響(Верный)7-462 響視点

597 :6-632:2014/02/18(火) 16:55:17.34 ID:wenPwa4b
7-462の続き響視点。
7-462にて提督が帰国した後の場面以降。本当に気分を害する描写を出します。
なお、表現としては資料を基に記載しておりますが、一部事実とは異なる部分もございます
トラウマやPDST(心的外傷後ストレス障害)をお持ちの方は、病状を悪化させる恐れがあります。
また、その他のメンタル系の疾患を患っておられる方も、病状を悪化される可能性がありますので、
ご注意をお願いします。
一応リョナに分類されちゃうのか?これ。良くわからないけど。
軽めの適応障害ぐらいなら、多分大丈夫。だって書いてる奴が復職して1カ月以内に書いてるから
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今度、このロシアのソチ地区でスポーツの祭典が行われるらしい。
私は“彼”に会うためにあらゆる手段を講じ、ロシアへ誘致した。
もちろん“あらゆる手段”には、性的なものも含まれ、“彼”に会えない寂しさを紛らわしたいという
欲求もあり、好きでもない指揮官に抱かれたりもした。

「司令官、こんなところまでよく来てくれたね」
長い間会っていなかった彼。でも全然変わっていない。
やっぱり大好き。1日だって忘れたことはなかったさ。
私は、長旅で疲れたであろう彼を宿泊施設へ連れて行き、部屋に通した後シェフに無理を言って
厨房を借りた。

いつも寒い日に彼に出していた。ボルシチを作るために。
「寒かっただろう?私が作ったボルシチだ。飲んでほしい」
彼に、私が作ったボルシチを手渡した。
長い期間彼にボルシチを作っていなかったから、味が心配だった。
「おいしいかい?」
心配だったがゆえに、聞かなくていいことを聞いてしまった気がする
「もちろん。世界一美味しいよ。響」
安心した。それに“ヴェールヌイ”になった今でも、昔の。ううん。彼にそう呼んでほしい響の名前で私を呼んでくれた
「スパスィーバ」
彼は久しぶりに頭を撫でてくれた。
長い長い間待っていたこの瞬間。

あの日。彼から私のロシア譲渡の話を聞かされ、私は頭が真っ白になった。
彼は私に抱きつきながら
「ごめん。何で響なんだよ。大好きなのに。愛してるのに、お前を守れなくてごめん」
そういって大粒の涙を流していた。
私も泣きたかった。泣いてあなたと離れたくない。ずっとここにいたいと駄々をこねたかった
でも、そんなことで彼を困らせたくは無かった
寂しさを押し殺しわざと凛とした表情を作り
「そうかい。で、日本にはいつ、司令官の元にはいつ帰れるのかい?」
相当と彼はごめん、ごめんと繰り返し、その度に私をきつく抱きしめて涙をながしていた
つまり、日本には。大好きな彼の元には二度と帰ることができないと私は確信した。

その夜。私は彼と交わり、彼の事を心と体に刻み込んだ

私がロシアに着任し、ヴェールヌイの名と共に新しい制服が支給されてから毎月彼に手紙を出した

何だか思い出が走馬灯のように走った瞬間。大事なことを思い出した
「司令官、今日は夜の会場警備があるから、これで・・・・」
彼を呼ぶた為に私がとった行動。それは今の指揮官に抱かれることだけじゃなく
どんな時間であっても、彼に逢えたら会場の警備をする。と言うものだった。
こんな寒い夜。嫌がらせのような時間を指定されてしまっても、拒否はできなかった。


私は、会場の警備に勤しんだ。中で歓声が沸き起こる。どうやらどこかの国の選手が
世界最高峰のメダルを獲得した瞬間だったようだ。


そんな時、突然指揮官がやってきた。
指揮官は小声で
「そこの茂みに行くぞ」
と言い私を茂みに連れて行った。
突然指揮官が私の乳首をつねってきた。数々の行為で一番の性感帯となっていた乳首を弄られ甘い声が出てしまう
その声を合図に指揮官は私の服を脱がせると、乳首にむしゃぶりついて来た。
舌が乳首に当たるたびに体中に電撃が走り。体が熱くなってゆく。
指揮官の出が私の性器をまさぐる。クリトリスを刺激され、膣に指を入れられ動かされる
「寒くはないのか?」
イヤらしい笑顔を向け指揮官が聞いてくる。
私は、“彼がいなくて寂しい”と指揮官に訴えたところ“こう言えば寂しくなくなるよ”と教え込まれ
抱かれるたびに言っていた、いや、言わされていた“いつものセリフ”を口に出す
「ああ、同志がこうして私を温めてくれている。私は幸せだ」
それを聞くと指揮官の指は私の膣内の一番敏感な部分を攻めてゆく
気持ちよさには勝てず、甘い声が幾度となく漏れ、自ら腰を振ってしまう

