提督×雷、叢雲、響1-325

みんな駆逐艦は好きか? 俺は大好きだ。
ふくらみかけた船体のライン、並んだ時の身長差、上目遣いの純真無垢な瞳……憲兵がうるさいからほどほどにしておくが、
まあその他いろいろだ、わかるだろう。あの初々しい魅力は何ものにも代えがたい。

ゆえに、念願の提督として着任した俺は、脇目もふらず駆逐艦娘ばかりを重点的に育成した。
分け隔てなく愛を注ぎ、均等にレベルを鍛え、近代化改修を重ねて彼女らを強化するのは当然。
少しでも損傷を受けた子は入渠させ、決してムリはさせず疲労が溜まらないように気を遣って、心身共にケアする。
3-2海域なんかも誰ひとり犠牲を出さず楽々突破で、他の提督が苦戦しているという噂がまるで信じられない。

その甲斐あり、いつしか司令官として、そして頼れる大人の男として彼女たち全員からの信頼を勝ち得た俺は、
手に入る全駆逐艦娘のレベルが80を越えたあの日、慰労祝賀パーティの壇上でかねてよりの心中を告白した。

「今まで黙っていたが、俺は君たちのことが性的にも大好きなのだ。ぜひエロいことをさせてほしい!」と。

そう、土下座しながら。
俺は立場を盾に行為を強要するのは死んでも嫌だったし、全員を分け隔てなく愛していたから、
特定の子へのお願い(暗に強要と取られる可能性もある)は避け、こうしたストレートかつ愚直な手段に出たのだ。

意外にも、予想した罵声や幻滅の反応は思ったほどではなく(もちろんドン引きした視線も何本か突き刺さったが)、
彼女らのリアクションはおおむね「この可哀想な人をどうしたものか」といった同情的なものだった。
「きっと提督はそういう病気なのです」「あらあら、じゃあ仕方ないわね~」「ちょ、アンタたちそれでいいの!?」
などといった会話が、床に頭をこすりつけた俺の前で飛び交っていたのをよく覚えている。
あと、性的な知識がない子がほぼ皆無だったのも意外といえば意外だった。最近の駆逐艦は進んでいるなあ。

ともあれ、そこから再三にわたる「説明」と「説得」、そして彼女たちの間での「協議」の結果、
「それぞれが嫌じゃない範囲のことを提督にしてあげよう。あと本番はNG」という形で合意が成立した。
積み重ねた信頼と実績、一種の正直さが功を奏したらしい。いやー言ってみるものだ。
これでだめならすっぱり諦めて任務に戻る(あるいは辞表を出すor社会的に死ぬ)つもりではあったが、なんとも嬉しい誤算だ。

―――そして今夜も、元気なノックが鎮守府執務室の扉を叩く。

「おまたせー司令官。準備してきたよー!」
キラキラした笑顔で真っ先に入ってきたのは、雷。
「まったく、なんで私がこんなことしなくちゃならないのよ……」
一人だけ不満そうな表情の叢雲がそれに続く。
「強制任務じゃないんだ。嫌なら無理に参加しなければいいじゃないか」
最後はいつものクールな表情を崩さない響。今晩、俺の相手をしてくれるのはこの三人だ。
なにせ駆逐艦は計46隻、毎朝と毎晩に3~4人ずつでやっと一週間サイクルのローテーションが完成する計算になる。

「そ、それは、べつに嫌ってわけじゃ……って、アンタなんでもう全裸なのよ!?」
いや、待ってるうちにテンションが上がってつい。赤面して顔をそらす叢雲が可愛い。
「わわっ。えっと、雷たちも脱いだ方がいいのかな?」
あ、いえ、むしろそのままでお願いします。いつも見てる服装の方が興奮するからね!
「やれやれ。司令官は本当に変態だね」
ありがとうございますご褒美です。響にそう言われるとそれだけで主砲の仰角がちょっぴり上を向いてしまうぞ。

おいでおいでをして、三人を招き寄せる。わーい、と楽しそうに走ってくる雷と、目をそらしたままの叢雲が対照的だ。
そのまま小柄な体をまとめてぎゅうっと抱きしめると、いい香りのブレンドがふわっと柔らかな髪から漂ってくる。
「司令官にぎゅってされるの好きー」「同感だね。悪くない」「ちょ、硬いのが当たってるんだけど!?」
そりゃこんな至福の状態でフル勃起しないわけがない。
あー、ぷにぷにして柔らかいけど、所々未発達で骨っぽい部分もある、これが駆逐艦だけの至高の抱きごこちだ。

「ねーねー司令官。キスしようよ、キス!」
おお、雷は積極的だなあ。でもせっかくだから……と、きょとんとしてる三人をベッドの上に立たせる。
だいぶ身長差があるから、これで俺が少し中腰になってやっと顔の高さが揃う感じだ。

