提督×巻雲5-301

「夕雲型駆逐艦、巻雲といいます。司令官様、巻雲、お役に立ちますよぉ?」
「…」

新しくウチの鎮守府に加わった駆逐艦娘、名前は巻雲。

「? 司令官様?」
「あ…ああ、ようこそ我が鎮守府へ、巻雲。歓迎するよ」
「はいっ!よろしくお願いしまぁす!」

駆逐艦らしく幼気な見た目、ピンク色の髪、大きめのメガネと服、少し舌足らずで朗らかな喋り方。
ここまで言えば俺の言いたいことはわかるだろう。ドストライク、一目惚れだった。

「ようこそ巻雲さん。駆逐艦の仲間が増えて嬉しいのです」
「ん…巻雲、こいつは電だ」
「電です」
「電さん!巻雲の大先輩です!ここでも先輩ですね、一緒に戦えてうれしいです!」
「そ、そうらしいですね…『前』は面識はありませんでしたけど」
「こう見えてもウチの最古参でな。電、巻雲に隊舎や各施設を案内してやりなさい」
「わかりました。さあどうぞ巻雲さん、ついてきて下さい」
「はいぃ!」
「まずは食堂から案内するのです。間宮さんの料理はいつも美味しくて…」

和気藹々と会話しながら執務室を出て行くふたり。彼女らを見送って、未だ平静に戻らない己の心臓を自覚しながら椅子に座り込む。
常日頃から「一目惚れなど自分に限っては無い」と考えていたが、認識を改めねばならない。
まあ…白状すると、小さい娘は好きだ。気がついたらそういう艦娘ばかりの艦隊になっており、
自らの性癖に絶望しながらも受け入れ、それでも「変態たるもの紳士たれ」の精神に従って艦娘たちには提督として接してきた。
しかし…さすがに今回は、かなり厳しい戦いを強いられることになりそうである…


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我が鎮守府には、新しく入った艦娘は一定期間旗艦として優先的に鍛錬を受けるという慣習がある。
新人を戦力として数えられるレベルに引き上げるための措置なのだが、それはつまり…

「司令官様、何でも申し付けてくださいね!」
「あ、ああ…」

そう、その間はずっと秘書艦も務めるということである。必然、彼女と接する時間は長くなる。

「あぁそうだ司令官様、この間頼まれた資料作りができたので、見てもらえますか?」
「ん、うちの艦娘たちの各能力のリストアップか。大変だっただろ」
「はいぃ、でも皆さんが協力してくれたので。お話して仲良くなれましたし」
「そうか…ん、この欄の横の数字は?」
「はい、皆さんが「まだ伸びシロあるなぁ」と感じていらっしゃる項目も一緒に書き込んでみました。どうでしょう、余計でした?」
「イヤ…今まで近代化改修の時はいちいち尋ねていたからな。助かるよ」
「えへへー」

嬉しそうに笑う巻雲。そう、こう見えて秘書艦としても割と有能なのである。
一目惚れしたとはいえ、彼女の性格を掴むまでは判断を保留しようと思っていたのだが、戦闘もまじめにこなす優秀ないい娘であり
彼女への感情はより強くなる一方であった。
そんなこんなで気がつけば巻雲の姿を目で追ってしまうのだが、彼女は何故か仕事以外の時はいつもこちらを見つめているらしいのである。
その意図は不明だが、そのため彼女を見遣る度に目線がばっちり合ってしまうので、その都度俺はごまかしに苦慮することになった。
しかも嬉…困ったことに、「そちら」の方向の知識には疎いようで
一度あられもない中破状態(これが非常に際どい、というか見えていた)で報告しに来たときは正視できなかった。