突然、指揮官はニヤっとした卑猥な笑みを浮かべてなおも聞いてきた
「あのヤポンスキーにしてもらうよりもか?」
私は一瞬今までの体の熱さ、疼きを忘れるほどに冷静になってしまった
彼に、司令官にしてもらった方が何十倍。何百倍気持ちよく、幸せな時間を享受できた。
本心はそうだった。『お前にされているより、圧倒的に幸せだ』そう言おうとするも
指揮官が言ってきた意図や背景にある感情を察知し、教科書通りの回答をする
「あぁ、同志にされていた方が幸せだ」
言ってしまった。言わされてしまった感もあるが言いたくないセリフだった。
これを言ってしまう、彼の居ない寂しさを紛らわすというよりも、その寂しさを上書きするように
指揮官からの快感を刷り込まれてゆく。たとえそれが本心ではなかったとしても
彼への思いを否定させ、自己嫌悪に陥れ。そこで快感を与える。
立派な洗脳ではないのか?
そう、ぼんやり考えながら指揮官のペニスを口に含んでいると、突然のどの奥までペニスを突っ込んできた
じゅるっ、じゅるっ
突然の出来事に抵抗できず、喉を守るかのように唾液があふれる。
その唾液がペニスに絡みつきいやらしい音を出す。
苦しいがなおも指揮官はペニスを突き入れてくる。
これが愛のあるフェラチオ、ディープスロートだと言うのか?こんな無理やり
そのまま指揮官が体制を変えると、私のクリトリスや膣口を舐めてきた

こんなに嫌々でも体は快楽を覚えており、私に甘い声を出させる。
言いたくもないのに、ほしくもないのに体は目の前の男のペニスを欲し、声を出させる
「早く欲しい・・・・。同志のおちんちん。早く入れて」
「そうか、そうか。よしヴェールヌイ。挿入してやる」
なおも、指揮官はイヤミな笑みを浮かべて私に問いかける
「何なら、ヴェールヌイが呼んだヤポンスキーをここに呼び出して、見せつけてやろうか?」
そんなの絶対にいや。強く拒否をしたいが、酷いことをされたくないのであえてやんわりと拒む
「さすがに、それは恥ずかしい」
ニヤニヤした目の前の男のペニスが私の中に入ってくる。
体内が熱く、そしてその形がはっきりとわかる。
腰が振られ、子宮口にペニスがコツコツあたると全身に快感が駆け巡る
「あぁ・・・幸せだ」
時折口からもれる言葉、もう私はしっかりと洗脳されてしまっているのではないか?
そのセリフを聞き、目の前の男は勝ち誇ったかのように私の名前を叫ぶ
「ヴェールヌイ!ヴェールヌイ!」
どんどん腰の速度が速くなり、子宮口に幾度となくペニスが当たり私に快感をもたらしてくる
「ヴェールヌイ!このままイクぞ!」
指揮官のペニスがもう限界と言わんばかりに私の中で大きくなり、腰の動きがさらに早くなる
「え、そ・・・それは」
私は、今日は危険な日。こんな日に避妊もされず、出されてしまったら・・・。
不安な表情が顔に出る。でもあからさまな拒否ができないのは、
心ではなく『体』がリスキーな快楽を求めているのか『女としての本能』が妊娠を望んでいるのか
それとも洗脳のお蔭か
ペニスが子宮口に当たる。なおもペニスはさらに奥へ入ろうとする。限界まで大きくなっていた男のペニスが
軽く痙攣する。
次の瞬間、男のペニスは大量の精液を吐出していた。危険日の子宮に精子をたたきつけるかのように
「あっ・・・。出てる、同志のが・・・・。中に・・・・」
息を整える間もなく声が出てしまった。望まない妊娠への恐怖からか声はかすかに震えていた
「幸せか?ヴェールヌイ」
卑猥な笑顔で聞いてくる指揮官。今日が危険日だと知っての計算ずくの行為だったのだろうか
私は、条件反射でうなづくだけだった
目の前の男はペニスを私から引き抜いた。
結合していた部分からは目の前の男の毒液があふれてくる。

