提督×北上3-375

提督×北上3-267の北上視点。作者は違う方です。

 

提督と付き合うことになってから1ヶ月だけど、一向に進展はない。
大井っちはなんとか説得できたけど、一部の娘からはちょっと嫌われちゃったかな。
ああ見えて提督は割と人気者だから仕方ないね。
付き合い始めたきっかけがきっかけだったから、提督とはいつの間にか普段の日常に戻ってしまっている。
あの時はこう見えて、結構緊張したんだけどなー…
…そこで、あたしはある作戦に出た。

ガチャ
「おかえりー」
「おー、ただいまー」
提督の私室をたまり場にするのだ。名づけて「提督と一緒にいれば好感度だって上がるよね」作戦。
我ながら安直だけど、これぐらいしか思いつかなかったのよね、実際。

最初にやったときは正直ちょっと不安だった。
「何してんの」
「こっちの部屋の方がくつろげるし」
「あんまりそういうの良くないんじゃね?」
「いーじゃん付き合ってるんだし」
仮にも上官の私室に勝手に入ってるんだし、追い出されたり、引かれたりしないかな…とも思ってたけど
案外あっさりと提督は受け入れてくれた。…面倒なだけだったのかもしれないけどね。

「そういや雑誌届いてなかったか?」
「あーこれ?」
「それそれ、って人の荷物を勝手に開けるな。しかも読むな」
「まーまー気にしない気にしない、っていうか提督もこういうの読むんだねぇ」
「いや、どういうのだよ」
「『闇に隠された悲劇 艦娘へのセクハラ疑惑を追う!』」
「俺が読んでるのは連載されてる漫画だ」
「ああ、この『ファム痛クリアコミック GUNこれ』って奴?」
「そうそれ」
提督が定期購読しているというこれは、内容はよくあるいわゆるゴシップ誌。あたしはこういうの結構好き。
提督はオマケで連載されている漫画が目当てで買ってるらしいけど、あたしはそっちは正直良くわかんない。

「というわけだからそれをよこせ」
座椅子にどっかと座った提督が手を差し出してくる。
「えー、あたしも今読みはじめたばっかなんだけど」
「そもそも俺が買った雑誌じゃないか」
「ん~、じゃあ一緒に読む?」
「まぁそれでもいいけど」
…これは、ひょっとしてチャンス?なけなしの勇気を振り絞ってみてもいいかも知んない。
「ほい」
ポフッ

「んじゃ読みますかー」
わわっ…提督と密着してる…
「おい、人を座椅子替わりにするな」
「仕方ないじゃん、座椅子それ一つしかないんだし」
何の気なしにしたふりをして、あたしは雑誌を開く。良かった、拒絶されなくて。

「おおっ、なんかわけわからない理由で争いが始まったんだけど?」
「一応史実ネタが入ってるらしいからそれなんだろ、詳しくは知らん」
背中が暖かくて、実は内容は半分も入ってきてない。

「じゃあ目当ては読み終わったからどいていいぞ」
「えー、こっちのほうが本読むのに楽なんだけど」
「ふてぶてしいなおい」
…やっぱりあたしってば意識されてない?まあ、あたしだから仕方ないよねー…
「まーまー、読み終わったらどくからさ」
「まぁたまには他の記事も読んでみるか……」
でも幸いにというか、嫌がられてもないっぽい。これでうざいとか言われてたら立ち直れなかったかも。

「ん、どうかした?」
「いや、なんでもない」
いつの間にかゴシップ記事の内容に気を取られていたあたしは、提督の様子がちょっとおかしいことに気づいた。
…あれ、これはひょっとしたらひょっとするかも…?
そうして次のページを開くと、丁度よく刺激的な記事が目に飛び込んできた。

『闇に隠された悲劇 艦娘へのセクハラ疑惑を追う!』
記事の内容はとある鎮守府で一際激しいセクハラを受けたという
匿名M型駆逐艦2番艦Kさんという艦娘へのインタビューだった。

───ではKさん、普段の言動を曲解した提督が激しいセクハラを行ってきたと?
K「はい『ああ、お前の言うとおり俺は好きモノだぞ? へっへっへ……いつでもいいんだろう?』
なんて言いながら毎日のように執務室で体中をまさぐられていました……」

───執務室でですか!? 職場で取る行為とはとても思えませんね
K「はい、でもそれだけじゃなくてドックでお休みしようとするとベッドの中に侵入してきたり」

───公僕であるというのにそのような振る舞い、それ以前に人として言語道断ですね
具体的にはどのような行いを?
K「はい、背後から太い魚雷(意味深)をグリグリ押し付けながら
逃げられないように押さえつけられて執拗にお尻を撫でながらそのまま指をずらして私の恥ずかしいところを(以下略)」