「どうですか司令官様!巻雲、まだ何かお役に立て…あれぇー?」
「?…うわっ!」

いかん。そんなことを思い出していたらいつの間にか息子が反応していたようだ。
目ざとく見つけた巻雲が近寄ってくる。

「司令官様ぁ、なんか膨らんでますよ?それに…なんだか苦しそう?」
「い、いや!何でもないんだ、ただちょっと最近―」

溜まっていたんだ、とは言えない…ど、どうする。

「ちょっと疲れが溜まってて…」
「あーダメですよ司令官様。ちゃんと休まないと!ほらほら、あそこのベッドで少しの間でも横になって下さい。
巻雲に、何かできることありますか?」
「あ…いや…まぁ…」

俺の中で何かと何かが壮絶な戦いを繰り広げている。やがて―

「…じゃあ、ちょっとさすってもらおうか、な…」

済まない、顔も知らぬ全国の同志諸君。俺は、悪い変態になります…

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「…巻雲、こっちに来て」
「はい!」

ベッドに腰掛けた俺の正面に回る巻雲。

「男はな…疲れるとここが膨らんでしまうんだ。巻雲がさすってくれれば良くなると思うんだが」
「ほほー…巻雲、男の人のここ、見たことありません。どうやればよろしいですか?」
「まずズボンのチャックを開けて、取り出してだな…」
「はい…わわっ!」

窮屈な俺のズボンから俺のモノが飛び出す。ありえないこの状況に、既に十分大きくなっていた。

「わー…すっごい腫れてますね。痛いのですか?」
「痛くはないが少し苦しくてな、両手で優しく握って…」
「はい、こうですか?」

袖に包まれた細っこい指が俺の肉棒を包む。

「っ…、そ、そうだ…そのまま、上下にしごいて…」
「こう…ですか…?」

ゆっくりと手を上下に動かす巻雲。
それがどういう行為かも知らずに、言われるがまま男の淫棒を扱きたてる。

「ふあ…硬くて…なんかビクビクしてます…」
「う…もうちょっと…強く握って…いいぞ…」
「あ、なんか、お汁が出てきましたよ?」
「大丈夫だ…巻雲が上手く出来ている証拠だ…」
「そうなんですか…?それならいいのですが…」

健気に俺の愚息に奉仕する巻雲を見て、更に欲望がこみ上げてくる。

「巻雲…その…」
「なんでしょう?」
「しごきながら…っ、さきっぽを、舐めてみてくれないか…?」
「舐める…のですか?」
「ああ…そうすると、もっと気持ちいいと思う…」
「はい、分かりました…ぺろっ」
「っ!」

何の躊躇もなく亀頭を舐める巻雲。その熱くてヌルっとした感触に思わず反応してしまう。

「わっ…びくってしましたけど、大丈夫ですか…?」
「あ、ああ…少し驚いただけだ…続けて…」
「はい…ちゅ、ぺろ、はぁ、ちゅっ、ちゅっ…れろぉっ…」
「はぁ、いい、ぞ、巻雲…先っぽだけじゃなく、全体を舐めまわすように…っ」
「ふぁい…んー…れろぉーっ、はあ、えろーっ、ぴちゃっ、ちゅっ…こんな感じですか…?」
「ああ…」

あの巻雲が、何も知らずに俺のモノを舐めまわしている…
俺の醜い欲望に利用されているとは思ってもいないだろうその献身的な姿に言い知れぬ罪悪感が沸き起こるが、
今の俺にとってはそれも興奮を煽るスパイスでしか無かった。

「れろぉっ…はあっ、ちゅ、ぺろ、ちゅっ、ちゅっ、じゅうう、んくっ…はあ…」

俺の我慢汁と巻雲の唾液でてらてらと光る肉棒を巻雲が舐め上げていく。
その淫靡な光景に、俺の怒張は更に張り詰めていく。

「巻雲…っ、そのまま先っぽを…咥えて、舌動かして…」
「…ぱく、はむ…んく、ちゅっ、ちゅぅ…れろれろぉ…」

亀頭が巻雲の温かな口内に包まれ、ざらついた舌が鈴口を撫でまわる。
その肉感的な刺激もさることながら、拙いながらも俺の指示通りに奉仕しようとする思惟が嬉しくて、限界が近づいてくる。