それをまざまざと目にした私は、大好きな人以外の子供を身籠るかも知れない恐怖と
本当に心も体も犯されてしまった悔しさ。自分の置かれている『賠償艦』という立場を呪うきもちと
色々な気持ちが混ざり合い、せめぎ合い。体を震えさせる。涙もあふれてくる

ガサッ
何か音がしたのできにな見てみたら、『大好きな彼』と目が合ってしまった

どこから見られていたのだろうか、いやそんなことよりも
汚された、汚い自分を見られた方がショックだった。
それに、彼の元にいたときは繋がるときに、一つになるときに「危ない日だから」と告げると
「そうか、俺も響を悲しませたくないし、二人の赤ちゃんにはまだちょっと早いからな」
と必ずコンドームを付けてくれた。そんな優しい彼の子が欲しくて欲しくてたまらなかったのに
こんな異国の地で配慮も、遠慮も、優しさの欠片もない『クズ』のような指揮官の
子供を身籠るかも知れない恐怖。そしてそんな自分を彼が受けいててくれるはずがないとの想いもあり
警備の時間。ただただ涙を流しているだけだった。

数日後ソチ地区でのスポーツの祭典は幕を閉じた。
私にとってそれは彼とまた逢えなくなるという符号にすぎなかった
またあの寂しい気持ちとの戦い。憂鬱な日々の再開
彼が日本に帰る日、私は空港まで見送りに行った
「司令官。お疲れ様。暁や雷・電とか皆に私は大丈夫だと伝えて欲しい」
そう気丈にふるまった。
でも本心は、このままここにいて欲しい、いや今ここで私を誘拐して日本に連れて帰って
どれだけ気丈にふるまっても気持ちが顔に出てしまっていたらしい
彼はいつもみたいに頭を撫でてくれた
「あぁ、約束するよ。必ずお前が元気だと伝えるさ“ヴェールヌイ”」
やっぱり、か
やっぱりこんな汚い私は彼に拒絶されてしまった。もう“響”とさえ呼んでくれない
「え?あ・・・・。あぁ、司令官すまない。こんな事まで甘えてしまって」
彼に拒絶された絶望感からか、私は力なく答えてしまった。
拒絶されても大好きだという気持ちに変わりはなく、彼の乗った航空機が離陸し、点になるまで見送った

これ以降私は彼に手紙を出さなくなった。何を書けば良いのかわからない、彼にこれ以上拒絶されたくなかったから

それから数か月後
やはり妊娠していた。
その事実を指揮官に告げると突然、殴られた。
「ヴェールヌイ。何を勝手に妊娠してるのだ!!どうせあのヤポンスキーの子だろうさっさと堕ろせ」
私は何回も彼とは行為をしていない。いや、できないようにスケジュールを組んだのは同志ではないか、
同志としか性行為をしていないと何度も何度も説明してもその度に殴られた。

確かに大好きな彼の子ではない。
望んだ子ではない。
けれども日に日にお腹のなかで大きくなっていく命。私の子供。
嫌いになれるはずはなかった。むしろ今では彼に受けいてられなくてもいい。
私一人でもこの子を育てるという気持ちが強くなっていった。
できれば、彼の子じゃないけど、彼と一緒に暮らして、彼の子も身籠りたいという欲はあるのだが
しかし、そんな私の気持ちもやはり『アイツ』に踏みにじられた

私は突然軍医に呼び出しを食らった。
この子の定期検診かとも思ったが様子が違う
寝台に横になり、軍医が膣に手を入れると何かを検査しだした。
チラと並んでいる器具を見てしまった
『ハサミ・ハンマー・ドリル・掃除機のような怪しい物体そして注射器』
軍医は指揮官に何かを告げる
指揮官は高らかに宣告した
「これより、同志ヴェールヌイの堕胎を開始する。軍医殿頼むぞ」

何も聞いていない。
罪もも無いこの子を何で殺すの?
どうして、私の意志は?

