提督×弥生8-63

63 :名無しさん@ピンキー:2014/03/03(月) 21:30:23.67 ID:S2ZLU26X
今日は三月三日だ。夜にはみんなで雛祭りをする予定だったが、生憎と急な仕事が入ってしまった。
ただ別に俺でなくてもできる仕事だったので、俺が雛祭りの主催者ということもあり秘書の弥生に全てを任せ、俺は雛祭りに行った。
雛祭りの最中も弥生のことが頭から離れなかった。だが一応主催者というわけで帰るに帰れず、結局終わったのは10時を過ぎた頃だった。

一応予定通りではあったが、早く切り上げることはできなかった。
弥生に仕事を押し付けてしまった俺は弥生が待っているであろう司令室にすぐに戻った。
司令室はカーテンが閉められ、明かりも灯っていなかった。
鍵もかかっていなかったが鍵は俺が持っているわけだからまあ不自然ではない。
微かに香る桃の香りは弥生がついさっきまでいた証――弥生は他の言い方で桃月とも言う――である。

ふと見たら布団が敷いてあった。きっと弥生が気を利かせてくれたのだろう。
俺は弥生のそんな心遣いに感謝し、すぐに布団に入り横になった。
疲れ果てていたこともあり、割とすぐに眠りについた……

ふと、俺はちんちんに痛みにも近い感覚を感じ目が覚めた。痛みだけではなくなんだか気持ちいい感覚もだ。
俺は枕元に置いておいた電気スタンドをつけ、布団をめくった。
そこには銀混じりな青紫の綺麗な髪の少女、弥生がいた。

「あ……起きた……?」
「や…弥生……うぅ…」
「じっとしてて。私が……」

弥生はそう言って俺のちんちんに舌を這わせた。童貞の俺にとっては感じたことのなかった気持ちよさを感じる一方、
俺は剥けるとはいえど元々包茎であり、今日は風呂に入ってないため全く洗ってなくて、
それを舐める弥生に対して申し訳がなくなる。

「ん……もういいね……それじゃ…」
「弥生………まさか!」
「大丈夫。ずっとここで準備していたから」
「準備って、お前、俺が任せた仕事が終わってもここに…」

俺の言葉にそれ以上答えず、弥生は俺のちんちんに跨がった。
そして一度は腰を落とそうとしたが何かの抵抗にあった感じがした。
まさか、と思い俺は止めようとしたが、弥生はもう一度腰を浮かせ、そのまま勢いをつけて腰を落とした。
ブツッ………という音がした気がした。俺のちんちんが根元近くまでくわえ込まれていた。
結合部からは赤い血が流れていた。弥生が大切にしていた処女を奪ってしまったのだ。

「ッ……!」
「弥生…………」

弥生の顔を見ると、その顔は痛みに歪み、涙を流していた。
中破した時でさえこれほど表情を崩すことはなかったのに、今、俺のせいで弥生に苦しみの表情をさせてしまっている。

「弥生……」
「ん……大丈夫…………痛くなんて………ないよ…………それじゃ…………動くね………」

自分の表情の変化に気付いていないのか、それとも俺に気を遣っているのか、弥生は平静を装おうとしていた。
その姿が俺の心を益々締め付ける。弥生の処女を結果的に苦しめて奪ってしまった形になったことに
俺の抵抗心はなくなってしまった。弥生が腰を動かすことをもはや止めもしなかった。
やがてその時はすぐに来た。女性経験なんて全くない俺だ。ましてや相手は男性経験のない小さな女の子だ。
我慢なんてできるはずもない。

