったら…どうなっちゃうんだろう」
自分の中に肉棒が入っているところを想像しながら激しく指を動かし…
「…ッ!」
軽い絶頂に達する鈴谷。
ハァハァと息をつきながらふと時計を見る。
時刻マルヒトマルマル、それをみた鈴谷はノロノロと服装を直してぼんやりと部屋を出ていった。

今日は仕事も早めに終わったため久々に部屋に戻り早めに就寝した提督。
だが胸の上に何かに乗られているような息苦しさを感じ、目を覚ました。
そこにいたのは…
「……へ、へへー、ちーっす」
「……何やってんだ鈴谷…」
「何って…ナニに決まってんじゃん」
頬を染めた鈴谷が提督に馬乗りになり、提督に顔を近づけていた。
「ナニって…お前意味わかってるのか」
普段から遊んでいるような印象の彼女だが、朝の印象を見るにおそらく未経験だ。
今も手を股間に這わせてはいるが力加減が滅茶苦茶でまったく勃起はしていない。

「まったく…」
「わっ」
ため息をつきながら鈴谷の腰を掴んで持ち上げ対面に座らせる。
大方の理由はつく、朝にみたアレのせいだろう。
だからといって勢いに任せて彼女を抱くというのもそれはそれで何か違う気がする。
「朝のアレは…まぁ、言い訳のしようもないが」
「ち、違うし! 別にあんなの見せつけられて悔しかったとか全然思ってないし!!」
ムキになって否定しようとする鈴谷だが思いっきり悔しがっているのがバレバレだ。
「第一お前初めてだろう、それなのに焦ってわざわざ俺のところに来ることはない」
優しく諭す提督に図星をつかれて真っ赤になる鈴谷。
「…だってさ」
「ん?」
「あんなことに全然縁なさそうな不知火に先を越された上に馬鹿にされて悔しくないわけないじゃん!!」
「あー…」
鈴谷が部屋を逃げ出すトドメになった不知火の笑みを思い出す。
まぁ確かに逆の立場だったら悔しいと思うかもしれないかもなぁ、そんなことを思いながらも一応説得を続けようとするのだが…
「そ…それにさ…私、提督のこと、別に嫌いじゃないし…いいかな…って」
そのまま顔を真っ赤にして黙ってしまう鈴谷。
数秒間の沈黙

おもむろに提督が鈴谷の両手を掴むとそのまま布団に優しく押し倒す。
鈴谷は驚いた顔をするが全く抵抗をしない。
「本当に…いいんだな?」
「だ…だからさっきから…いいって言ってるじゃん…」
視線を泳がせながら鈴谷は赤い顔で答える。
「…わかったよ」
腹をくくった提督は鈴谷のブレザーを脱がしていく。
鈴谷は黙って提督のするがままに任せている。
前をはだけさせてブラのホックを外すと豊かな双丘が提督の目に飛び込んできた。
「…ヤ、ヤダ…マジ恥ずかしい…あ、あんまり見ないで…」
普段の強気はどこへやら、消え入りそうな鈴谷の声を聞きながら提督は鈴谷の胸に手を伸ばしていく。
「…あっ…やっ…ん…」
提督の手の中でムニムニと形を変える鈴谷の胸。
キメ細かい肌に汗が滲んでしっとりとした肌触りを楽しみながら
次はピンク色の先端を人差し指と中指で挟んで刺激してやる。
ビクンとはねる鈴谷の体、どうやらここが弱いようだ。
「鈴谷はここが弱いのか?」
「あっ…そ、そこダメ! はっ…あん!!」
両手で胸を揉みしだきながら指で乳首を弄る提督。
その度に彼女の体はビクビクと反応する。
「本当に弱いんだな」
そう言いながら顔を近づけ、鈴谷の乳首に舌を這わせる。
(ダメェ…なにこれ…自分でするのと全然違うよぉ…)
未知の感覚に翻弄される鈴谷、さらに提督の舌は乳輪をなぞり、乳首を甘噛みしながら先端を刺激する。
「あん!…それダメ! 提督っ…それダメだってばぁ!」
言葉とは裏腹に体をよじらせながら快感に耐えようとする。