そんなことは完全に無視をされて淡々と準備が進んでゆく
「同志、いやだ。同志には迷惑をかけないから。産ませてくれないか?」
私は懇願した。しかし、やはり指揮官は私の事を殴ってきた
「お前は艦娘だ。そんな身では敵は倒せぬ。」
そう大声を張り上げた。
軍医が私に注射を打つ。どんどん下半身の感覚がなくなる。意識もまどろみはじめた。
軍医は私の膣にハサミを入れると、子宮口をこじ開ける
お腹の中の子は意志を持っているように暴れる。ハサミから逃げようと必死に羊水の中でもがく
「お願い・・・。やめ・・・。」
私は混濁する意識の中必死にこの子を殺さないでと懇願する。
しかしそんなものは無意味だった。
ハサミが私のお腹の子を捉えると、真っ先に胴体と腕、足を分断する。
もう、私の子は動かなかった。ポロポロと涙が零れてくる。
軍医は容赦なく、ハサミで私の子だったモノを解体してゆく。
掃除機のような怪しい物体が膣内に挿入されると、赤黒い液体をすいだしてゆく。
ある程度それを吸い終えると、ドリルらしきものとハンマーらしきものが膣内に入ってきた
私のお腹の中に最後に残ったものを解体してゆく
バキっ、ゴリゴリゴリ。
お腹の中から聞きたくもない音が聞こえる。
再び掃除機のような物体が残ったそれを吸い出す。
私の意識はここで途切れた。

その後私は原隊から除隊し、名前もデカブリストと名乗りロシアで着任したばかりの艦娘を教育する仕事に就いた
この教導隊に着任した時、校長は私の経歴すべてを知っていて、つらい記憶を持つ「ヴェールヌイ」を
名乗らなくて済むようにしてくれた。
生徒達には私と同じ苦しみを味わってほしくなかったから私はわざと厳しく指導した。
「デカブリスト、次の訓練だが非常に危険なものだ。」
突然校長は私に告げる。
訓練の内容はこうだ。私を仮想敵艦として総攻撃をかける訓練。実弾は使わないが、負傷する危険性が高いと説明を受けた
「校長。少し甘えていいかい?」
私は、校長に少しだけ甘えた。
使うのは実弾にしてくれ。もしそれで私が沈んだら、彼にこの手紙を渡してくれるよう頼んだ。
「そうか、ヴェールヌイの時の苦しみを知っているから、俺は反対しないが、良いのか?生きていれば」
「ふっ。貴方ならわかってくれるはずだ。私は、もう響として彼の横に立つ資格は無い。だから、せめて」
彼は目を細めて呟いだ
「チンジュフに居る、デカブリストがヒビキと名乗っていた時の士官で良いのだな。検閲はさせてもらうが」
私はその通りと答えた
「もし、デカブリストが良ければだが、何か君が身に着けていた物も贈ると良い。ニホンにはカタミという風習があると聞く」
私は大好きな彼の部下だった時代の。第六駆逐隊時代の服を一緒に託した。
「ロシアの士官を代表して、今までの行いを謝罪し、確実にチンジュフにこれを届ける」
そう私に最敬礼をしてきた。
「すまない、ロシアでは本当に世話になったね。響もヴェールヌイも。今の私も、全部、私だ」
それだけ言って訓練に出撃した。

新人が飛ばした偵察機が飛んでくる。
私はすかさず対空戦を展開。あっさり撃ち落とす
砲撃戦。私はよけはしなかったが次々と弾はそれてゆく。
生徒に、後輩に激を飛ばす
「そんな撃ち方じゃ、守りたいものなんて絶対に守れない。もっと良く狙うんだ!」
そう、弱ければ何も守れない。大好きな人との時間も、自分の気持ちも
軽空母による航空戦力。この編隊、龍驤のそれと同等かそれ以上か。
艦載機の狙いも悪くはない。しかし、まだ爪が甘い
「空母は艦載機の指揮もしっかりしないと。今のままではだめだ!」
会えて憎まれ役を買う。
彼女たちが私のように成らないことを切に願いながら
雷撃戦
優秀な新人の放った魚雷が直撃コース。
私は逃げも反撃もせず。その魚雷を全身で受け止めた。

訓練は終わった。教え子たちが駆け寄ってくる
「教官!デカブリスト教官!!」
彼女たちの声がだんだん遠くなる。
私は今までの事を思い出しながら、たった一言
「すまない、司令官」
と口にして、冷たい海の中に身を預けた。
最終更新:2014年02月20日 21:35