…わっわっわっ。
あたしが腰掛けてた、ちょうど提督のその…アソコのあたりで、なんか動いてる。
これって、これって、あれだよね?
「提督ー……」
「……うん、言いたいことはわかる。すまん」

更に大胆に突っ込んでみる。
「提督ってもしかして欲求不満だった?」
「まぁ……最近は少し」
数秒間お互いに沈黙。
うわぁ…提督もあたしを女の子として見ててくれてたんだ…
これは、もしかして行けるんじゃない?
「あー……うん、あれだ。抱き枕のマネくらいならしてもいいよ」
何でもない風を装って言ってみると、腰に手を回して少し強めに抱き寄せられた。うわっ、うわぁー…
と同時に、提督のあの部分があたしのアソコをすーっと撫でていく。
ちょっとだけ体がビクっとはねた。
「……北上?」
やばい。多分あたし、今顔真っ赤だ。
「北上」
「な、なにさ。ていと───ンっ」
呼ぶ声に思わず振り向いたあたしの唇に、提督の唇が突然重ねられた。
びっくりし過ぎて体が固まっちゃったけど、提督が優しく撫でてくれたおかげでだんだん気持ちが落ち着いてくる。


どれだけキスしてたかわかんない。ようやく解放されたので、形だけの文句を言ってみる。
「提督ー……いきなりするとかちょっとずるいよ?」
「悪い、やたら可愛かったから」
かっ、かわっ…!?予想外の台詞に激しく動揺するあたし。
「いや……あたしはその、可愛いとかいうガラじゃ……いや、嬉しいけどさ」
「嫌だったか?」
んなわけ無いじゃんもー。
「いや……あ、そう言う意味じゃなくてその……嫌じゃなかったけどさ、ただ」
「ただ?」
「この態勢だと首が痛い」
「じゃ正面向くか?」
「……ん」
提督の腕の中で体の向きを変えて、提督にまたがって抱きつく格好になる。
その上、腰に手を回されて抱きしめられた。ヤバイ。これやばい。
「なぁ」
「ん?」
「続きがしたいって言ったら怒るか?」
き、来た。
「……別にいいよ……嫌じゃないし」
「そっか」

もう一度唇を塞がれ、それどころかゆっくりと舌まで入ってくるやばい。
あたしもしてあげなくちゃ、と慣れないながらも舌を絡めてると、頭の中がぼーっとしてくる。
「ん……ちゅっ……レロッ……ちゅぱ……」
ひゃー…提督の手、どんどん下に降りてきてる…あたしのお尻、触ってる…。
「っ」
お尻を撫で回していた手を止まり、て、提督の、指が、あたしのアソコ、触ってるよぉ~っ。
いつの間にかちょっと濡れてたこともバレちゃうかもしんない。

しばらくは提督はあたしの下着の上からなぞってるだけだった。つ、次は何されるんだろう…?
と、いきなり下着をずらされて、今度は、直接…!
「ッ────!!」
その瞬間、たまらず体が仰け反る。
提督はそれにも構わず、クチュクチュとあたしのアソコを弄っている。
羞恥と興奮と気持よさで、あたしは為されるがまま、提督に抱きついていることしかできなかった。

「ぁっ……くぁ……っふぁ……んんっ……!」
やばい。あたしの口から、あたしじゃないみたいなエロい声が出てる。
提督の指の侵略はそれだけにとどまらず、ついにあたしの一番敏感な場所に迫ってくる。
「て……とく……そこ……ダ、ダメだっ……あうっ!!」
当然とばかりに指は止まらず、あたしのクリトリスをいじめ続ける。
ぬるぬるになったソコが指で挟まれた瞬間、あたしの頭の奥でスパークがバチバチと弾ける。
絶頂を味わって、あたしの体はくたりと崩れ落ちた。

「……あー、死ぬかと思った」
「悪い、やりすぎた気がしなくもない」
「ホントだよ……って、わっ」
いつの間にか、提督のソコはものすごく膨らんでいた。

「えーと、とりあえずどうすればいいのかな」
「よければ手でして欲しいなー、とか」
ほほー…手で、ねぇ…
「うー、仕方ないなー。まぁさっきの仕返しもしたいし」
あたしだけ恥ずかしい思いをするのはずるい。多少手こずったが口を開けて取り出すことに成功する。

ブルンッ!