「…ぅあ…っ、まき、ぐも…全体を、咥えて…っ、吸って…」
「くぷぅ…ちゅぴっ…んん、ちゅっ…ちゅううううっ…」
「…っっ…!」

どぷっ!びゅぷっ、びゅくっ…びくっ…

「わぷっ!こほこほっ、な、なんですかぁ!?」

欲望が巻雲の口内で暴発し、思わず口を離した彼女の顔面と眼鏡を雄汁で汚していく。
その嗜虐的光景に、俺の性欲は萎えるどころかますます昂ってゆく。

「はぁ、はぁ…スマンな。これは気持ち良くなると出てしまうものなんだ」
「ふぇ…?これがですかぁ?」
「ああ…巻雲のおかげで、とても気持ちよかったぞ」

顔についた精液を拭ってまじまじと見つめる巻雲。

「よくわからないけど…巻雲、司令官様のお役に立てたのなら嬉しいです」
「っ…巻雲…」

こんな下衆い事をさせているのに、その健気なセリフに罪の意識で押し潰されそうになる。
同時に愛しさがこみ上げてきて、俺は思わず巻雲を抱きしめていた。

「…し、司令官様?わむっ ん、んん…」

そのまま俺に奉仕していた可愛らしい桜色の唇に吸い付く。

「ありがとう巻雲…お礼をしなくちゃいけないな」
「え…? ふやっ! 司令官様ぁ、そこは…っ」

巻雲を抱き上げて膝に座らせ、ストッキングに包まれた太ももに手を這わす。

「わわっ…し、司令官様、そこさわっちゃだめですようっ…」
「どうして?」
「だ、だって、夕雲姉さんが触っちゃいけないって…」
「触ってたことがあるのかい?いけない娘だな、巻雲は」
「そ、そんなぁ…ひ、ひんっ、やあ…」

ストッキング越しに太ももの内側を撫でる度、俺の腕の中でピクピクと震えながら甘い声を漏らす。
俺への奉仕で自覚なしに発情していたのだろうか?自慰経験もあるようだし、見かけによらずエロっ娘だったようだ。

「ここを触るとどうなるんだ?」
「な、なんかぁ…ふわっとなって…ぼーっとなります…」
「俺がするのは嫌?」
「わ、わかんないです…」
「痛い?」

小さく首を振る巻雲。

「じゃあ気持よくしてくれたお礼に、俺が巻雲のここを撫でて気持よくしてあげよう」
「…っ」

ストッキングと下着越しでも、そこはもう熱く蒸れていることが分かる。
肉芽の場所にあたりをつけて強めになぞると、巻雲の身体がビクビクと痙攣する。

「…っあ、し、司令官様っ…はぁ、はぁっ…はあっ…そこ、びりってきちゃいますっ…」
「ここか…?」
「! ひゃん…そこ、あんまり弄らないでくださいぃ…」
「痛い?」
「痛くはないですけど、きゅんってきて、わ、わかんなくなっちゃいますっ…」
「いいよ…我慢せずにイッてもいいんだぞ」
「い、イくって…? っは、んん、やっ、司令官様、やあっ、やあっ、は、あああ~…っ」

ブルブルと身体を震わせたあと、荒い息を吐きながらくたりと俺に寄りかかる巻雲。どうやら達したようだ。

「気持よかったか?」
「わ、わかんないけど…すごかったです…あの、司令官様…」
「何だ?」
「か、身体、力入らなくて…」
「そうか…部屋に連れて行ってあげるから、今日はもう休みなさい」
「はいぃ…」
「それから…今後も『疲れた』ら、今日のをまたしてくれると助かるんだが」
「…はい…あの、巻雲にも、その…」
「…ああ。してあげるよ」
「んふー…♪ 約束ですよ…巻雲、司令官の…お役に立ちます…」

満足気な顔でまぶたを閉じる巻雲。どうやら眠ってしまったようだ。
今後の鎮守府生活に大きな罪悪感と期待が渦巻く中、俺は巻雲を抱きかかえて部屋に連れて行ったのだった。

 

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最終更新:2013年12月10日 18:08