ゴリラガイドセクション

ここでは、ゴリラTRPGの概要や用語、特徴的なルールについての解説を行う。
なお、ルールについては後述する4.ゴリラルールセクションにて詳しく記載している。


■ゴリラTRPGとは

あなたはTRPGをプレイしていて、このような経験はないだろうか?

PL「ちゃんとハンドアウトに沿って、ルールに則ったキャラクターを作ってきたよ」
GM「お、じゃあキャラクターシート見せて」
PL「うん、ただ喋らないゴリラなんだよね」
GM「却下で」

・・・誰しも経験があるはずだ。
ゴリラをプレイする権利は誰にもあるはずなのに、悪意あるGMによってそれが叶わないのだ。
このような横暴が許されるだろうか。

このゴリラTRPGでは、そのような横暴がまかり通るTRPG界に警鐘を鳴らすべく、
ゴリラをプレイヤーキャラクターとして作成し、ゴリラの視点でゴリラの立場をロールプレイするシステムを提供する。
プレイヤー諸氏に素晴らしいゴリラライフ(略してゴリライフ)を楽しんでいただきたい。

 

■ゴリラTRPG用語

ゴリラTRPGの用語について解説する。
なお、一般のTRPG用語をある程度知っている前提での解説となっている。

  • GM:ゴリラマスター。ゴリラTRPGのルーリングやゴリリングを管理する。いわゆるGM。
  • PL:プレイヤー。
  • PG:プレイヤーゴリラ。PL1人につき1匹を管理する。いわゆるPC。
  • ROG:ロールオアゴリラ。ダイスを振るかゴリラを選ぶかという意味。いわゆるROC。
  • D:ダイスのこと。ゴリラTRPGではPL1人につき6面ダイスを2つ使用する。
  • 5:ゴリラにとっての神秘的な数値。
  • ゴリティカル:ゴリラ的成功を意味する。いわゆるクリティカルだが、ゴリティカルは判定の2D6が両方5である場合適用される。
  • ゴリリング:ゴリラのような行為を評価するルール。ゴリラのような行為そのものを指すこともある。
  • ゴリラポイント:ゴリラの生き様を表すルール。いわゆるヒーローポイント。
  • ゴリラレンジ:ゴリラが持つ独特の間合いを表すルール。ゴリラレンジは半径55mであり、ゴリラレンジ内は近接距離である。
  • バナナ:バナナである。バナナはおやつではない、リソースだ。
  • ゴリラパワー:ゴリラパワー。

 

■ゴーリランルールについて

GMはPGの行動や判定について絶対的な権限を持ち、時にルールに反する裁定を下しても良い。
これをゴーリランルールと呼ぶ。
ただし、ゴーリランルールはGMがルールを無視して好き勝手にやってよい、というわけではない。
あくまでもセッションを円滑に進めるために設定されたルールであることを念頭に置くこと。
また、ゴーリランルールを適用する場合は、極力「参加者全員が楽しめる結果」になるようにすること。
ゴリラは紳士的な生物だ。それを忘れてはならない。

 

■ゴリラTRPGの世界観について

ゴリラTRPGには舞台や世界観という概念は存在しない。
ゴリラが存在しうる世界なら、どこをシナリオの舞台にしても問題ない。
ジャングル、動物園、ニューヨーク、火星、未来、過去、ファンタジー世界、どこでもよい。
何故ならば、ゴリラに無限の可能性があることを証明することこそが、ゴリラTRPGの真の目的だからだ。
ただし、舞台設定にはセッション参加者全員の事前承諾を得ること。
※5.ゴリラマスターセクションにて舞台設定のコツについて記載予定。

最終更新:2013年08月07日 22:57