「うわ、グロッ!」
思わず言ってしまった。
「グロいとか言うな、一般的にはこういう形のはずだ」
一般的とか言われても、グロいものはグロい。けど、ちょっと傷つけちゃったかなぁ?
「んで、コレどうすればいいの?」
「いや、つつくな。あれだ、手で握ってしごいてくれ」
「こんな感じ?」
ヌチャッという音ととも提督のお…おちんちんを掴む。うわぁ…なんかヌルヌルしてる。
「なんかヌルヌルするんだけど」
「そういうもんだ、男も女も同じだろ」
そう言ってあたしのアソコをいじってた手を見せてくる。そこにも同じようにベッタリとあたしの…

ギュッ!

「イテッ! そんなに力入れるな、痛いだろ」
思わず手に力が入ってしまった。ちょっと気の毒な気もするが、あんな恥ずかしい思いをさせたんだからいい気味だ。
「じゃあ、仕返しとは言われたが黙ってやられるのもアレだから勝負な」
「ヘっ? 勝負って……っ!!」
いつの間にかあたしのアソコに伸ばされていた提督の指が、ツプッ……という音ともにあたしのナカに入ってきて、そのままナカをいじり回す
「ッ!……先にイッった方の負けな」
何その勝負…わけ…分かんない…
でも、勝負ということは、あたしだってシてあげられるということ。
さっき言われたように、必死に提督のおちんちんをしごく。
うん、提督の息も荒くなってきてる。多分…これで合ってる。
と、うわ、わっ…突然もう一本の指があたしのナカに入ってきた。
時々ナカの天井がグリッとされるだけで、腰が浮きそうになる。
あたしを気持ちよくさせようって気持ちが指や息遣いから伝わってきて、
それが嬉しくって、あたしも提督のおちんちんを気持よくさせてあげようと必死に手を動かした。

「……で、出る…!!」
「……くぅっ───!!」
提督の指がキモチイイところを何度目か叩いた瞬間、あたしは耐え切れなくなって達してしまった。
同時に、提督のおちんちんからも白いドロッとした液体―多分、精子―が噴きだした。

お互いそのままの姿勢で、しばらく余韻を楽しむ。

「う~ドロドロする~」
「そういうものなんだから仕方ないだろ」
おかげで手が汚れちゃったけど、提督のだと思うとフシギとそんなに嫌じゃない。あたしってばちょっと変態チック?
…で、次は、いよいよ…アレだよね。
「どうした?」
「いや……その」
あれ…しないの?
「最後まで……しないのかなーって」
こんなこと女の子に言わすなってー…
「や……北上が嫌じゃなければしたいかなー……と」
ここまでやっといて何言ってるのさ、したいに決まってるじゃん…とはさすがに言えない。
「ま、まぁあたしも提督が嫌じゃなければいいんだけどさー……」
「それはない」
いきなり抱きしめられる。そういうの、卑怯。
「わっ! ちょ! 提督、今汚いって!」
あたしのアソコ、ドロドロなのに提督のズボン、汚しちゃう…
「あぁ、明日洗濯に出すから大丈夫」
「そういうもん?」
「そういうもん」

いつの間にか、小さくなっていた提督のおちんちんは復活していた。
提督の上に座ると、それがあたしの…アソコに当って…うう、エロいなあ…
「んっ……」
「とりあえずできるだけ力を抜け、こっちもなるべくゆっくりするから」
「うん」
今までで一番緊張してるのにそんなこと言われても無理…
でも、今更止めるなんて絶対ヤダ。意を決して、提督のおちんちんを受け入れていく。
「っく……っつう……!」
噂には聞いていたが、かなり辛い。あんなのがあたしのアソコに入っていってるんだから当然だけど。
「はぁっ……はぁっ……」
痛みに耐えていると、提督があたしのちょっと露出度高めな上着をまくり上げた。
「わっ!?」
そのまま手があたしの胸を撫で、もう片方の乳首がちゅっちゅっと吸われる。
いきなりでちょっとびっくりしたけど、これは…うん、これはなんて言うかくすぐったいというか…悪くない。
時々歯で優しく挟まれて舌でちろちろってされると、思わず反応してしまう。
更に提督の空いてる方の手があたしのアソコに伸びて、敏感な場所をクリクリと弄られる。
「ん……ぁっ……! はい…って……くるっ……!」
それに合わせておちんちんが少しずつ入ってくる。さっきよりは…ちょっと楽になってる?
やがて、ちょっと引っかかってた感触(多分…アレだ)が無くなって、ついにおちんちんがあたしの一番奥まで入ってしまった。

「最後まで入ったぞ……」
「う…ん……す…ごい熱い……」
そう、痛いというか、熱いって感じ。提督のを全部受け入れられたことにホッとしていると、提督がぎゅっと抱き止めてくれた。嬉しい。
「少し……楽になってきた」
「じゃあ、ゆっくり動かすぞ」
「うん」