そんな鈴谷に愛撫を続けつつ提督は空いた手を彼女の股間に滑らせた。
一瞬足を閉じようとした鈴谷だが、すぐに力を抜き提督に身を任せる。
初めて男の手を受け入れるそこは既に十分濡れており提督は数回指で割れ目をなぞった後
ゆっくりと中指を鈴谷の中に挿入した。
ズブズブと飲み込まれていく指の感覚に鈴谷は翻弄される。
(ヤダ…ゴツゴツしてて…中に引っかかってすごいよぉ…)
そのまま指を前後させると奥からはどんどん愛液が溢れ出して肉襞が指を締め付けてくる。

「て、提督…」
「ん、なんだ?」
「そっちばっかりずるいってば……鈴谷何もしてないじゃん」
「あー……なら、口でしてもらえるか」
そういうとちょうどシックスナインの体勢になる二人。
すっかり張り詰めたテントを慣れない手つきでジッパーを下げ、飛び出た肉棒に鈴谷は一言
「う、うわ…きも…」
「…きもいとか言うな」
「し、仕方ないじゃん。こんなふうに見るの…は、初めてだし。え、えっと…こうかな…」
そう言いながらゆっくりと肉棒を口に加える鈴谷
咥えたままぎこちなく舌で先端を刺激してくる。
動作は拙いがそれが逆に提督を興奮させ、肉棒は鈴谷の口の中でさらにビクビクと反応しながら大きくなっていく。
(変な匂い…でもなんかすごくエッチなことしてるよね私…)
そして提督も鈴谷の中に舌を挿入し、かき回し始める。
(ヤダ…ダメだって…力がもう入らないよぉ…)
ガクガクと腰が砕けて鈴谷の下半身は完全に提督に預けられてしまう
それでも必死に口で刺激を与える鈴谷だが、快感に耐え切れずに思わず肉棒を口から離してしまう。
「提督…ちょ、ちょっとまって…もういいから、そ、その…お願い…」
鈴谷の言葉の意味を悟った提督は秘所から口を離し、鈴谷に覆いかぶさる。
そして
「本当に…いいんだな?」
「……うん」
顔を真っ赤にしながら涙目で素直に頷く鈴谷、普段もこうなら可愛いのにな
と思いながら濡れそぼった秘所に肉棒を当て、侵入をはじめる。
「…っ痛」
先端を入れたところで痛みを訴える鈴谷。
「鈴谷、ゆっくりするから力を抜け、ゆっくり深呼吸してみろ」
「う、うん。わかった…」
鈴谷の呼吸に合わせ、欲望が少しずつ侵入していく。
そして途中で先端が抵抗にあった
少し躊躇した後、力を入れて進むとプチっという感覚とともに鈴谷の体に一瞬力が入り、また抜けていく。
「鈴谷…」
「…へへっ、これで私も大人だね」
必死に笑みを浮かべる鈴谷、結合部からは初めての証である血が流れてくる。
「…もう少しだからな」
そう言うと再びゆっくりと挿入を開始し、ついに一番深くまで到達した。
「本当に…全部入っちゃった…」
結合部を見ながら鈴谷はぼんやりと呟く。
「じゃあ…ゆっくり動かすからな」
「うん…」
先ほどと同じ様に呼吸に合わせてゆっくりと引き抜き、また挿入していく。
最初の方こそ抵抗がきつかったが、だんだんと抵抗が少なくなって言うと同時に鈴谷の声にも徐々に喘ぎ声が混じり始める。
「…あっ…あっ…くぅん」