んちゅ、れろっ……と、俺を中心に寄せられた顔の間で奇妙な水音が響く。
「うう……三人いっぺんにキスとか、よくもこんな変なこと考えつくわね……」
「ん……奇妙なпоцелуй(パツィェルーイ:接吻)だね。嫌いじゃないよ」
「もう、最初は雷だけにしてほしかったんだけどなー。まあいいけど!」
口づけというより、限界まで伸ばされた俺の舌に三人の小さなそれが、三方向から伸ばされ舐めているといった形だ。
向かって左側が叢雲、右側が響。そして先端に向かい合う形で雷。
みっつの刺激が踊ると同時に、彼女らの、いい匂いのする吐息が唾液と共に混じり合い、俺の鼻孔をくすぐる。
おずおずとためらいがちに伸びる舌、静かだが熱心に動く舌、積極的に先っぽをついばむ舌と、積極性の違いも面白い。
細くて抱き心地のいい体を三人分まとめて抱いている感触もたまらない。
 

ややあって、間に銀色の糸を引いてそれぞれの唇が離れる。名残惜しいが、油断するとこれだけで射精しそうだ。
「いつものアレをしてほしいんだね、司令官」
ベッドにごろりと横になった俺に、そっと身を寄せながらささやく響。
声はいつものやや低いトーンだが、その瞳はほんのわずかだけ期待感に濡れている。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。
「はいはーい、じゃあ雷は右側担当するよー!」
ころんっ、と俺を挟んで響の反対側に横たわる雷。ぺろっ、とその健康的なピンクの舌が再び伸ばされる。
両サイドから迫る駆逐艦たちの可愛い舌、その目標は、俺の両乳首だ。
ぺちょ、くちゅっ……っとふたつの柔らかな感触が同時に到達し、うほぉお……! と思わず声が漏れてしまう。
「ふふ。女の子みたいな声が出てるよ、司令官」
「ね、かわいいよねー」
すぐに恥ずかしく勃起してしまう突起を舌でねぶりながら、いたずらっぽさを含んだ上目遣いふたつが俺を見上げる。
それぞれの髪の毛が胸板に落ちかかって、さわさわと撫でくすぐる感触も、いいアクセントだ。

「んっ……ちゅ、れろろっ……いつもお仕事おつかれさま、司令官」
「雷たちがいっぱい癒してあげちゃうねっ……ちゅっ、ぺろれろっ、んりゅりゅっ……!」
突起に強く吸い付きしゃぶりながら、ちゅうちゅうとミルクでもねだるように吸い上げる雷の舌。
響は舌先を硬くとがらせて、乳首を何度もはじくように刺激してくる。
体温の違いからか、雷のあったかさに比べ響の舌はやや冷たく、
その差もまた俺の敏感な部分にビリビリとたまらない快感を送り込むスパイスだ。
ああ溶ける、気持ちよすぎて脳が溶ける。俺はいま天国にいる! 生きてて本当に良かった、駆逐艦好きでよかった!

ふと、一人だけ出遅れた叢雲が、ベッドに投げ出された俺の足の横で所在なげにしているのに気付く。
もちろんそれを見過ごす俺ではない。みんな仲良く平等に、がうちの艦隊のモットーだ。
「あっ……!? す、すごい、あんなに脈打ってる……っ」
ビキビキに勃起した肉砲塔をこれ見よがしに上下させると、叢雲の凛とした美貌に興奮と情欲の朱がさした。
おずおずと、引き寄せられるように近付いたその白い指が、太い血管の走ったグロテスクな太筒に添えられていく。
そして、ぷっくりと先走り玉を浮かばせた先端、その凶悪な砲口にちいさな唇が近付き―――。
「んうっ……ちゅぷ、ぬ、ちゅううぅぅぅっ……!」

「あー! 叢雲ったらひとりでおちんちんしゃぶってる、ずっるーい!」
「おや……意外だね。ずいぶん積極的じゃないか」
真っ赤になった顔を伏せ、控えめな動作で俺の肉砲をフェラ奉仕する姿に、ようやく気付く二人。
もちろん雷も本気で怒っているわけじゃなく、響と同じで叢雲の反応をからかっているようだ。
「う、うるさいわね……! 戦場(いくさば)で指をくわえて見てるだけなんて私のプライドが許さないだけよ!」
だから別のものをくわえてるわけですね、と言うと殴られそうなのでやめた。
しかしこれは気持ちいい! 乳首とチンポをちっちゃな舌でトリプル刺激される快感、このまま死んでもいい!
至福の快楽に少しでも感謝の意を示そうと、響と雷の頭を優しく撫でる。
「わーい、なでなでされるの大好きー」
「じゃあお返しにもっと頑張らないと、だね」
小動物のように嬉しがりつつ、二人はいっそう熱心に俺の乳首におしゃぶり奉仕をしてくる。
雷の尖った八重歯が、時々ひっかくように膨れあがった先端をかすめ、それすら新鮮な快感を生み出す。
股間では、下から上へと、何度も肉幹をしゃぶりあげる叢雲。態度とは裏腹に愛情深い熱心なフェラが感激だ。
自分だけなでられる位置にいなくてちょっと寂しそうなので、あとでたくさん撫で撫でしてあげよう。

