2012-07-15

 

今日ご紹介するのは、タイのバンコクにあるワット・サケットですっ! 

画像はプー・カオ・トーン(黄金の丘)に建設された仏塔で、本尊はこことは別の東にあるアユッティアー北部郊外にあります!

仏塔はもともとインドではストゥーパと呼ばれていまして、日本に仏教が伝わった時に上のぐるぐる巻いている構造をモチーフに卒塔婆というお墓に立てるあの木の板の形になりました。ストゥーパとは元々は仏教の開祖であるお釈迦様の遺骨(仏舎利)を収めるのことを言います!

こちらは日本の静岡県御殿場市にある仏舎利塔です!ワット・サケットとも形が似ていますね。 

実は日本を代表する寺院である法隆寺の五重塔も仏舎利塔の一つなんです。五重塔を見てみると、同じように上にぐるぐる巻いた部分がありますっ。

元々は仏舎利はお釈迦様の遺灰や遺骨を納めるものだったのですが、遺灰や遺骨には数限りがあり、やがて貴重な宝石を納めた代替仏舎利も現れ始め、どこに本当のお釈迦様の遺骨があるのかわからなくなっています。日本には754年に鑑真が、806年に空海らが仏舎利を持ちこんだと記録にはあります。

しかし、仏舎利信仰に対してはいくつかの批判も出ています。仏舎利があることで「ウチこそが真の正当な仏教の後継者です」という覇権争いの種にもなっており、お釈迦様の教えの一つである「全てのものはやがて朽ちる、物に執着してはいけない」という教えに反しているのでは?という意見もあります。

例によって一部の仏教知識的なお話になってしまいましたが、今日のご紹介は以上ですっ!あとは五重塔に関するちょっとした余談を指定校かなと思いまっ!(噛んだ)

世界最古の木造建築である法隆寺は日本書紀によると、一度火災で焼失したとの記述があります。最近の科学調査によると、現在の五重塔の一部は一度再建されたものであるとの結果が出たそうです。ですがそのことについて何故日本書紀で触れられていないのか、大きなミステリーとなっています。

本当に法隆寺は再建されたのか?されたのなら何故再建されたことについてどこにも触れていないのか。法隆寺は実は聖徳太子の怨念を鎮めるためのものではないのか?法隆寺に鳥がフンを落とさないのはなぜか?何故蜘蛛の巣が張らないのか、など、実は謎の多い建造物なんですっ!今日のお話は以上です!

と、途中で漢字を間違えちゃいました……。法隆寺の五重塔は謎が多いので、興味がある方は検索してみるといいかなと思いますっ!

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最終更新:2013年05月06日 17:44