「鈴谷、もう大丈夫か」
変化を感じ取った提督が鈴谷に尋ねる。
「う、うん…まだ少し痛いけど…なんか変な感じ。大丈夫だから…動いても」
それを聞いた提督は抽出のスピードを早めていく。
必死にこらえてはいたのだが、鈴谷のきつい締めつけに既に限界が近かったのだ。
鈴谷の脳裏に朝方の提督と不知火の最後のスパートが再生される。
(あっ…す、すごいよぉ! わ、わたし変になっちゃうっ!!)
快感を逃がすまいと無意識に提督の背に鈴谷の手と足が絡まる。
提督はラストスパートと言わんばかりに猛烈な勢いで鈴谷に欲望を叩きつけていく。
コツンコツンと子宮に提督の先端が当たるたびに鈴谷の身体はビクンビクンと跳ねる。
お互いが限界に近づき…
「やっ!やっ!イク!イっちゃうぅ!!」
「クッ…鈴谷ッ!!」
ぎゅううっと締め付けられる鈴谷の膣内、ぎりぎりで抜いた肉棒から鈴谷の腹に大量の精液がぶちまけられる。
(…あぁ…すごく熱い)
絶頂の余韻に浸りながら鈴谷はぼんやりと腹に出された精液を見つめるのだった。


後始末をして服も着終わった鈴谷と頭を抱える提督。
(またやってしまった…流されるにも程がある)
そんな提督をいたずらっぽい目で見ながら鈴谷は提督に声をかける。
「ちょっと提督ー。まだ肝心なことしてもらってないんだけどー?」
「…まだ何かあったのか」
「そうだよ~、だってまだ一回もキスしてくれてないじゃん?」
本番までしておいてなんだが実はあえてしなかったのだが、鈴谷としてはご不満らしい。
仕方なく唇を重ねてやる。
ごく短い時間の口づけだったが
「…へへー…提督、あざーっす♪」
鈴谷としては満足したらしい。
「じゃーねー提督、まった明日ー!」
元気よく部屋を出ていく鈴谷とは裏腹に提督は重いため息を付かざるを得ないのであった。

翌朝

執務室に入ると既に不知火が仕事の準備をしていた。
「おはようございます、司令」
「ああ、おはよう」
「ゆうべはおたのしみでしたね」

固まる提督
提督が口を開くよりも早く不知火から
「鈴夜さんが自分で言いふらしてましたから」
となんとなく予想がついた答えが返ってくる。
(あ…あのバカ…)
おおかた自分が初めてだったことは都合よく隠して
「まぁ提督も私にかかればチョロイもんだし?」
みたいな事を言いふらしているんだろう。

それはそれとして…
「……」
怖い、不知火の目が。
無言のまま手に持った大量の紙束を提督の机にドスンと置く。
「では司令。この書類を『今日中』に決済お願いします」
どう考えても今日中に終わる量ではない。
「い、いや。これ本当に今日中に終わらせる必要のある……」
「 な に か 問 題 で も ?」
「はい、すいません」
そしてその日一日、提督は針のむしろに座ったまま終わりの見えない仕事に励むハメになったのであった。


後日談

見回りをしていた提督と不知火の前にまるで待ち伏せしていたかのように
「お、提督じゃん。ちーっす!」
と満面の笑みで現れる鈴谷。
「司令に何か御用ですか?鈴夜さん」
殺気満々の不知火をスルーしつつ鈴谷は提督の腕に自分の腕を絡めると
「見回り中なんでしょ? 私も行くー」
とじゃれてきた。
反対側の提督の腕を取り、鈴屋から離そうとする不知火。
「仕事中ですのでご遠慮下さい」
「えーいいじゃん、減るもんじゃないしさー」
「減ります(司令分的な意味で)」
傍から見れば両手に花の状態なのだが胃に穴が飽きそうな提督であった。

おしまい

 

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不知火 鈴谷
最終更新:2014年06月11日 22:24