あたしの腰が持ち上げられ、ナカのおちんちんもズルリと抜かれていく。
腰が沈められ、おちんちんがまた入ってくる。
多分、それが気持ちいいんだろう。あたしが痛くても、提督がこんなに必死になって気持ちよくなってくれるなら、悪い気はしない。
それに、何回も繰り返されるうちに、あたしもちょっとずつ楽になってきた。

「提……督……」
「……なんだ?」
「結構……良くなって……きたかも」
提督には遠慮してほしくない。強がり半分で言ってみたけど、大丈夫かなあ?
「くぅっ……!」
あたしの言葉で、おちんちんが少し乱暴に入ってくるけど、思ったほどの痛みはない。あれ、本当に慣れてきた?
「これなら……いけるかな」

既にあたしの腰を持ち上げるのではなく、提督が自分で腰を動かしてる。
時々おちんちんがあたしの奥を叩くたび、あたしは提督に抱きついてしまう。そうすると、提督も抱きしめ返してくれる。
それがすごく嬉しくて、頭の中がふわふわする。痛みは、いつの間にかなくなっていた。
「クッ! イクぞ北上!!」
「あ…たしも……も……無理っ!!」
ふわふわはどんどん大きくなって、ついに弾けてしまう。
それと同時に提督のおちんちんがナカでビクビク震えて、あったかい感触がナカに広がっていく。アレがあたしの中に…出されてる。
それがなぜか無性に嬉しくって、あたしはずっと提督を抱きしめていた。
いつまでそうしてただろう。

「はぁ……疲れた」
「大丈夫だったか?」
「ま、まぁ最後の方はだいぶ大丈夫だったよ」
「そうか……ところで……」
あたしの中で、再びムクムクと大きくなる提督のおちんちん。
「……マジで?」
「スマン」
「はー……仕方ないなー」
そう言いつつも、あたしはちょっと楽しんでいた。
────翌朝

「あー提督おはよー」
「あぁ、おはよう」
「あのさー」
「だいたい言いたいことはわかってる」
「盛りすぎ」
「ごめん」

結局あのあともう一回に後ろから一回(超恥ずかしかった)、その上あたしのアソコにこすりつけてもう一回していた。
夢中になってくれるのは嬉しいんだけど、さすがにちょっときつい。体力的な意味で。
「割とかなり腰がだるいんだけど」
「うん、悪かった」
そのせいで、体中いろんな汁でベトベトだ。
「とりあえず汗流したいんだけど」
「……部屋に備え付けの浴槽があって良かった」

「提督ー」
「いや、ほんとごめん」
結局サカッた提督のせいで2回戦突入、あたしの腰はガクガクになっていた。
やばい、もう朝食の時間だ。
「まー仕方ないか、んじゃ連れてってよ」
「……まぁそうなるよな」
甘えてみるとあっさり抱き上げられた。うん…これは結構…いい。

提督に抱っこされたまま食堂についた瞬間、無数の視線があたしたちに突き刺さる。まあそうだよねー…
提督があたしの席まで運んでくれたけど、向かいの大井っちが何かすごい睨んでる。あえて見なかったことにする。
「やー助かったよー」
「いやーどういたしまして」
うまく笑えてるんだろうか、すごい不安だ。

「ねぇ北上さん」
「んーどうしたの?」
「なんでまた朝からこんな派手な登場するハメになったのかしら?」
き、来た。仕方なく、さっきから考えていた言い訳をひねり出す。
「あー寝坊して慌てて走ってたら提督に激突して足捻っちゃってさー
それでお詫び兼ねて運んでもらったんだよ」
く、苦しいかな―?
「(笑)あら、でもあたしが北上さん迎えに行ったら部屋にいなかったんだけど」
「あーだって提督の部屋で寝ちゃったからさー」

ザワ…ザワ…

つい正直に答えてしまったが、よく考えなくても結構ヤバイ。空気ヤバイ。
しかし、突如あたしの脳裏に閃いたものがあった。

「提督の部屋にあった『GUNこれ』って漫画が面白くてさー。
部屋で読んでたらそのまま寝ちった」
「起こすの悪いと思ってそのままにして悪かった」

ナイスフォロー! 辻褄合ってる…よね?

「まぁ……とりあえずそういうことにしておいてあげますね提督?(笑)」
「お、おう」

ふぅー…さしあたって(提督の)命の危機は去ったようだ。(提督の)命があるって素晴らしい。
「提督ー『今度から』はちゃんと考えてねー」
「わかってる『今度から』はちゃんと考えてする」
まだ提督としたいことは、たくさんあるからね!  
   


おわり
 

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北上
最終更新:2013年10月31日 05:02