うっ、と我慢できないうめき声が漏れ、ひときわ反り返った肉棒が小さな口からあふれて、
叢雲の頬に先走りと唾液の混合液がぽたぽたとしたたり落ち、いやらしい匂いを振りまく。
「あっ、ぷぁ……!? ま、まだ大きくなるの……? そ、それに砲身みたいに熱くて硬い……!」
「ん。そろそろイキそうなんだね、司令官」
「えっもう? じゃあ雷が受け止めてあげるわ!」
射精を察し、ふやけた乳首から離れて股間の両脇に移動する響と雷。六つの幼い視線が今にも暴発しそうな砲塔に集まる。
いやいや、ちんちん担当の叢雲が頑張ったんだから優先権は譲ってあげようね雷、と諭す俺は空気の読める提督だ。
「べ、べつに譲られても嬉しくないし! で……でも、あんたがそう言うならしてあげる、わよ……」
「素直じゃないね。まあいいや雷、我々第6駆逐隊コンビは両弦からの刺激で司令官を射精に導こう」
「はーい了解。よいしょっ、んちゅっ……こうすると、なんだかハーモニカみたいで楽しいわね!」
まさにその言葉どおり、ぱんぱんに張った俺の肉砲塔の両脇を、きめ細かな幼い唇がぬりゅぬりゅと滑り、柔らかく圧迫。
ぷるぷると揺れる赤黒い先端には、どこか吹っ切れた叢雲が淫らなキスを振らせ、鈴口をれろれろと舌でほじくる。
愛情のこもった、しかし容赦ない三重の刺激に、高まる射精感をおさえられない。

「は、はやくイキなさいよ……! 私たちみたいな駆逐艦相手にこんなに勃起させて、ほんと変態っ……!」
「かまわないよ司令官。顔も服も汚していいんだ。いや、むしろそうしてほしい……!」
「我慢しなくていいからねー? 雷たちで、いっぱいいっぱい、せーえき、びゅーってして!」
いつもは見せない甘えたトーンや、年齢にそぐわない雌の情欲を交えた声が、どろどろに混ざって俺の脳を溶かす。
グツグツ煮えたぎり肉筒を上がってくる欲望の塊にあわせて、雷と響の唇が優しく根元から先端へとしごきあげ、
同時に叢雲の舌が射精口から栓を外すようにぬぽっと抜かれ……絶妙のコンビネーションの前に、ついに砲門が決壊した。
―――びゅるぅっっっ! びっ、ぶぴっっっ!!
「きゃ、や、ちょっ……!? い、イクならイクって、っぷあっ!?」
「わ、わわっ。すっごい出てる、射精(だ)されてる!」
勢い良く射出された白い砲弾は、叢雲のきりりと結ばれた眉に、透き通った髪の毛に、形のいい頬や額に、次々と着弾。
「司令官、こっちにも……!」
びゅるるるうぅっ、びゅるっっ! どぷぷぅっ、べちょおぉっっ……!
そのまま左右に照準を動かし、響のクールな、しかし上気した顔といわず軍帽といわず第二斉射を浴びせかける。
べちょん、とその白い頬を無遠慮に汚れた肉棒が叩いても、どこかうっとりした表情でそれを受け入れているのが艶めかしい。
「すごいすごい、元気いっぱいだね司令官っ……うわ、服どっろどろだよぉ」
胸元のトレードマーク、錨のエンブレムめがけびゅるびゅると放たれるザーメンを、雷がびっくりした顔で見つめてくる。
駆逐艦たちのキラキラした視線に見られながら射精する瞬間は、
大切なもの、純粋なものを汚すという背徳感もあいまって、何度経験しても実際たまらない。
自然と量も濃さもとんでもないことになってしまう。そしてやはり、思いっきり服ごと汚すのが俺のポリシーだ。
「Супер(スパー:凄い)……! 今日は……いちだんと濃い、ね」
なおも衰えない勢いの噴射は、駆逐艦たちのセーラー服に白濁した染みと精液だまりをいくつも作っていく。
左右にぶれながら響と雷を何度も汚したため、当然真ん中にいる叢雲には、ひとりだけ倍近い精液が放たれたことになる。

「な、何考えてるのよぉっ……め、眼が、開けられないじゃないっ……えううっ」
こってりと、何重にも精液でマーキングされた叢雲の顔を、どこか羨ましそうに眺める雷と響。
「毎日みんなに出してるのに、絶倫だなあ、司令官は」
「お疲れ様っ! あっ、お掃除してあげるわね! ……ん~、ちゅうぅっ!」
ぷるぷるした精液をあちこちに付着させた顔のまま、ちゅるちゅると管に残ったぶんまで吸い出す雷は本当にいい子だ。
響が、そして片眼を閉じたままの叢雲がそれに続き、ほかほかと湯気をたてる半勃ちの肉砲塔に濡れた舌がむらがる。
後始末が終わったら、まずは風呂に入って皆をきれいにしないとな。
続きはその後でたっぷりと……いや、湯船の中でイチャつくのも捨てがたい―――。

まったく、駆逐艦は最高だぜ!

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最終更新:2014年06月11日 21:58