「弥生…もう……」
「司令…官……ッ………!」

俺が達しそうになったため思わず声を出したのを聞いた弥生は最後の一撃といわんばかりに腰を思いっきり落とし、
ちんちんを根元まで飲み込んだ。

「あぅっ!…あ…」
「………あ………司令官の……おちんちん……びくん…びくん……って………弥生の中に……出てる………」

今まで体験したことのない暖かさに俺はかつてないほどに射精した。
それはまるで、弥生は俺のものであるという証を深く塗り込め、刻み付けようとするように…………

「はぁ……はぁ………司令…官……気持ち…良かった……?」
「ああ………………でも…どうして……どうしてこんなことを………?」
「………ごめんなさい……弥生は……司令官のことが…好きだったんです………
 でも……弥生は表情が硬くて……司令官に…気持ちが伝わらない気がして……それで………」

なんてことだ。俺は彼女の気持ちを推し量れなかったためにこんな辛いことをさせてしまっていたのか。
確かに弥生は表情から感情を読み取りにくい。だがそれゆえに俺は自分から深く切り出せず、
今の関係が壊れることを恐れ、それゆえに弥生に辛い思いをさせてしまった。大好きだった弥生に……
だから、俺は……

「弥生、聞いてくれ」
「え…」
「お前にこんなことをさせてしまって、言える立場ではないけど……俺はお前のことが好きなんだ」
「……本当に……?」
「なんでこんな時に嘘を言わなくちゃいけないんだ。好きでもなければ必死で抵抗していたさ。
 ……俺がお前の気持ちを分かりきれなかったためにお前にこんなことをさせてしまって……
 もし…もしお前の気持ちがまだ俺と交わる前と同じ気持ちだったなら…」
「うん、大丈夫……弥生はずっといるよ……司令官の側に……」
「ううっ……ありがとう…………」

俺は一見無愛想に見えて、だがとても心が温かい弥生の優しさに涙が止まらなかった。



それから数ヶ月が過ぎた。
今日も特にこれといったことはなくまあまあ平和だった。
俺はそんな平和な時を噛み締めながら、いつも隣で頑張ってくれている弥生に目をやった。
彼女は意図しているのかどうかは知らないが、ヘソを見せつけていることが多い。
ほっそりとしたウエストからバストに上がるラインの美しさ、可愛いおへそなのだから見せたら周りのみんなが喜ぶだろう。
お腹に顔を押しつけ、そのままセーラー服の中に顔を上げていきたいって思うことも誰にだってあると思う。
でもそれは恋人である俺だけの特権である。
ん……よく見てみると弥生のお腹が少し膨らんでいる気がした。太ったのかな?ちょっとだけ残念……
でも幸せ太りならまあいいか。あ…………もしかしたら……

「あの……司令官……最近すっぱいものが無性に欲しくなってきたの……」
「最近ねえ……ん?……まさかな……」
「司令官?」
「まあ定期健診がもうすぐあるし、そんときにでも見てもらうとするか」

そして定期検診の結果…………
弥生は妊娠していた。なんの間違いもなく俺との子供だろう。

「司令官……ごめんなさい…戦えない体になって……」
「いや、なにも前線に出たり、遠征に出たりすることだけが戦いじゃない。
 お前は提督の仕事という俺の戦いのサポートをしてくれる。
 それだけじゃなく、俺の生きるという戦いのサポートも」
「//////」

流石にクサすぎたか。弥生は顔を赤らめてしまった。
この数ヶ月間俺と一緒にいたためか出会った頃よりも感情表現が豊かになった気がする。
俺がストレートに感情表現をできるからというのもあるだろう。

「弥生。改めて言うよ。ずっと……ずっと俺のそばにいてくれ。俺もずっと、弥生のそばにいるから……」
「うん、大丈夫だよ。弥生はずっといるよ……あなたのそばに……この子と一緒に……ずっと……ずっと…………」

+ 後書き
66 :名無しさん@ピンキー:2014/03/03(月) 21:37:04.20 ID:S2ZLU26X
というわけで弥生ちゃんとのはじめて同士なSSを書かせていただきました
雛祭りなのに雛祭りネタがそんなにないことをお許し下さい

画像認証システムのせいで携帯から書き込めなくなったのがなあ
PCからだったらちょっと手間取るってだけで済むのに……
最終更新:2014年03月13日 15:28